2017年、プロポーズはココだ!
Store Info
- 店名レ・セレブリテ
- 住所大阪市中央区西心斎橋1-3-3ホテル日航大阪3階
- 電話番号06-6244-2472
- URL
http://www.hno.co.jp/restaurant/celebrites.html
- AREA
- 8
- WEST
独身でカレシもいないワタクシが言うのもなんなんですが。
2017年、プロポーズをお考えの諸君。プロポーズはそもそも女性のためにあるのではありません。むしろ男性のためにあるんです。これから一生をすごしたい人に、決意表明をして同時に感謝し、頑張っていこうと誓う機会。これをなぁなぁでやっつけたら、アナタは大人になれません。しかるべき場で、しかるべきシーンで行えなければ、あなたは子供のまま。いうまでもなくコドモは結婚できませんからね。ワタクシのオススメはホテル日航大阪の「レ・セレブリテ」。「なんだ、ホテルフレンチか~、そりゃ贅沢やからハズレなしやろ」と思ったそこのアナタ!まったく違います!
ホテル日航大阪、エントランスを入ったら、エスカレーターで2階フロントフロアへ。日航大阪というだけあって、各国の言葉が飛び交うフロアを通り、さらに3階に進むエスカレーターを。その奥には小さな回廊が。ここが「レ・セレブリテ」へのアプローチ。料亭でいうところの太鼓橋。日常から非日常へと少しずつ進んでいく過程となります。ゆっくり進みましょう。
回廊の到着がここ。ほんとうに静かに入り口を構えて、特別な日のゲストを迎えます。
ホテル日航大阪の開業とともにスタートしたこのレストラン。1982年のこと。
神戸には三ツ星フレンチと提携を組んだホテルレストランが誕生し、南船場で神話的なフレンチが誕生した頃と同時期のこと。
関西にフレンチの大きな波がやってきていた、まさにあの頃。
開業直前、ここ「レ・セレブリテ」は困惑の真っ只中であったのだとか。
そもそも、その時点でその他日本国内の「ホテル日航」にフレンチレストランは皆無。
フランスのホテル・ニッコー・ド・パリに「レ・セレブリテ」があったくらい。
当時、フレンチといえば本場パリの様式を正確に再現すること、できていること、が、スタンダード(かつ正解)であった時代。
「大阪の、心斎橋の、ホテル日航大阪の、ココとしてのフレンチはそれでいいんだろうか?」そんな疑問渦巻くなかで、サービスマンもシェフも、みなが頭を抱えていたそう。
そんな困惑にひとつの答えを出したのが、当時のマネージャー。
「自分たちは、大阪風の親しみあるおもてなしでいいんじゃないだろうか?」そんな想いのもとに、独自のおもてなしを構築していった。
これがレジェンドの始まり。その当時「レ・セレブリテ」でアルバイトをしていたのが・・・
現在、ホテル日航大阪で料飲部のグループ長を務める田中さん。(※今回顔出しNGとのこと!)
「ひとことで言えば、フレンドリーなサービス。お客様が緊張していらっしゃればそれを大阪的にほぐす。
デス、マス、デゴザイマスなどと標準語を使わずに、オオサカの言葉で話す。
お客様を第一に考えたときに、杓子定規の優等生な接客では、むしろダメなんだと実感したんです」とのこと。
正しい(と言われる)様式よりも、ほんまのお客様の居心地を考えた答えであった、と。
何度も書きますが、当時は本場本式本国フランスのいわばコピーをすることが「正解」で、それ以外はまったくもってありえなかった時代。
ましてや格調をもちたい「ホテルフレンチ」で、その答えを導き出したとは、とんでもなく革新的なこと。
すごい、すごすぎる、すごすごすごすぎることなのです!!!
「いえ、すごいのはお客様のほうなんです」と続ける田中さん。
自分たちが信じたやり方に共感し、賛同していただき、なによりも心底楽しんでいただけるお客様が「レ・セレブリテ」を育ててくれたのだと。
その証が、常連様たち。開業当時から足を運ぶ方々は、もう親子3代に渡って来店される方も多いそう。
この店の、料理とスタッフに「会いに」来てくれる。取材時は2016年末。田中さんの左胸にはクリスマスツリーのブローチが飾られています。
これも開業当時から通われる東京(!?)在住のお客様が田中さんにプレゼントしてくれたものなのだとか。
田中さんは言います。「このフロアは劇場で、自分たちはキャスト、お客様は主役」。サービススタッフとゲストが笑いながら会話を交わして、肩肘張らずに食事を楽しむ。
ね?一般的にイメージされるホテルフレンチとはひと味もふた味も違う!
ここの開業秘話は、心を持って、未知なる真新しいことに向かっていく日(プロポーズの日)にピッタリじゃないですか!
総スワロフスキーのシャンデリアも、「どうだ!どうだ!」って感じではなく、ほんとうにあたたかーく、灯っています。そう、ゲスト第一の精神が分かりやすく現れる逸話があります。
ホテルフレンチにありがちな「プロポーズプラン」が、この店にはありません。
なぜならば、「大切な大切なサプライズを、プラン化してWEB上で公開して、どーーすんじゃいっ!」という考えから。
「レ・セレブリテ」では数々のプロポーズ名シーンが展開されてきたそう。
クロッシュ(お料理にかぶせるまーるいフタのこと)を開けると、そこには指輪が!びっくりする彼女に、膝をついて指輪を差し出す彼氏。
「結婚してください」「はい(涙)」の一幕に、フロア中のお客様から拍手が起こったこともあるそう。素敵!!
ほかにも、食事後に施設内の「チャペル」へとサプライズで彼女をご案内。
そこに待っていた彼氏から意を決したプロポーズが・・・なんて・・・総合施設であるホテルの利点を活かしたことも。
「どれも、男性のお客様としっかり相談して打ち合わせて実現したことなんです。
プランやパッケージではなく、そのお客様にとってもっとも素敵な趣向をいっしょに考えたんです」と話す田中さん。
「とにかく照れてはダメ。
ほんとうに大切な人に大切なことを打ち明けるときは、真剣にならなくてはダメ。」
ゲスト第一に心を尽くしてサービスしてきた田中さんがそのように言うと…すんごい!説得力があります。
「プロポーズは男性にとっても大切な儀式。
彼女のために、なによりも自分のために、きちんと執り行わないと。だから、なんでも相談してください!」
さて、ここで登場するのがシニアシェフの牧原さん。
ハレの日のお料理をご紹介いただきます。
プロポーズを直前に控えた男性は・・・味もわからないくらい緊張することとは思いますが、まぁ見てください。
ほんとうに美味しそうなお料理の数々ですよ!
最初は前菜です「酢橘ぶりの湯引き」(一例)
徳島県で酢橘を与えてそだったブリは臭みがなく身がやわらか。それを、なんと日本料理の手法「湯引き」で加熱。
旨味が高まる瞬間と、これ以上火が入ると身の食感が損なわれるギリギリの分岐点を見極めてサッと。
赤ワインビネガーとバルサミコビネガー、そして色とりどりの旬野菜で。
爽やかにブリが主役となる一品です。
次は、メインの「鴨ロース」(例)
鴨は50度~60度の低温加熱。身に極力負担をかけないように細心の注意をはらって。
しかもこの加熱は真空での湯せんがけ。
どれだけ素材本来の持ち味を大切にしているのかが窺えます。
美しいローズカラーに仕上げた一片に添えるのは、赤ワイン&マデラ酒のキャラメリゼソース。
ムカゴや根野菜が土の風味も加味してくれる里山の一皿。
どちらのお料理も「主役」がはっきりと明瞭。「あのときプロポーズされた日の鴨」とか、
「あのときお祝いしてくれた時に食べたブリ」とか、きっと記憶に刻まれて思い出に残るはず。
「旬のものを、その持ち味を活かして、食べやすい構成で提供します」と話す牧原シェフ。
プロポーズ後も、季節がめぐるたびに味覚といっしょに思い出すことができるはず!
では、ソムリエの富田さんにも登場いただきます。
富田さんが管理に目を光らすのがこちらのセラー。
白、赤、シャンパーニュと、それぞれに最適な温度で徹底管理。
フレンチレストランでもっとも男性の「慣れ」が出るのが、ドリンクオーダー時ですね。
そう、この瞬間が「嫌すぎて」フレンチなんてよー行かんわ。
と、おっしゃる男性たち、大丈夫、ソムリエ富田さんがいるから大丈夫!
百戦錬磨の富田さん。
「レ・セレブリテ」ではプリフィクス制のメニュー構成で、お客様がどのお料理を選んだかを瞬時に確認。年齢層や食事のペース、お食事の様子をつぶさに観察して、最適な一杯を選んでくださいます。そう、あなたは「オススメのワインってどれですか?」と聞くだけでよし。あとはご提案くださるワインをいただけば、かならずしや彼女の「美味しいね」が得られます。
「まちがっても、このように、突然ドンペリを持ってくることはありませんので、ご安心を」とのこと。
「あ、ドンペリ開けたかったらモチロンゆーてください♪」とのこと。
どうですか?2017年のプロポーズ、きちんとちゃんと、する気になりましたか?
大丈夫、「レ・セレブリテ」ならば、ゲストが第一。
緊張を和らげてくれて、素直に美味しいと感じさせてくれて、安心してワインもいただける、大阪風の!「ホテルフレンチ」が待っています。
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■昼食 11:30~14:30
4000円~
■夕食 17:30~21:30(L.O.21:00)
8000円~ -
※営業日は土日祝日です。
※大人の空間をお愉しみいただけますよう、ご同伴のお子様は小学生からとさせていただきます。
※平日10名様以上のグループのご利用は、お問い合せください。
※すべて税込価格
※すべてサービス料別途
※ご紹介メニューは取材時のメニューの一例です。