「好きのプロ」

好きなことを仕事にするのは相当な覚悟がいるのだとか。理想と現実のギャップ、「好き」だけでは支えきれない忙しさ、自分の「好き」を利益に変換していかなければならない葛藤･･･。ワタクシのように「￥＝♡」で仕事しているのとは違って、自分の道に仕事を見出していった女性たちには相当な覚悟があるのかと。そんな中、ワタクシが「好きのプロ」と感服してやまないのがこの方。

natural coutureの永井店長なのです。永井さんが同社に入社して10年、心斎橋店に配属されて約4年。
たとえば、この「anello」のバッグのエピソードはなかなかに感慨深い。永井さんは、持ち前のバイタリティとフットワークの 軽さで「anello」へと交渉に乗り込み、この商品のファンの一人として、「是非、心斎橋の natural coutureに置かせて欲しい」と直談判。

その熱意が伝わり、当初は約7種のアイテムを店頭に。それが、ここまで「anello」が注目される前のことだというから、永井さんの着眼力もセンスの良さも伺えるというもの。そしていまや・・・

定番のリュック型は多種、珍しいボストンタイプも。

さらに希少なレザータイプもそろっています。心斎橋筋商店街内でも「anello」の品揃えに関しては、他の追随を許しません。そんな永井さん、ゴリゴリ×バリバリのキャリ～ア女性かと思いきや･･･

すっごく柔らかくてふんわり＆ほんわか女性。商品アイテムを紹介してくれるときのキラキラした目が印象的！ほんとうに、この人自身がnatural coutureの大ファンなんだなぁ！と思わずにはいられません。まさに「好きのプロ」です。憧れちゃいますね。そんな永井さんから秋のアイテムを紹介いただきます。

まずは秋口にも勢いが止まらないプリーツ素材。左のスカーチョも右のスカートも秋色になってきています。このくすみ感、たまらんですね。魅力は・・・色だけではありません、

スカートの素材は「ヴィンテージ・サテン」で、トーンを絶妙に落としたブルー。サテンといっても、ギラギラと光沢をもったアレではなく、サテンの柔らかさをそのままに、上品な雰囲気を凝縮。ちょっと大人っぽい一点です。

カラシカラーのスカーチョは伸縮性↑。履き心地を追求した一着は、立つ・歩く・止まる、といった一連の動作に弾みをつけて。自然な動きがプリーツを美しく波立たせるのですね。

カラーバリエも豊富なので、夏に活かしきれなかったトップスも秋に出番を作ってあげられます。

natural coutureは今年の春にコンセプトを一部変更。質感や着心地のアップ、ディティールへのさらなるこだわりなど、永井さんも展示会にわくわくとするほどなのだとか。「細部にまでこだわりつくして、値ごろ感は変わらず。この秋も期待してください」とニッコリの永井店長。

それを象徴するのがこのタンク。

デコルデを美しく魅せてくれそうな曲線にはキラキラと細やかなディティールが。タンクカラーに合わせて、ディティールも好相性なカラーマッチに。この配色がさすが！と唸らせずにはいられない。で、このタンクをどう合わすかというと・・・

ブラウスの肩にチラリ。

スキッパーのデコルテにチラリ。

そう、プリーツ＆秋カラートップスに、タンクのディティールでレイヤードポイント！ああ、なんともまぁ、女子力の強力発信。これ以上の足し算も引き算もいらない、演算を重ねて真ん中のいいとこ取りしたようなシャトーブリアン♡♡美味しすぎます。

たとえばこのトップスなんか、一見プレーンながらに細工の宝庫で、表後のリバーシブル使いがいけるばかりか、こだわられた生地の質感とこの一本のタックが・・・

絶妙な「とろみ感」をかなえてくれています。しかも、

袖のクリンとした折り返しが、肩～肘～手先の「とろみ感」も演出。

さきほどのタンクもカラーバリエ豊富ながら、こちらのトップスもスキッパーブラウスもカラーバリエは幅広い。と、いうことは、組み合わせは無限。秋カラーを意識して、自分好みのコーデが仕上がるということですね。

さて、秋冬といえばファーの季節。同店でも早速new arrivalがお目見えです。

色合い絶妙な上に、ファーなのにカジュアルフォルムの「サンダル」が新しい！

クラッチはインパクト絶大なヒョウ柄がおすすめです。

素材・カラー・フォルム・コーデの全てが「ふんわり秋」に向かうnatural couture。「彼氏も同社の秋カラーをほめてくれます！」と男性ウケも太鼓判の永井店長。んん？彼氏いるんですね!?ねぇねぇどんな人？彼女募集中のオトモダチとかいません？ねぇねぇ。などと・・・突然公私混同私利私欲、恥も外聞もないワタクシにも「ふんわり秋」が訪れますように♡