2020.03.01

眼鏡選びは大丸心斎橋店メガネサロンで

Store Info

  • 店舗大丸 大阪・心斎橋店メガネサロン
  • 住所大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店本館6F
  • 電話番号06-6271-1231(代表)
  • URLhttp://www.majiko.co.jp/
  • AREA
  • 3
  • WEST

大反響の前回。

2020年1月の記事で反響をいただきました大丸心斎橋店本館6階「メガネサロン」さんの記事。ドイツの歴史あるカールツァイス社の測定機器が「見える」の未来を変える~それを支えるのは…大正11年より受け継がれてきた「眼鏡士」さんの力、すなわち人の力なのであった…というあらすじでございました。今回ご紹介するのは、アイウェアの世界、キーワードは「より良く見え、より良く見られる」です!

前回に引き続きご登場いただくのは同社の近藤さん。本日はここ「メガネサロン」で、来月に参列する結婚式&披露宴用の眼鏡の相談に伺ったのです。近藤さんは…「ご親族側ですか?ご招待される方ですか?」「お洋服はどんなお色目?」などなど、簡単なヒアリングの後にスッと展示スペースへ。

この美術館のような陳列を俯瞰で眺めながら思案されています。

時折、フッと惹き付けられたり…

迷いなく1点を選ばれたりと…。実はこの最中、近藤さんの中では、かなりの速度の演算が繰り広げられているのですが、タネ明かしはこの後に!

そうして集められてきた眼鏡フレーム、計8点!趣向もカラーも様々なタイプで、さらに私とのヒアリングを深めていこうと言うワケです。

まず1点目!第一印象は「ハデそう!」。そうなんです、赤の下地に色とりどりの模様が入る細フレーム。いくら晴れの日でもこれは勇気がいるかも、と不安に。それが一変!!

実際にかけてみると全く違う印象。これには驚きました!赤身の細フレームが抑制の効いた華やかさを演出。顔の表情がパッと明るくなるんです。さらには、

華奢なテンプルデザインの細やかなディティールが上品。結婚式&披露宴で残る写真って、皆様が高砂を向いているショットが多いですよね。だから、この部分に控えめなデザインを置き、

気品ある横顔を演出…という近藤さんの巧妙な計らいだったわけです。この近藤マジック…まだまだ続きます。

次はテンプルの幅が太いデザインが登場。これも思い切ったデザインにて、心がひるみそう!!

これも、かけてみると…表情は一変。アセテート素材のテンプルは非常に上品。レンズ部分がリムレスなので、正面からと横からの表情の変化が面白い!実はここにもポイントが。テンプルとレンズをつなぐポイントのゴールドは22金メッキを採用!!

ちなみにですが、冠婚葬祭の全シーンで活用できるのがホワイトゴールド、もちろん自身がゲストであってもホストであっても大丈夫。ただしイエローゴールドだと…シーンや自身の立場を選ぶため、ホワイトゴールドがおすすめとのこと。なるほど~知らなかった!!

次にご提案されたのは、超シンプルな1点。いやいや、結婚式なんだから、もっと華やかに…と思ったら、なんとスゴイ秘密が隠れていました。

そう3Dデザインだったのです。自分の顔が動くたびに上下の白カラーがチラチラとグッドインパクト。まるで揺れるピアスのような流動的なデザイン効果。ハッと目を惹くオシャレさなんです♪

幾何学をイメージさせるデザインも素敵。そう、ひと口に「華やかな眼鏡を!」と言っても、私が何を華やかと思うのか??それを近藤さんはじっと観察しているのです。つまりは、本人が言語化できないニーズを探っている段階なのですね。

続きまして…テンプルにメタル、レンズ周りにマット樹脂を配した、コントラストな1点。かなりシンプル、だから…質感が物を言う、難易度の高さ。

これも、正面と側面では趣きが異なり、味があります。冒頭で、近藤さんは「お洋服はどんなお色目?」と聴いてくださいました。私はダークカラーなんです、と答えたことから…

アクセサリーとの調和もご考慮されたそうなんです。シンプルで質感が物を言う眼鏡ならば、事前に選んであるアクセサリーと喧嘩しないだろうと。とてつもない洞察力でいらっしゃる。。。

しかも、こんなに軽くて柔軟性があり、長時間の着用でも疲れ知らず。披露宴の最後まで笑顔で過ごせそう!

次の1点もなかなかに技ありでして。レンズの上部、こんなに細やかな場所に溝を作り、赤い塗料を注いだデザイン。こんなところにデザインを施して、どんな効果が?と不思議だったのですが…

かけてみて、心底納得。これはスゴイわ。レンズ上部が淡くふわっと赤を帯びて、正面から見るとまるでメイクのアイラインのような効果に。それにより、顔の印象がパッと華やかに一変するんです。この印象操作は「眼鏡」にしかできない、「眼鏡」ならではのもの。自分の笑顔が好きになること間違いありません。気分、むっちゃ高まります。

次は、眼鏡が全体コーデの「刺し色」となる1点。ガルシア素材(エイの皮)に丁寧にブルーを染め込んだデザイン!用意していたワンピースを取りやめて、モードな装いを新しく買い直したくなってしまう!!

この眼鏡を中心に、服や靴、アクセサリーも一新したいっ!!!そう思わせるだけじゃ留まらず、これを付けて遊びに行く機会を増やしたくなるほどの嬉しいインパクトなんです。もちろん長時間の着用も安心、なぜなら医療用のステンレスをベースに、肌に密着する内側は柔らかなレザーが施してあるという、優れもの。感動!

次は、どことなくクラシカルな雰囲気漂う1点。クラシカルでありながら、近藤さんいわく「チャレンジングな眼鏡」とのこと。その理由は、このアンティークゴールド。ブリキを思わせるマッドゴールドは、晴れの日に相応しいとは決して言えませんが…

これも新しいゴールドの魅せ方として選択幅に入れるのもアリです、というチャレンジング。うん!確かにこれはアリです。少々トレンドを押さえたテイストで、髪型も凝りたくなってきてしまうから、嬉しい困りものですね(笑)

最後はこの1点で。黒の細フレームが安定の落ち着きを魅せるデザイン。まるみのあるフレームは、目前の相手に柔らかくて優しい印象を与えます。そんなフレームが一ケ所だけ「遊ぶ」のが、このラインストーン。

そう、この箇所にだけ、照明を反射する光のデザインを施すのです。何たる上品さ。顔のこの部分にデザインを施せるのは、まさに「眼鏡」の特権ですね。

ここで一旦終了!近藤さんは私が漏らした感想をすべて頭にインプット。私の嗜好はもちろん、どんな風に華やかに装いたいのか、どんな風に結婚式&披露宴を過ごしたいのか、どんな風な印象を求めているのか…まとめながらヒアリングは続きます。些細なニーズも読み取る様は、まるで占い師さんかカウンセラー。その読み取り力と想像力に脱帽なのです。

そう、全てはここに辿り着くんです。どうしたら私が自分自身の好みを見い出すことができるのか?そこに辿り着くための一連の流れ。こうやって選んでくださっていた最中に、最速の演算を重ね、ヒントが導き出せそうな計8点をセレクト。幅広いフォルム+素材+カラー+デザインを最適に選択してくださっていたわけなんですね!

ここで終わりじゃありません。フレームが決まればレンズ選びのスタート。前回ご紹介した高密度な検眼を経て導き出したデータも鑑みながら・・・

「用途」×「レンズ」×「フレーム」の無限の取捨選択から、私にとってのTHEベストを導き出す。気の遠くなるような作業かと思われますが、そこはさすがの「メガネサロン」。ド素人の私にも本当に分かりやすくプレゼンテーションしてくださいます。

何よりも私の納得と理解、いや、もう少し言えば「深い理解」に着地するための説明を駆使され、不安から期待、期待から“楽しみ”まで気持ちを高めてくれるのです。

今回のような「晴れの日用の眼鏡」だけではなく、スポーツをする成長期のお子さんや、家事から観劇までこなす奥様、デスクワークと日中の車移動をされる企業人…などなど、多様なニーズやシーンに「どうマッチさせるのか」をお客様と一緒に創り上げていくのだと。

「そうして、眼鏡が出来上がり、お客様の日常が始まってからが本当のスタート」と話す近藤さん。見え心地やかけ心地、些細な不安も聴かせて欲しいと話します。「私たちなら解決できる、自信があります」と。

どれだけ素晴らしいフレームに出逢えても、私の「目」にマッチングしなければ…不便と不都合の始まりです。双方をベストにマッチングさせる、プロフェッショナルがいてこそ…なんですね。 「より良く見え、より良く見られる」とは、この事だったんです。

大丸心斎橋店内にある歴史ある眼鏡店…といえば敷居が高く感じてしまうのですが、「認定眼鏡士」さんたちは親身になって話を聴いてくださいます。今かけている眼鏡がちょっと合わないかも??と思ったら、是非とも足をお運びください!

  • ※本文中、ご紹介順から表記
    ・FARBEN 47000円
    ・カルティエ 101000円
    ・タカノリ ユゲ 36000円
    ・シャルマン(ラインアート)49000円
    ・アクセル 38000円
    ・ルーカス ド スタール 270000円
    ・トレミー48 45000円
    ・ラインアート 45000円
  • ※価格は税抜
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