度胸千両、卒業します。

上品になりたい…ただもうその一念だけで、髪を黒く染めて、肌のお手入れを欠かさず、ネイルもアクセも控えめに。それでもワタクシ、気が緩んだ瞬間に男兄弟の中で育った粗暴さがパッと姿を現すのです。ワイン４本目で度胸千両の血が騒ぎ出し、硬派銀次郎一直線。硬派銀次郎…ワカラナイ女子はお父様に聞いてください。そんなワタクシでも、秋は、秋こそは「女性」になりたいのです。

さて、当特集でもたびたびご紹介しているフォッシルです。なぜ、今回もこちらにお邪魔したのか？店内には既に秋のお仕度が上品に並んでいるのだとか。ここでフォッシルのおさらい。1984年・アメリカ生まれ。普遍の美であるアメリカンミッドセンチュリーを軸に、ヴィンテージとモダンをつなぎ続けるグローバルライフスタイルブランド。その上、ナルホドなお話も伺ってきました。ご案内はこの方・・・。

店長の岡田様。フォッシルの生き字引のような岡田店長から聞くところによると、フォッシルとは、自らのブランド以外にMarc by Marc Jacobs、DIESEL、EMPORIO ARMANI、Tory Burch等、約20のブランドの時計を作っている、まさにトレンドの源なのだとか。他のショップで「これいいじゃない♪」と手に取るものの中には、フォッシルのフィロソフィーが宿る逸品もあるそう。うーん、もっとカンタンに言うと、フォッシルが世界のトレンドを牽引しているといっても過言ではないということ。

そんなフォッシルがここ数年、多方面にひっそりと仕掛けたトレンドカラーが、今年注目を集めているのです。あ、そういえば・・・ってくらいにジンワリと根強く浸透してきたワンカラー。どんな色？イエロー？ピンク？パープル？グリーン？パッと目を惹くパッションカラーかと思いきや・・・。

実は「ネイビー」なのですね。上品で気高く、落ち着きに満ちた“紺”なのです。度胸千両おっちゃんとは対極をなす、言うならばミドルなバロン。スマートでジェントル、クレイバーでエクセレント。ほら、岡田店長のお手元にもネイビーのウォッチが。

そう、今秋はネイビーで美しくもエレガントに決めたいところ。そんなネイビーに合わせるのが、フォッシルお得意のローズゴールド。この配色、まったくもってありそうでなかった！マッドな濃紺にツヤ感あふれるローズゴールドは、まさにフォッシル美学の凝縮。しかも…これらのムーヴメントは日本製というのも粋すぎる。「ウォッチはオシャレであり時間のツールです。正しい時刻を表示する、それが本質的な役割なので」という岡田店長の説明にもシビレマス。

中でも驚きのディティールがこちら。「ジャクリーン」の文字盤の12時の位置に埋め込まれるのはダイヤ。そのイメージを関連付けるように、表面にはダイヤモンドカットを施し、シンプル極まりないフォルムの中に遊びが弾んでいます。こーいうさりげなさ、ワタクシ大好きです。オーバーデザインを好まないアメリカンミッドセンチュリーは“カワイイ”とは対極をなしています。

さらに岡田店長のオススメは、ネイビー＆ローズゴールドコンビでのペアウォッチ。「クリスマスに2人で贈りあったらいかがですか？」って、喧嘩売ってんですか!!!ここ数年、ペア～なんてできるカレシもいませんよっっって、あーまた度胸千両の血が…失礼しました。でも、ほんとこのペアは大人な2人にオススメで、センスの良さがにじみ出てしまう組み合わせです。ちなみに画像は左が「グラント」右が「ジョージア・アルチザン」。いいでしょ？いいでしょ？

さらには、バッグもネイビーがきています。さて皆様、9月は思い切った連休がやってきますね。ご旅行の予定はいかがですか？夏のバカンスと違って、秋はなんというか…サラリとした感じの趣きあふれる旅行が粋。そんな大人旅を叶えてくれるのがこの「プレストン・サッチェル」（右）と「エマーソン・サッチェル」（左）。ネイビーが効いていますね♪

こちら「シドニ・ショッパー」と「サッチェル」は、もっとかっこよく決めたい方にもオススメ。シンプルなフォルムが素敵です。この先、何年も使いたくなる…愛着の一点となること間違いなし。国内海外問わずに、センス良しな大人感を演出してください。

さて、バッグとウォッチが揃ったら、もう少し涼しくなるのを待って。外に出るのが楽しみな季節はもうすぐそこです。それまでは、品よし＆エレガントな自分演出をフォッシでお支度ですよ♪