2018.01.01

カステラ銀装 | 特集 201801

カステラ銀装

Store Info

  • 店名カステラ銀装 心斎橋本店
  • 住所大阪市中央区心斎橋筋1-4-24
  • 電話番号06-6245-0021
  • URLhttp://www.ginso.co.jp
  • AREA
  • 4
  • EAST

銀装まとめ

「見た?」「見た見た」と年末に話題となったブラマヨのテレビ。
関西の有名どころのスイーツなどが大集合して紹介されていました。
その中で!心斎橋の名店「カステラ銀装」も大きく紹介されておりました。
今回は、あらためて「銀装とはなにか?」と結構まじめに振り返ります!
題して「銀装まとめ」。

ご登場いただくのは、あの日ブラマヨと絶妙な掛け合いをされた常務取締役の赤木様。
なんともにこやかに出迎えてくださり、私共も緊張がほぐれつつ…インタビュー開始です。

そもそも銀装とは、1952年8月21日に創業。
同年に、こちら心斎橋店でカステラ販売を開始して以来…工場の開設から百貨店への出店、クッキーやプリンなどの開発にデザートレストランの開業と、目まぐるしい快進撃。
2018年に66周年をむかえる、老舗企業なのです。

心斎橋店の2階にも「カフェ・ラ・サール」があり、カステラを使った一品や夏場のフラッペ、カレーなど…心斎橋のお買い物帰りの方々の憩いの場であり続けています。そこで見つけたのが…

カフェフロアの壁面に飾られる、たくさんの絵画。
これらは、創業者様が1点1点収集された美術品。
ホッと一息のお客様の目を楽しませます。

そこで…赤木さんに創業者様のことを伺ってみると「彼は商い(あきない)の人だったと思います」と聞かせていただきました。
当時「カステラ」は大変高価で、庶民にとっては憧れの甘味。
「それを、どうしたら、多くの方々に味わってもらえるか?」そう考えたのが、カステラ銀装のはじまり。

そのためには売価を下げなければならないし、賞味期限だって少しでも長く、それでいて味も高めなければならない。
こんな無理難題、ありえないですよね。
でも、やり遂げた。
それが、銀装の創業者様なのだと。
そんな銀装には3つの社是があります。

1つ目は「学問も原料」。
粉や砂糖、たまごなど…シンプルな素材が至福の味わいを作る「カステラ」。
それら大切な原料と同じくして「知識」「思考」「論理」なども原料なのだと。
「どうすれば?」と問い、あらゆる手段を想定し、ゴールと着地点を見出す。
だから、学問も原料なのだと。

2つ目に「絶世の品質」。
一度理想の味を作り遂げたら、それで終わりではない。
「世代を超えて愛されるもの」は、その時代その時代に期待に応え、また超えていくものでなければならないのだと。
味を守ること、味の進化を遂げてゆくこと、この2つは一見相反するようで「同義」なのだと。

3つ目は「経済味覚」。
これが冒頭の…「どうしたら、多くの方に味わっていただけるか」にも通じ、例えば1000円のものを1000円の価値を守りながら100円で提供できるように「どうするか?」。
カステラ銀装の原型がここにあるのです。

ワタクシのような考えの浅い人間は「すっごい高度なオートメーション化するってこと?」と安易な発想をしてしまうのですが…そうではないのです。
今日だって、心斎橋店の1階物販奥には、熟練職人さんたちが「手」を動かし「目」を光らせ、焼き窯を配した厨房で腕を揮っています。
そう、これが「カステラ銀装」の「カステラ銀装」たる由縁。

約600mm角の特注鉄板に、紙をきっちりはめ込む。
生地に直接熱が伝わらないよう隅々を注視。
この工程ひとつにも、なぜ?どうして?の答えが凝縮されており、たとえば焙成歴39年の西田さんと同じ精度で手を動かせる方は、なかなかいないのです。
それが同社の「熟練職人」。

小麦の中心部のみを使用した無漂白小麦粉、新鮮な鶏卵、水飴、蜂蜜、糖度99.9%以上の最高級結晶糖(ザラメ)。
そんな選り抜きの素材をごまかすことなくまっすぐに伝える。
そのために磨かれるのは「技」。

そうやって出来上がる「窯出しカステラ」は、ここ心斎橋店だから購入できる逸品。
あの、その、ここまで持ち上げといてなんなんですが…この「窯出しカステラ」は、悲しいことにthe限定数。
そう、これだけ手間ひまのかかるもの…「限られた」「数」のものなのです。

そして、カウンターでは丁寧且つ機敏に包装するスタッフ様。
「あの、それは?」と伺ったところ「ご予約分です」とニッコリ。
…何度でも書きますが、「窯出しカステラ」は「限られた」「数」のものなのです。
もちろん!運よく店頭に並んでいる「窯出しカステラ」を入手できる機会だってあります!!!
皆様、是非足を運んで聞いてみて!

そして諦めてはいけません。
「窯出しカステラ」でなくとも、カステラ銀装の名品は店頭にズラリと並ぶのです。
たとえばこちらの「CASTE21」は同社のオリジンとも言うべき、最高峰プロダクト!
キメ細やかで上品な甘さの風味豊かな…至福の風合い。
ワタクシの実母もこの「青箱」を差し出せば自然と笑顔になります。

さらに、この時期の恒例「黒豆かすてら」。
縁起物です!寿をあしらったパッケージに、両手に収まるサイズ感。
中には5切れのカステラ。
底には丹波黒(豆)が、文字通り黒々と光ります!
新年のご挨拶にも喜ばれますね♪

さて「カステラ銀装のまとめ」もここまで。
そして最後に…こんだけカステラ、カステラと書いといてなんなんですが、こちらでは「CASTE」のように、本来は「カステ」が正式名称。
それは本場長崎のそれとは一線を画しているからなんでしょうか?それとも…?
真相は店頭でどうぞ!

  • CASTE21
    5枚スライス×2パック 1,080円
    5枚スライス×1パック 540円

    黒豆かすてら 5切 864円

    窯出しカステラ(S) 432円
    ※4切れ
    窯出しカステラ(M) 864円
    ※8切れ
    窯出しカステラ(M×2)1,728円
    ※窯出しカステラ(M)×2本

  • ※価格はすべて税込

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