「不二家 心斎橋本店」

遡ること1931年。心斎橋に一軒の喫茶店が誕生。その後、洋食屋さんとしても人気を博す不二家レストラン心斎橋店。伝説ともいえる不二家レストラン心斎橋店が歴史に幕を閉じまして、神話的存在となったのも束の間。なんと、あらたな伝説が始まっていたのです。

それは、あの不二家レストラン心斎橋店と同じ場所。階段を上がると・・・

まず目に飛び込んでくるのが、このアーチ形の鉄板焼スペース。そうなんです、ここは「鳥取和牛 大山 不二家 心斎橋本店」となり、ちょっと高級な鉄板焼業態と進化していたのでした！

エントランスすぐの専用冷蔵ケースには、鳥取和牛のロース、ヒレ、サーロイン、イチボなどがデンっと鎮座！

ブランド牛の始祖とも言われる鳥取和牛。日本4名山「大山」の澄んだ空気や伏流水など恵まれた環境で育つ和牛です。とはいえ、関西に住むワタクシどもには「鳥取和牛」ってすぐにはピンとこないですよね。

それもそのはず。なんと全国に0.7%しか流通しない、幻のような和牛なんです。つまりは、「ふつーなら食べられないお肉」ということ（驚愕）。その鳥取和牛をここ心斎橋で味わえるご縁を作ったのが・・・

不二家の山田憲典会長！ご自身が幼少の頃に鳥取でお過ごしになられていたのだとか。そして、鳥取県の平井伸治知事と不二家の山田憲典会長が協定書に署名。「『食のみやこ鳥取県』等に関する連携協定」を締結したことにより、幻の鳥取和牛が、いま、ここに並ぶのです。

塚本店長様ご自身も鳥取和牛を初めて味わったとき、衝撃を受けたのだとか。赤身と脂のバランス、融点が低いゆえに感じるまろやかさ。肉質のきめ細やかさや印象的な和牛香。「どの魅力を切り取っても、突き抜けた存在感、それが鳥取和牛」と話します。

30mm厚みの鉄板は200℃に設定。この鉄板の“加熱のクセ”を熟知したシェフたちが、肉質に合った絶妙焼き加減に仕上げてくれます。

鳥取和牛の融点が低いゆえに感じるまろやかさは、焼き手にとっては非常に難易度の高い技術が求められます。「あっ」という瞬間を逃したら、最も旨み高まる瞬間を通り過ぎてしまう。まるで針の穴を突くような“最適なタイミング”で焼きあがる鳥取和牛。

カービングナイフやクロッシュなど、本格的なお道具が次々と繰り出される「魅せる技」も魅力のひとつ。プロの手腕が目前で眺められるのも嬉しい♡

さらには、カウンター目前の氷山に山積みとされる鳥取直送魚介にもご注目！夏の山陰を代表する甘みの強い『白イカ』、究極の味覚『岩牡蠣』、地元でしか味わえないとされる『モサエビ』をはじめ、伊勢海老やオマールが泳ぐ水槽（生け簀）も。

野菜群にもご注目！鳥取を代表する野菜『ねばりっこ』、季節の旨味を凝縮させた高級ブランド椎茸『鳥取茸王』、日本一の二十世紀梨等鳥取直送の野菜果実を中心に旬の味わいをズラリとご用意★

美食には美酒が欠かせません。鳥取県北条砂丘は江戸時代末期から続くブドウ産地なのです。北条ワインは1944年から歴史を持つ逸品。鳥取の美味には「ホージョーワイン 砂丘」がおすすめ！

そのほかにも、カルフォルニアで日本人醸造家が造るケンゾーエステートワインもそろいます。外国からのお客様を招く特別なお食事にピッタリですね。

内装デザインも練りに練られています。こちらは砂丘をイメージしたフロア。鉄板スペースの他、テーブル席も完備。

店内には、鳥取の智頭杉材や因州和紙をさりげなく使い、空間の随所から「鳥取」の魅力を発信。

さらには…接待席や家族の記念日など、ほんまに特別な一席におすすめしたい「個室」もあり。しかも、個室にもしっかりと鉄板スペースを設け、ライブ感いっぱいに仕上げていただけます♡

こんな美食空間が、心斎橋に、誕生していたんです。不二家レストラン心斎橋店の神話の次に、あらたなる伝説が始まる！これは是非とも足を運びたい★比較的親しみやすい価格のランチもあります。誰か、ワタクシを連れてってください～！！！

さらに旬な情報です。今月9月から、鳥取で解禁となる紅ズワイ蟹も、もちろん登場予定！

そして最後に。こんなところに、不二家レストランから続く優しさが見え隠れ。入店の際に上がる階段にリフトが付いています。「どなたでもご来店いただけるお店に」そんな思いが伝わってきますね。