大阪、ならでは

ワタクシの出版“予定”の著書『大切なことはすべて心斎橋が教えてくれたvol1.』の第1章に登場する予定の店舗様がこちら「万菓堂」様。「ビジネスよりも商い（あきない）」「いただくのはお金ではなくお客様の心です」を体現するかのような、まさに活きた店舗！！今日もむちゃくちゃ元気に営業中です♪

そんな万菓堂さん。大阪的に元気なスタッフ様との交流も楽しく、店内にびっしり積まれるお土産散策も楽しいのですが、最近ワタクシがはまっているのが、食べ歩き！この裏ワザ（裏、でもないけど･･･）GWに心斎橋にお越しになる方には是非知って欲しい情報。

ひとつめはこちら。こちらの店頭には季節の生菓子「柏餅」が出てきています。昨今、若い方の中にはこの柏餅を知らないという人も（驚）。5月5日の端午の節句（子どもの日）に戴く伝統的なお菓子ですよ！柏の葉の爽やかな香りとモッチモチのお餅を味わいながら心斎橋散策なんて粋です♡

つぎはこちら。こちらも生菓子「鮎」です。こちらは8月～9月の成夏のお菓子。清流を泳ぐ鮎を象った、元祖“映える”スィーツ！！万菓堂の生菓子は本格派。この鮎の中にも求肥（ぎゅうひ）餅が入り、外はふっくら・中はモチモチの食感。

こちらの「鮎」は3本入り、5本入り、10本入りがあります。大切な方への贈答品としてもご利用される、季節の生菓子。鮎型スィーツをスマホで撮影、さらにはご友人たちにも教えてあげてください★

最後はこれ！「彩ぼうろ」。実はワタクシはこれが一番おすすめ。ニッポン古来の焼き菓子の起源「丸房露（マルボロ）」のメイプル風味版。元祖の「丸房露（マルボロ）」がオカンの味ならば、こちらはママンの味！

九州の契約農家で育まれる国産麦は、なんと石臼で挽かれます。そうすることで熱がこもらず、麦の味が活きるそう。

切り分けた側面には、びっしり詰まる生地の層。ハチミツではなくメイプルを使用しているのは、赤ちゃんでも食べられるように･･･との思いから。この「彩ぼうろ」に限らず、万菓堂の和菓子は、すべて無添加・保存料は一切無し。

先口は香ばしさ！麦や糖が加熱されたあのいい香りです。食感はサックリ。ほどよい弾力を噛みしめると、メイプルの香りがふわり♡素材の味が活きた素朴な味わい。これも食べ歩きにピッタリなお菓子です。

さて。最後はあの「みたらし小餅」。これって、生菓子なんですよ。賞味期限は2～3日。そんな生菓子をこんなにも並べるなんて。店奥にもガンガン積んであります。なんて強気なんでしょうか！それもそのはず、実は・・・

この「みたらし小餅」にはすごいエピソードが。なんでも、とあるアーティストさんがブログで紹介して、楽屋見舞いも差し入れも、自分のおやつにもお使いになっているのだとか。それをご存じのファンの方々や、往年の「みたらし小餅」ファンの方々が、次々に購入されていきます。

餅は、国産石臼挽きのお米で作られています。添加物も保存料もゼロ。だから、「早く、美味しく食べて欲しい」というのが製造元からのメッセージ。う～ん、つくづく薄利多売とは真逆のこだわり商品。今年で30周年を迎える、息のながーい人気商品なのです。

GWの心斎橋の食べ歩きやお土産は、是非とも万菓堂さんへ！チャキチャキのスタッフさんたちが、どんどんと話しかけてくれます。もちろん「はい、おつり･･･70まんえぇ～～ん」もネイティブで聞けます！