元気のない友達に。

「落ち込んでいる友達に、心斎橋で何かご馳走する時」これ、かなり力量とセンスが問われるシチュエーションです。ワタクシのおススメは「星乃珈琲店」のフレンチトースト。これさえあれば、「やっぱり頑張る」と最後には笑顔になれるから…ホンマにスゴイ。100の慰めの言葉を軽く凌駕する、奇跡の一食。まだ召し上がったことない方、是非ともこの記事を読んでみて。

その前に、かるーく星乃珈琲店の位置など解説。心斎橋筋商店街をまっすぐまっすぐ南下する時に、唯一信号がある通りを越えて、さらに2本の通りを越えたら…ひたすら左手斜め45度を見上げながら（周囲の方とぶつからないように！）さらに南下。ビル2階にこんな看板が見えてきます。

重厚感ある純喫茶風の店内はまるで別世界。商店街の賑わいとは一線を画した、静寂と落ち着きの空間。

陰影が色濃く、ささくれだった気持ちも次第に静まり、友人同士でゆっくりと話を重ねるにはもってこいなのです。

このお店で目が惹き付けられてしまうのが「照明」。こんな風に洋のデザインもあれば・・・

和の設えもあったりと…。言うに及ばず、光や灯りが心象に与える影響は大。落ち込む友達も、少しずつ自身の問題を整理しながら、話を続けてくれることかと。。

前向きな気持ちになれるまで、あともうちょっと。そんなタイミングで「フレンチトースト」をオーダー。さて、どうなるか？？？

テーブルに運ばれてきた瞬間に、まず最初のインパクト。糖の熱される香ばしくも甘味を帯びた香り。さらには、ジンワリと伝わる熱々の温度。これだけでもかなりのグッドインパクトです。

そして視線を奪うほどのこのボリューム！「これ、全部食べていいの？？」と、気分が高まること間違いありません♪4枚切りのトーストを約1枚、まさにまるごと使ったボリューム感。

一晩じっくりとフレンチトースト液に漬け込むこともある、という綿密な仕込み。厨房スタッフさんは、トーストの中央にまで熱を行きわたらせ、なおかつ最適な焼き目をつけるために、その日の温度や湿度も鑑みながら…五感をフルに動かして焼き上げるそう。そんなフレンチトーストには、

ポットのまま提供されるメイプルシロップをた～っぷりかけて…召し上がれ！

それは、まさに言葉を失う瞬間です★トーストはふんわりと軽く、それでいてジュワっと甘味が広がる焼き具合。中はトローリ＆プルプルなのに、パン生地感がしっかり活きて。この両極端な双方が混在するとは、、、なんて強気なフレンチトーストなんでしょうか！！

このクリームがまたスゴイ。「すでにバター」と銘打ちたいほどのミルク感。強烈なインパクトでありながら、トーストを上手く際立たせる名脇役。食べ進めるほどに幸福感が高まってくる♡自分の元気が再活性化される♡

そしていよいよ最高潮の瞬間。一片をモグリと口いっぱいに含んで味わうと…「やっぱり、頑張ろう」って思えるから、スゴイ。丁寧に作ってもらった本当に美味しいものを、しっかりと噛んで味わえれば、次第に元気が出てくる、この不思議な力。それが星乃珈琲店のフレンチトースト。

これまで何人の友達を助けてくれたきたことか、ありがとうございます♡

「落ち込んでいる友達に、心斎橋で何かご馳走する時」これ、かなり力量とセンスが問われるシチュエーション。いくら言葉をかけても凹み続ける友人には、この一食。きっと最後は笑顔になれる…不思議なフレンチトーストです。