大阪にハワイがあればなぁー

LOVE♡ハワイの風がビュンビュンと吹き荒れる中。ワタクシの元にもハワイ案件がチラホラ。さっそく、資料を探して本屋さんへと向かえば、ハワイ関連コーナーにはムック、雑誌、書籍の山。勢い込んで諭吉さん一枚分も本を買い込み、帰りにはパンケーキを食べて一息つく。あーでも、ワタクシ本人がハワイに行くなんて、しばらくは無理無理無理。大阪にハワイがあればなぁー（ゴロゴロ～ゴロゴロ～）。まさかのそんな妄想が叶ってしまいました。大阪にハワイが誕生したんです！

それは、アメ村のBIG STEP前。突如現れるコーラルピンクの3階建ての館。10/10のオープン前には「ナニガヤッテキタ？」と噂で持ちきりになったほどの存在感「リゾートキッチン ロイヤルハワイアン」。目印はエントランスに設置されたボート。これ、乗ってもいいそうです。さっそく、ウカレ体質のワタクシは記念撮影。コーナーを攻める！攻める！攻める！

さて、店内へと取材は進みます。1階のフロア＆カウンター、2階のフロア＆カウンター＆喫煙フロア、3階は16名から貸しきり可能なパーティースペース（屋外BBQコーナー付）にて構成される一軒。1人でも２人でもグループでも、その日の気分とシチュエーションでチョイスが可能。オフホワイトとコーラルピンクで構成される店内は、天井の高さや窓一面の自然光が開放感抜群。随所に飾られるハワイディスプレイも気分を高めてくれること請け合いです。

「大阪ハワイアン」をコンセプトに掲げる当店。”ハワイで体験するハワイ”ではなく、”大阪で体験するハワイ”がキーワード。随所に散りばめられる大阪をチェックです。ひとつめは「カウンター」。客人の目前で仕事を運ぶカウンター文化の発祥は、実は大阪。1階カウンターの向こうには、グリラーや鉄板が設置され、フードメニューの主力となるステーキやハンバーグが次々と仕上げられます。立ち昇る湯気や熱気、調理スタッフさんの真剣な表情が臨場感を煽るのですね。まさに大阪イズム。

ふたつめは「エントランス」。ここも大阪イズムの最たるものと、手前勝手に選ばせていただきました。大阪が誇る料亭文化が大切にするのが入口アプローチ。暖簾や香りは「風」を感じさせる仕掛けなのです。そして当店のエントランスには南国情緒あふれるファンラウンドが！くるくると回るオフホワイトのオブジェは、あの心地良いハワイの風をイメージさせるのです。エントランスから風を運ぶかのような表現に、気分は上がる一方…。うっとりです。

もしかしてコレも!?な、みっつめです。大阪は記念撮影のメッカ！あの、タロウも串の店主もキラキラの外車も。店頭に設置されためずらしーモンが大好きな大阪人の血を沸かせる、記念撮影アイテム。
カラフルなハイビスカスをラッピングしたボートは、撮影してその場で拡散したくなりますよね。
しかも「自分が乗って」ね。もちろん「自分が乗って」ね。当然「ひとネタ披露」もしてね。そんな府民欲求を十二分に満たしてくれる、さっすが大阪ハワイアン！

よっつめは、当店自慢の逸品「バッファローウィング」。熱々のダッチオーブンでグツグツと音を立てるチキンを、卓上でソースに絡める瞬間。ジューっと音と湯気と香りが立ち昇る臨場感がたまりません。

まだまだあつーい1本をムシャっ。外はカリカリ、中はふっくらのチキンに驚き、ソースの甘辛さが右脳を直撃。「これ、知ってる」「なんか懐かしい味」そんな感覚に捉われるはず。それもそのはず。大阪人の味覚に合わせてケチャップをベースに数種のソースを自家ブレンドした、大阪の味＠ハワイフードなのです。こ憎いですね～！

いつつめは「スタッフさん」。画像は当店を切り盛りする木下店長様。木下さん率いるスタッフ様たちもみんな笑顔でパワフルです。ネームプレートには「ハワイのことは何でも聞いてください」など、ひとことメッセージも添えられ、メニューの説明で言葉を噛むと「シマッタ」と照れ笑い。その大阪的な屈託の無さがすごくすごくイイ！お酒に詳しいスタッフさんもいるので、ハワイビールの事などイロイロ教えてくれますよ。

さて、「いってみよーかな」な、気分になったアナタ！まずはお手ごろなランチもオススメです。
特筆はロコモコランチプレート。牛肉100％のハンバーグともなると、おもーくズッシリなイメージがありますが、こちらはふわふわの食感。牛ちゃんの旨味があふれています。ビーフランチプレートは果実の酸味を感じさせるステーキソースが秀逸！ボリュームマックスのステーキを最後までサクサクと食べ進む、甘酸っぱいソースにご期待ください。シェフの気まぐれランチ（平日限定）も日替わりの楽しみが満載。口の肥えた（ついでにソロバン勘定も厳しい）大阪人も納得の味わいなのです。

「スィーツは？」はいはい。女子の質問にもお応えしましょう。これが！すごい。店名ロゴをあしらったカップにぎっしり詰まるアサイーボウルは、ローストココナッツにグラノーラにイチゴにバナナにブルーベリー。ボリューミーなパンケーキには6種以上のフレッシュ果実がゴロゴロ。

どちらもフルーツを美味しく食べるために考え尽くされたメニューなのです。特にパンケーキは、砂糖控えめクリームが、スィートパンケーキと果実の自然な甘みをつないで、底に横たわるパンケーキが見えないほどのポーションでもペロリなのです。

さて、大阪ハワイアンの謎は解けましたでしょうか？ハワイの魅力をコピーした様々なお店が多い中、こんな切り口は今までになかったはず。心斎橋駅から歩いて3分のハワイを是非ご体感くださいね。