満を持して登場。

とうとう、あのクレープ店の取材に成功しました。スモークブルーが印象的なここ。気になっていながらまだ味わったことのない方もいるのではないでしょうか？だったらすっごくもったいない。秋の心斎橋散策の休憩に、本格クレープを是非どうぞ。

場所は心斎橋161の奥。
こうばしい香りと甘い香りを漂わせる一角が27cafe byMARIONCREPES。1976年、日本で初めてクレープの提供を始めたクレープ屋さんにルーツを持ちます。 27cafeとしては国内で2店舗のみ。その1店がココという、貴重なショップ。

パリの街角にたたずむかのような外観デザインがなんとも◎こんな電話BOXのディスプレイなんて、なかなかに小粋！

取材中もひっきりなしにお客様が立ち寄って、人気ぶりが衰えない・・・いやいや、さらにパワーを増しています。本日はその秘密を徹底解明。それでは、ワタクシの大好物「イチゴ チョコ ケーキ スペシャル」をお願いいたします。

サッと動き出すスタッフ様のお手元。たっぷりの生地を焼き場に延ばすこと、目が追い付かないほどのスピードです。同店の研修（修業）は最低でも2週間はかかるのだとか。毎日焼き続けて少しずつつかんだ技のコツの集大成がこのテクニック。いい香りがしてきました★

実はけっこー生地の量を使っているんですよ。屋台なんかでチマッと焼き上げるような量じゃなくて。贅沢ですね。それをこんなにまんまるに。ここまででものの数秒。見てるだけでも楽しい！

焼きあがったら台の上へ。生地を扱うスタッフ様の丁寧な手元を凝視！！！！はい、さすがは専門店。期待度が増してきた～。

ここからは怒涛の仕上げ工程。素早く、でも正確に丁寧なお仕事ぶりを眺めていると、なんだかとっても感服なのです。

店内でカットしたみずみずしいイチゴやバニラ、チーズケーキの一片を乗せて、

チョコレートソースをかけて・・・

重ねて書きますが、こちらは「イチゴ チョコ ケーキ スペシャル」です。

くるくるとつつんで・・・

完成です♡受け取った瞬間にズッシリと重みが！

味わう前に撮るは鉄則♪ スモークブルーの効いた店内は、どこを切り取っても背景に素敵で、よけいテンションが上がります。

喜んで撮っている間も、焼きたて生地の温かさがホンワリと手に伝わって。ずっしりと重みあるボリューミーさも嬉しい♡

それでは、27cafe byMARIONCREPES 「イチゴ チョコ ケーキ スペシャル」をいただきます。

こ、これは。1個のクレープというより、1品の料理のような1本。イチゴ、バニラ、クリームにチーズケーキに、チョコのバランスがお見事すぎる調和。

バニラは甘みとミルク感を少々控えめに。クリームも同様に軽めの控えめさ。チーズケーキの塩味がバニラとクリームの甘みを引き立てる。そこに、イチゴの爽やかな酸味とビターなチョコが活きて、モチモチの生地など各要素が互いに相乗し合う、かなり練られた1本なのです。

食べても食べても減らない（いや、むしろ増えてんじゃないか？ってくらい）ほどのボリューム。それでも食べ続けたい衝動がおさまらないのは、クリームとバニラのマジックですね。

メニューの多彩さも特筆もの。約43個は冷たいクレープ、つまりはスィーツ系。約23個は温かいクレープ、つまりはデリ系。全67種のクレープに、コーヒーやラテなどサイドメニューも豊富です。これは飽きさせません、いつでも通いたくなる27cafe byMARIONCREPES。

1日に150本は売れるという超がつく人気店。
秋の心斎橋散策のお供に、是非味わってみてください。