5年、10年。愛着の一足
Store Info
- 店名ドクターマーチン心斎橋 ヨーロッパ通り店
- 住所大阪市中央区心斎橋筋2-8-27
- 電話番号06-7662-9292
- URL
http://www.dr-martens.co.jp/
blog(公式ブログ)
やっと!取材許可がでました!
なつかしい!という人も、新鮮に映る人もいることでしょう。あの「ドクターマーチン」を、満を持してご紹介します。最近は、20代女性もあの黄色ステッチで闊歩しながら、胸元には往年パンクのロゴをしたため、40代オジサマたちの視線を集めるなんて光景も。そんなマーチン、心斎橋に来ていました。商店街の中で唯一信号のある通り。あの東西の通りを西へ向かった南側。突如、ほんとうに突如として現れるのが「ドクターマーチン心斎橋 ヨーロッパ通り店」。2014年の夏に、あんまり誰にも知らせずに、こっそりとオープンして、今や口コミは拡大中です。
さて、手始めにマーチンのおさらいを。遡ること1940年代。お医者様のマーチン氏はエアークッションの効いたブーツを発案。1960年代にはイギリスの靴製造メーカーが特許を買い取ったことで、1970年代のパンクブームへとつながっていくのです。そう、当時のサブカルチャーのアイコンとして君臨したわけです。画像は…お馴染みの「1460」8ホールと10ホール。懐かしい?新鮮?どう???
1990年代には巨頭2社が凌ぎを削り、2000年代にはアイテムが多彩に広がります。元は軍の、次に労働者の、そして音楽シーンに、今は街場へと闊歩するマーチン。さて、ここ「ドクターマーチン心斎橋ヨーロッパ通り店」は、他のオンリーショップとは異なる品揃えが特徴なのだとか。
店頭には2000年代から広がった幅広いテイストが並びます。サイケを思わせるフラワーや、マーク・ボランが脚を組んでそうなゴールド、スチール照りつける一足はシドを彷彿とさせる…??いや、オバチャンの回想はいらんのですが、時代とジャンルをイメージさせるようなテイスト&デザインは、2015年の今、すっごく新しい。
そして何より驚くのが!キッズサイズのマーチンたち。皮やエナメル素材の6ホールは親子で購入するお客様もいるというから何ともかわいい。こちらも、きちんと黄色のコバが入って、定番の黒や赤茶はもちろん、カモフラにユニオンジャックにピンクまで。ハイカットやローカットもズラリです。パパやママとおそろいなんて夢ですね!
英の通学バッグとして知られるサッチェルバッグも、マーチンの手にかかればご覧の通りです。
定番「1460」と同じ皮を用いたSmoothレザーは、使い込むたびに自分のテイストが刻まれそうですね。そして、イギリスやポルトガルやスコットランドの繊維メーカーとタッグを組んだアパレルの展開も。この独特のフレグランスがたまりません。
さて、ここでもうひとつおさらいを。マーチンをマーチンたらしめる靴底。空気を含ませ、クッション性を持たせたゴム素材のソールを皮とつなげて一足とする。その「Bouncing SOLES」、当時は相当に斬新な発想だったのだとか。だから皮とゴムをつなげる黄色のコバはマーチンのアイデンティティそのものなんですね。
そんないろいろを教えてくれたのは「ドクターマーチン心斎橋 ヨーロッパ通り店」の堀様。商品の説明から、歴史&伝統、マーチンが持つ世界観まで体現する、生き字引のようなスタッフ様です。そんな堀様の一押しを選んでいただき、画像をパシャリ。お手元に持っていらっしゃるのは…
「ドクターマーチン」のシンボリック的なVINTAGEの一足。本国イギリスのオリジナル工場で一足一足丹念込めて作られたMADE IN ENGLANDシリーズの中でも、カンパニーカラーとなっている“オックスブラッド”の1点。レザーは創業当初に採用していた革を現代の技術で再現し、表面は革本来の毛穴を残し、重厚感とワイルドさを残しています。
店内はその“オックスブラッド”カラーを基調に重厚なデザインがほどこされ、アンティークな世界観にはロンドンイメージが高まります。一歩外に出れば「心斎橋」というのも味ですね~。往年のコアファンもマーチン初心者も、まずはこの空気感をぞんぶんに味わってください!
さて、店内一画にはメンテナンス専門のコーナーもあります。「もともと耐久性が高く、また、履き崩すほどに味が出るブーツなので、特別なメンテナンスは要らないのですが。大切に履きたいというご希望の高まりから、メンテナンスのアドバイスもしております」と話す堀さん。これから5年、10年と愛着深めたい一足を、ぜひ 「ドクターマーチン心斎橋 ヨーロッパ通り店」でどうぞ!