重ねて言いますが、フローズンヨーグルトの専門店です。

フローズンヨーグルトの専門店「YO. CAFE PARTYLAND」は、フローズンもトッピングもセルフのショップです。ピーチ・パイン・バニラ・抹茶・プレーンなどなど約16種のフローズンとナッツやグラノーラなどのトッピングが約30種。カップに好きなだけ注いで詰めて、220円/100gという重量計算。なんとも明朗な！と思いきや、多彩なフローズンとトッピングに目がまわる…嬉しい複雑さを併せ持つ一軒なのです。

そんな「YO. CAFE PARTYLAND」ですが、今回は別の切り口で。ご存じの方も多いかと思いますが、店頭でクレープをテイクアウト販売しています。このクレープ、ワタクシが一押しするにはワケがあります。順を追って、ご紹介しましょう。

通常のクレープテイクアウトは、スィーツタイプのクレープとミールタイプのクレープに分かれます。で、ここの面白い所はスィーツタイプのクレープが「ヨーグルトクレープ」と表記されている点。そう、フローズンヨーグルト専門店ならではの･･･特別なクレープなのですね。

では、スタッフ様お願いします。トロリとした生地をまーるい焼き器の上へ。薄く均等に伸びる生地に期待が高まりますね。

立ち上る、淡泊で芳しい薫香。うっとりです。だいぶ研修や研鑽や訓練を積まれたのではないでしょうか？と伺ったところ、小顔美人のスタッフ様は「それほどでも」とクールな返し！

今回は一番人気だという「イチゴプレーン」を注文。真っ赤なイチゴがゴロゴロと配されます。ここまででも期待はマックスに。イチゴの断面はツヤツヤで、みずみずしさが見えるほど

モコモコとしたクリームが添えられ完成は間近。実はこのクリームにこそ、この店ならではの策が秘められているのですが、それは後ほど。

　

みてください、真剣な職人の面持ちから「ニッコリ」への劇的変化。この緩急も当クレープの魅力のひとつでしょう。この時ワタクシの後ろにはお客さんが数組。1日100以上は売り上げる人気ぶりに、客足が絶えないのも頷けるというもの。

さて、では、満を持していただきます。温かいクレープ生地に冷たいクリーム。フレッシュなイチゴもゴロゴロです。ほんとに食べていいんですよね、食べますよ、食べちゃいますね！

まずはクリームから。「!?」。違います、生クリームとは明らかに違います。ふわっとしたスフレのような感触。トロリというよりモッチリ？少々固めで密度が高い！ほどよい酸味は･･･もしかしたらヨーグルトでしょうか？？

ここで店長様が登場、クリームの謎に迫りました。なんと、このヨーグルトクリームは幾度も試作を重ねて食感も味も理想型にたどり着いた逸品なのです。「生クリーム：ヨーグルト」の割合は、もちろん企業秘密。水分を多く含むヨーグルトを用いた「濃度」に難儀したのだとか。さわやかな酸味とコクが調和して･･･、

イチゴやバナナやチョコレートソースが、グンと風合いをアップさせます。ヨーグルトの底力が分かりすぎるくらい分かりやすい逸品。特にシンプルな「イチゴプレーン」や「バナナプレーン」や「イチゴバナナショコラ」で、その威力を発揮するそう。

さすがフローズンヨーグルトの専門店、クレープもひと味違います。心斎橋のぶらり歩きのお供に、是非ともご賞味くださいね。