問題は、足元だ。心斎橋「卑弥呼」に相談だ。

クロップド丈やミモレ丈、チュールスカートにガウチョパンツ。丈もフォルムも、ほんっとうに難しくなってきている2014年。こんなに選択肢が増えている秋は、ワタクシ、ウン十年間生きてきて初めてかもしれません。ボトムの種類がこんなに増えているのに、シューズケースの自前アイテムはまさに貧弱…。そりゃそうです。スカートもパンツも同時にあふれて、しかもその種類がここまで細分化され、どれもこれも魅力的なのに、私のお財布はいっこだけ。困りは怒りに変わり、「もーえーわ。一生ジャージとサンダルで生きたるっ」と河内オッサン目指す前に、まだまだ取るべき手段はある！

全ての問題を解決するのが通称「オジ靴」。いわゆるオーセンティックな紳士が履いてそうなシューズデザインのこと。それにしても「オジ靴」とはなんともユニークなネーミングです。ネットで検索しますと、「オジ靴、かわゆい」「オジ靴がキュート」「オジ靴、鬼カワイイ」などなど、対象語の例文回答例みたいな検索結果。2010年の浮上以来、たびたび登場するこのワード。2014年の今秋に向けて心優しい誰かが仕掛けておいてくれたんじゃないかと思うほどに、今にマッチするんです。

それでは、紹介しましょう。オジ靴の代表格といえばこの方。ミスターオクスフォード！17世紀のオックスフォードUNIV.の学生が履いていたことによる名称とは、なんともアカデミックでヒストリカル。ふんわりチュールスカートのはずしにはピッタリな上に、ソックスの有無ではあらゆる丈とフォルムのパンツにもいけます。バイカラーのコンビは格子柄というのも…なんともスィート。奥のブロンズカラーは、かなりの上級テクコーディを完成に導いてくれること請け合い。

次に、ご紹介しますのは、ミスターエナメラーズ。奥はレースアップタイプ。そして手前は、ローファータイプですね。トラディショナルでカッコイイおじさまです。少し細身のシルエットは、ガウチョパンツやミモレ丈スカートにも相性抜群。この2足、よーーーーく見てみてください。靴底と靴を縫い合わせている部分（専門用語でコバ）が本格感満点です。しっかりとしたステッチがきちんとしたイメージを高めてくれるので、かしこまった場にもＯＫですね。

変わりタネで行きたい方は、こちらもご覧ください。船底タイプのレースアップです。ソール部分にデザインを施した個性派ですね。これ、強気度合いがかなり高くなりそうなところですが、実はとってもかわいいコンセプトから誕生しています。テーマは「おめかしレストラン」。奥のソールをよく見てください。ねこちゃんがいっぱいいるでしょ？あ、数えなくてもいいですよ。とにかくいっぱいいます。

こちらのブーツも同ラインの一足。こちらにもねこちゃんがいます。「おめかしレストラン」をテーマに、ねこちゃんはレストランにお呼ばれしているようです。こっち見てますよ、かわいいですね。そんな遊び心は「卑弥呼」の中に展開する「WANO WANO」シリーズのもの。クラシカルな絵本に登場しそうな「ねこモチーフ」が、古典ガーリー感たっぷりです。

「卑弥呼ってよく聞くけど…」

お答えします。皆様のおかーさま、おねーさまの時代から女性の足元を飾る「卑弥呼」では、「卑弥呼」「elegance卑弥呼」「WANO NANO」「water massage」の4種ラインを展開。かつて、サイズの合わないパンプスに無理やり足を押し込めて、女性が我慢を強いられる時代がありました。そりゃーひどい渡世でしたよ。そんな頃、業界でいちばん始めに「そおいうのやめましょ」と言い出したのが「卑弥呼」だったそうです。

大きめサイズや太めのヒールでも、かわいくて美しいデザイン＆フォルムを叶えてくれて、長時間の立ち仕事でも疲労感を軽減するラインを発表し…その結果上記4種のラインを展開するまでになったのですね。まさに女性の足を解放した救世主「卑弥呼」です。今でも心斎橋-本町あたりの営業ウーマンやCAに絶大な支持を集めているのだとか。ここ心斎橋店は、その4種のラインを一同に会した、スペシャル店なのです。

さて、ウンチクもここまでとしまして、オジ靴に話題を戻しますと、まだまだ紹介しきれないくらいのラインナップが店舗にはあります。 「もーえーわ。一生ジャージとサンダルで生きたるっ」と開き直っていたあなた。オッサンもええんですが、女の子ならば「オジ靴」で解決しましょう。きっとお気に入りの一足が見つかること間違いなし。もし、足のお悩みがある方は、相談もしてみてください。靴擦れ、外反母趾、夕方のむくみや膝の痛み。スタッフの皆様、ほんっとに親身になって聴いてくれますから！