2014.10.01

食感ふんわりパッピンス
(夏だけじゃなく1年中楽しめる専門店)

Store Info

  • 店名雪のはな Dessert Cafa
  • 住所大阪市中央区心斎橋筋2-3-24ジャパンライフビル1階
  • 電話番号06-6210-4525
  • URLhttp://www.sulco.jp/
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    (公式)

いま、釜山スィーツが熱い

いま、全世界で最も注目を集めるスィーツ都市はどこか?答えは韓国・釜山の南浦洞(ナンポドン)。2014年の夏にはこの街で熱いスィーツバトルが繰り広げられたとか。蜂蜜アイスや液化窒素アイスが凌ぎを削ったニュースは日本でも話題に。それよりも大注目となったのが、伝統スィーツ、パッピンスの進化です。もともと釜山は貿易の港町。海外からの文化を柔軟に受け入れ、また、自国の伝統食文化を発展させていく硬軟自在さにおいては有数の都市なのです。はい、ウンチクここまで。ここからは「美味しいスィーツ」と「憧れの美人お姉さん」の話題です!

も~ウットリ。女性のワタクシも見とれてしまうほどの美しいこのお方は、李惠眞(LEE HYE JIN)女史。「女史」と書くにはワケがあります。実は彼女、釜山国立大学で栄養学を修めた超がつくエリート。その上、学術だけでは飽き足らず、韓国調理師免許まで習得してしまった技術者でもあるのです。ワタクシ、幸運にも彼女へのインタビューに成功!写真でも充分お美しいのですが、実物は1000倍凄いですから。後でまた登場しますので、しばしお待ちくださいね。

さて、才色兼備の李女史が手掛けたのがこのスィーツ。そう、あのパッピンス。9/2にオープンした「雪のはな Dessert Cafa」は、韓国スィーツファンが待ちに待った話題のショップ。北海道産ミルクを凍らせ、日本に一台しかないという特殊マシンで瞬間的にドサーっ!そのキメ細やかさは、うーん、例えるのが困難。なんせ「初めての食感」と言っても大げさではないくらい…比べるものが日本にはないんです。強いていうならスノーパウダー?それよりもっと、はかなくてサラリとしていて、それでいて濃厚で。液体を凍らせているにも関わらず、水っぽさはなく、さりとて口の中で溶け…。

ところで韓国で流行ってる英語の言葉「well being」は皆様もご存知かと。食べる事で未病を促進する、健康で安心満足できる生活状態、医食同源の考え方ですね。最近は「NO MSG」というキーワードもチラホラ。 「NO MSG」とは、化学調味料禁止のものよりも天然由来のものを積極的に身体に摂りいれようという考えかただそう。栄養学を修めた李女史も、まさにその考え方で当店のパッピンスメニューを開発しているのです。「伝統的な粗食のアイテムをふんだんに用いて、健康志向のスィーツを心斎橋に上陸させたい…」そんな李女史の想いがつまったパッピンスをご紹介しましょう!

こちらは「ブルーベリチーズ雪」。ミルク氷山の上にポコポコと乗るのは、ひと口サイズのチーズケーキとブルーベリなのです。ふわふわ食感のミルク氷に体にいいブルーベリとコクのあるクリームチーズ。酸味の効いたベリーのソースが、味覚のアクセントとなっています。スプーンで下を掘り進むと…また粉チーズとチーズケーキが入ってなんと味わいは3層に。これ、天丼とか海鮮丼くらいのおおきな器なのですが、たっぷり盛られたパッピンスを完食するまで全く飽きないんです。ひとくちごとに、味わいも食感も風合いも変化していくんですね。恐るべし李女史。

続きまして「黒ゴマ小豆雪」。この漆黒のヴィジュアルに一見ドキリ!とすること請け合いの一品。栄養成分において万能食ともいわれる黒ゴマをたーっぷりかけた一杯からは、すり黒ゴマの薫香が立ち昇ります。ミルク氷の甘さを引き立てる香ばしい黒ゴマ。小豆の甘みが全体を包んで「あー身体によさそう!」が実感できるはず。そしてひと口サイズのお餅が、食感の妙を演出。この商品に限らず、こちらのメニューには砂糖を一切使っていないのだとか。練乳とはちみつの天然の甘みにこだわっているそうです。

最後に「きなこ雪」。当店の代表的一品であり、韓国パッピンスの代名詞でもあるきな粉スタイルです。大豆を原料とするきな粉は栄養万能、女性の味方、毎日でも摂取したい万能粗食。たっぷりとかかったきな粉の下には、練乳を注いだミルク氷。スプーンで掘り進めると、またきなこと練乳が断層になって、混ぜなくても最後まで同じ味を楽しめる!リノール酸やオレイン酸を含むナッツや、ひと口サイズのお餅が食感ポイントとなって、もーまさに「美の一杯」。自然のやさしい味わいが嬉しすぎる!

そしてこちらにもご注目ください。「もちきなこトースト」です。2枚のトーストの間に挟むのは、なんとお餅!カリッカリのトーストにモッチモチのお餅は、期待を上回る食感です。こちらにもきな粉がたっぷりとかかり、ハチミツのやさしい甘みで全体を調和。ちょっと寝坊した休日のブランチに最適ですね。(前の晩飲み過ぎて)気だるい身体が、ゆっくりと起きていくことでしょう。

李女史が目指したのは「食事」のようなスィーツだそう。動物性たんぱく質(牛乳)と植物性たんぱく質、ビタミン&ミネラル&食物繊維(きな粉や黒ゴマ)。栄養価の高いトッピング(ナッツや小豆)。そして穀物(お餅)。こうやって書き出してみると、当店のパッピンスはバランス良しの一回の食事のようです。店頭エントランスではフルーツシャンデリアが目を楽しませるのですが、李女史いわく「次のメニューはフレッシュフルーツをふんだんに使いますよ」というメッセージだそう。たのしみですね。

今後の展望を伺うと「甘くて肥満の原因といったスィーツの概念を変えたい。どこにも無いものを生み出してみたい」と語る李女史。韓国伝統の「食」に関する考え方を受け継ぎ、なおかつ現代の嗜好やスタイルに沿って表現し続ける決意が窺えます。その真剣な面持ちは開発者であり学者であり。と思ったら…「だって、女の子には罪悪感なくスィーツを楽しんで欲しいから」と、かわいくニッコリ。惚れました、ヤラレました。本格的パッピンスが体験できるのは、日本国内では「雪のはな Dessert Cafa」のみらしく、連日満席がつづいているそう。いや、それでも足を運ぶべき。一生の一食に値します。それどころか、足しげく通ってしまう魅惑の一軒です。

  • きなこ雪 700円
  • 黒ゴマ小豆雪 850円
  • チーズ雪 1,000円
  • もちきなこトースト 450円
  • ※全て税抜き価格

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