心斎橋にゾンビがやってきた
Store Info
- 店名「ゾンビ防衛大学」
- 住所大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
大丸心斎橋店北館14階イベントホール - URLhttp://zdu.jp/index2.html
(公式)
- AREA
- 2
- WEST
やりたくない仕事NO1
高い所も、爬虫類も、コースターも、ボロボロな自分のスッピンも、70過ぎた実母のウィンクも、ぜ~んぜん怖くないワタクシですが、唯一怖いのがお化け関連です。ゲームも映画も一切ダメで、プライベートではなんとか回避して生きてきました。しかし、7/19(土)から始まった大丸心斎橋店のゾンビ屋敷「ゾンビ防衛大学」のレセプションへ行きレポートせよ…との仕事が入ってしまいました。仕事、ですからね。うん、仕事なので。そうです、仕事なんですから。やりますよ、はい(怯)。震えるワタクシに、ディレクターが“強力な助っ人”を送り出してくれました。それが…
助っ人は、この方
なんと!京都山城創業明治2年、お茶の老舗、心斎橋「宇治園」の重村会長!なぜにそんなビッグネーム氏が助っ人に!?ニコニコと笑顔の重村会長は御年77歳。「あんたな、生きてる人間が一番怖いんやで。大丈夫や、一緒に行ったらええねん」と、重みのあるお言葉で元気付けてくださります。
ついて行きます!お願いだから、置いてかないでください。頼りにさせてください。すがる思いで会長の後をピタリとついていくのです。
「ゾンビ防衛大学」のあらましは…ゾンビの脅威に怯える全世界。特に出没率が高い大阪に建設中のこの大学。完成真近の建物に、演習用のゾンビが送り込まれた。そこで、異常事態が勃発する、というもの。まずは、一等教官の御巣鷹氏から、注意事項や演習の進み方をご指導いただくのです。音や照明を効果的に用いた、緊張感高まるイントロダクション。ワタクシはといえば…あまりの恐怖に
下を向いてしまい、教官から「聞いているのかっ!」と怒られる始末。この先、怖くて進めません。もう、退学にしてくれてもいいです(怯)。
この「ゾンビ防衛大学」が一風変わっているのは、リアルゲームの要素を散りばめている点。いわゆるお化け屋敷とは違い、入場者には“ゾンバリアー”というミッションが課せられるのです。つまり、怖がっていては何も終わらない。使命感を持ってルートを選択しながら(ゾンビに脅かされながら)進むわけです。なんのため?そりゃー人類のためです…って、ワタクシには重すぎます。でも行くしかない。だって御巣鷹教官だって××××なことになっちゃうし、ゾンビは△△△△になっていくし。
「さあ!行け、行くのだ!左は脅威のゾンビが待ち構えるルート。右は比較的安全なルートだ」と、恐怖度選択ができるのも「ゾンビ防衛大学」の特徴。もちろん、右ですよね?と思った矢先、スイスイスイっと左へ向かう重村会長。ちょっと待ってください!
この日はレセプションというだけあって、各種メディアの入場者が多かったのですが、緊張のイントロダクションで皆、無言に…。屈強な男性たちだって、怖がってますよ。なんとなく皆で離れないように、ゾロゾロと歩みを進めるのです。先陣を切るのは重村会長。みんなの期待を背負っています。
ほらほらほら、気味の悪いモニター。こんなモニターが各所にあって、建物内で起きているであろうことを流しています。今から、こんな目にあうんですよって予告されているかのような…。嫌だ嫌だ嫌だ!帰りたい!
ほら、出た。やっぱり出た。いまだから言えますが、こんなのは序の口の序の口。この後も、最後も、言葉に尽くせない更なる※%○●#(;゚;Д;゚;)の連続なんです。しかし、 “ゾンビバリアー”というミッションが課せられるワタクシ。怖がる心に打ち勝ち、進まなければなりません。人類のためですから、仕事のためですから。何より、進まないと出られないんですよ!一番の恐怖はルート選択なんです。この扉の向こう…、やっぱり出たー!が、あったりなかったり、と思ったら意外な所からゾンビが登場したり。
ニコニコと笑いながら重村会長は進みます。「そんなに怖がらんでも、この世は生きとる人間が一番怖いんやで」と、繰り返しながらニッコリ。入場者の中で一番余裕を保ちながらゴールされました。ワタクシ始め、他の参加者は、なんともグッタリ。やっと、終わった…と思ったら終わってはいなかった!
ワタクシたちは「ゾンビ防衛大学」をまだ入学してもいなかったのです。この特待生学生証をもらうためには、出口にて筆記試験に回答しなければなりません。そして、試験問題のヒントは、全て会場内にあるのだとか。あのモニターが、あの仕掛けが、全てが答えとヒントだったんです。そんなの、怖くて進むのに精一杯で、一切見てないよ!「ほな、もいっかい入って、隅々まで調べたらええやん」と言う重村会長を必死で止めて、チキンなワタクシは入学辞退をしました。謎解き要素まであるとは、かなり面白い。勇気があって推理力も自信のある方!是非チャレンジしてみてください。
「ところでゾンビってなんやの?」と、重村会長。「何らかの力で死体のまま蘇った人間です」とディレクターが説明すると、少し怪訝な表情に。
重村会長「ほな、半分生きとって、半分あの世ってことかいな?」
ディレクター「そおいうことになりますね。足もついてますし。半分は人間ってことかな」
重村会長「そんなケッタイなの、生きとる人間よりもアカンやろ。そりゃカナンわ」
この日いちばんの重々しい言葉で締めくくられ、この日の取材は無事完了とあいなりました。
- 【入場料金】※全て税込み価格
一般 当日 800円
大・高・中学生 600円
小学生 300円 ※未就学児は無料
【時間】
午前10時~午後8時 ※最終入場午後7時30分
午前10時~午後2時/普通クラス(ファミリー向け)
午後2時~午後8時/夜間クラス
【注意事項】
・妊娠中の方・心臓の弱い方・体調の悪い方・発作性の特病のある方は
ご入場をお控えください。
・未就学児単独でのご入場はお断りします。
・混雑状況により受付終了時刻の変更や入場制限をかけさせていただくことがございます。
・当日券は現金のみの取り扱いとなります。
・駐車場サービスの対象とはなりません。