皆様も必ずや一着は持っている「アレ」

さて、皆様も必ずや一着は持っている「アレ」の話題です。2003年に誕生し、世の中を温かい冬としたユニクロのヒートテック。カンパニーヒストリーと共に代名詞ともなっているフリース。その取材を前に、家中のユニクロ・フリースを並べてみたところ8着。ヒートテックは5着。むっちゃお世話になっていますm(_ _ )m。何度も着倒し、洗濯して、雨にぬれても雪に降られても、ワタクシを守り続けてくれた計13着。先日の衣替えで並べなおし、バッチリたんすに納めました。さー、寒波も寒気もかかってこい、です。

「今年はさらにパワーアップしている」とは、ほんとに毎年聞くのですが、その進化たるやすさまじいものがあります。まずはヒートテック。初めにお伝えしたいのは、レギンスの進化です。みなさん、待ちに待ったエクストラウォームレギンスですよ！「アレがあればいいのにー」と想像した未来がついにやってきたのです。その威力はいかほどのものか…

生地の編み方を変えて厚みを持たせると共に、肌面を起毛させ空気を含む層をつくることで、従来のヒートテックインナーと比較して約1.5倍の暖かさをかなえたエクストラウォームのレギンス版。コレさえあれば、冬場の外歩きもポカポカです。ショート丈のボトムもガンガン行けます。「オシャレは我慢」とは誰の格言だったでしょうか。もー我慢しなくていいんです。

2013年のエクストラウォームも事件でしたが、今年は更なる事件が降ってきました。温かいだけじゃない！着心地も進化しています。糸を編む際の“ループ長”を長くすることで、ストレッチ性を向上。縦横方向の伸び率を昨季商品比最大約25％の向上を叶えています。ヒートテックの生地を構成するレーヨンをさらに細くすることで、より滑らかな肌触りに。「温かいインナーはゴワゴワする」の概念をひっくり返す、優れモノ。しかもウィメンズのみ保湿成分“椿オイル”を30％増量。しっとりとした着心地も嬉しいですね。

従来のヒートテックももちろん健在。かなりタイトなトップスできめるときには薄手の従来タイプ。絶対寒さが嫌な時は「極暖（ごくだん）」で。使い分けもいけます。そしてメンズもタートルネック、Vネック、タイツが新規ラインナップ。 Vネックはシャツの邪魔をしないのでありがたいですよね。すみません。ワタクシ女性なので、男性の話題はこんぐらいサラッと流します！

さて、インナーを決めたら、次はフリースです。今年で20周年を迎えるユニクロフリース。ワタクシが保持する5着の中の1着は、もう3年選手でした。コレを着るときは○○をするとき！と、体がその感触を覚えていて、即心身が切り替わるマストアイテムです。まさに愛着です。が！愛着どころか、絶対勝ちたい勝負への飛び道具アイテムもお目見えする2014年。その実態は…

キーワードは、“プラス1.5度“。特殊糸を採用し、従来商品と比べ、衣服内温度が約1.5℃上昇するフリースを実現。その繊維の中には、なんと蓄熱と遠赤外線を放出する機能を備えた特殊なミネラルを練り込み、太陽光を熱に変換することで、従来よりも高い保温性も叶えています。さらには、ストレッチ性のある特殊フィルムを裏地と表地の間にはさみ、風を通さない加工を施したアイテムも。その上、20周年を迎える今年は、新たなフリーススタイルに打って出ているのです。それが…

「アーバンフリース」ラインの進化。皆様、フリースってアウトドアやスポーツ観戦など屋外活動に大活躍ですよね。いやいや、街歩きだって行けちゃうんです。ブラックやネイビーを基調にし、プルオーバー、ブルゾン、ワンピース、スカートなど、フリースだけでもファッショナブルにコーディネートができる、全7アイテムを展開。これ、かなりカワイイです。森から街へと還ってきたフリース！目が離せません。

その上、「Pコート」や「プルオーバー」もフリース展開。つまりは、デザインフリースでカフェに行ったり、雑貨屋さんをめぐったり、スィーツショップを物色したり、はたまたクリスマスディナーを…なんて光景が目前に来ているのです。それは決してカジュアルの範疇ではなく、ワンランク上のステージとして、です。コレ、すごいですよね！

そんないろいろを教えてくださったのが、島崎様。キレイな方です。そして島崎様から面白いエピソードを伺いました。昨年、ご友人がスノボのお供にヒートテックインナーを着用。極寒の雪山がアロハになるほどの効果だったとか…。こーいう活きた話に弱いワタクシ。さっそく「極暖（ごくだん）」とフリースを購入。即決でした。

家で待つ13着に優秀な新入りを加えて、冬支度はほぼ完璧。しかしながら愛着とは恐ろしいもので、お局や老兵に印籠を渡すことができないのです。なんとなく贔屓が後ろめたくて、全て大切にローテーションしてしまうんですよね。自分の“もうひとつの肌”であり、守ってくれるパートナー。少々くたびれても手放せない。これって、なんの心理なんでしょう…。