2022.06.25

ヴィンテージmixの真骨頂!Z世代の“再構築”最前線

WEGOのルーツは、1994年のアメリカ村。 一軒の古着屋さんでした。

カウンターカルチャーを牽引し、タウンウェアとしてオリジナルアイテムやセレクトものも扱い、その勢いは全国に拡大。歴史は遡ること1994年。アメリカ村の一軒の古着屋さんをルーツを持つWEGO。そんなWEGOの2022年版ヴィンテージコーデの解釈は、より巧妙かつ自由度高め。「ヴィンテージmix」という切り口を、いろんな方法でかき混ぜ、組み合わせ、新しい価値を創造し続けています★本日、コーデ手腕を揮ってくれるのは、海さん(左)と龍生さん(右)。2人が生まれたのはWEGO創業から約10年後。こんな方たちが同社の歴史を継いでいくとは感慨深いものです。

まずご紹介いただくのがコチラ(※コーデA)。テーマを<ショートパンツ>としたカップルコーデは90年代カジュアルを想起させるスタイル。シューズ&ソックスに象徴されるよう…「黒」が裏テーマともなっているクールさ。躍動的なアイテム(ショートパンツ)でありながら、カッコよさを秘めています。その最大のテクが<サイズ感>。そう、一見サラリと着こなすお2人ですが、サイズ感を極力意識したセレクトでteenテイストとは一線を画すスタイルに!

例えば海さんのスタイルは、トップスのショート丈がクール&コンパクト。ハイウェストからショートパンツへのラインに余白を生まず、それでいてメッシュTで透過性を追加。黒のバケットハットで「追いポイント」を添加して、ガールとレディの程よい着地を演出。乗る&外すの反復で、ひと味もふた味もテクを重ねています。かなり完コピ欲を刺激するワンコーデですね。

一方、龍生さんのテクにもご注目!Tシャツ&ショートパンツなんてBOYの象徴のような組み合わせを<いかに外すか?>が最大ポイント。秘密はココ、「Tシャツ袖の折り返し」です!肘から上の上腕部ラインをキュッと締めるシルエットで、全体フォルムが「H型」に早変わり。躯体の表面積にどんな「型」を魅せるか??これは覚えておきたいテクですね。


まずご紹介するのがコチラ(※コーデB)。「赤」をテーマに置いたカップルコーデです。70年代の西海岸を彷彿とさせるスタイルは、あの頃の開放感と艶感が絶妙に交差。そして、トップスロゴにもご注目ください。海さんはフラワーサイケを思わせるロゴデザインで、70年代西海岸の混沌さをデンっと配置。龍生さんは、まさにカレッジスポーツカルチャーを思わせるロゴデザインで爽やかさをサラリと配置。当時ほんまにこんなカップルいたやろなぁ!と、思わずニンマリしてしまう♪

実は龍生さんのトップスはホンモノのヴィンテージ。よく見ると…穴や擦り切れなどリアルなダメージがチラホラと。どこかの誰かが大切に使ってきた手触りが宿り、再現不可能な唯一無二の1枚は歳月を経て熟成を増しています。そんなヴィンテージをWEGOオリジナルデニムにイン。ゆるりシルエットにポイントを添えるのは細幅スタッズナローベルト 。アイテムはもちろん、色もシルエットも素材も時空を超えた<再解釈>に脱帽!これが2022年のヴィンテージMIX!

こちら海さんスタイルも特筆ポイントの宝庫。エレガントの代名詞ともいえるニットカーディガンをここまで異なる土俵へと巻き込んで赤ベルボトムと出逢わせる。非常に挑戦的かつ意欲的コーデは2022年ならでは。ここでワタクシ(女性です)が書き添えたいのはパンツシルエットの件。生まれてからこれまでずーーーっと「棒みたいに細い女のコがカワイイ」と刷り込まれていた私たちに、近年「女性の身体の曲線は素敵なんやで!」とカウンターを放ってくれる勢力が現れた!WEGOもその一端を担ってくれている。このパンツシルエットはまさにそんな1枚だと思うんです。ショート丈トップスから流れる、ハイウェストからヒップに骨盤への曲線、そして太もものシルエットも。ストレッチを効かせた身体ラインは是非とも積極的に打ち出して行きたいもの。当撮影でこのパンツを選んでくれた海さんに感謝です!!

最後にご紹介するのがコチラ(※コーデC)。テーマは「オーバーオール」で、海さんはサロペット、龍生さんはヴィンテージワンオールで登場。しかも、ほぼワントーンに近いカップルコーデは小憎さが増しすぎて、うらやましすぎて直視できないほど笑。もう、かわいいのかカッコイイのかジャンルレスな印象もZ世代の面白さ。お2人の紹介も併せて、各コーデの詳細を追っていきます。

「ボワンと見えてしまう」と、女性がおよび腰となりそうなワントーンに挑んでくれた海さん。ストローハットとサロペットのオフホワイトを連動させ、シアーシャツで素材MIXを演出。そして、実は…実は…なポイントがもうひとつ。足元の黒はもちろん、自慢の綺麗な黒髪と、手元にはグラデーションネイルも黒を配し、お洋服以外の部分にも「黒色の連動」を演出していたんです。だから、ワントーンに弾みが生まれる。あまり多くを語らないお人柄なんですが、<服に着られる>ではなく<自分が服を着る>という意志の強さが全コーデにあふれてる。そんな海さんです★

龍生さんはアメリカン・ワークウェアの老舗「BEN DAVIS」のオーバーオールをセレクト。これ、本気ホンモノのヴィンテージで、経年によるダメージや汚れがインパクト大。ワークウェアらしいディティールを現代の、しかも日本に蘇らせて、新しい価値を発信しています。「白TシャツのセレクトでALLホワイトワントーンもいけます。ワークウェアだから、それもいい<外し>になります」と話してくれました。そんな龍生さんは米やEUなどヴィンテージへの造詣がかなり深く、独学で歴史や文化背景の知見も集積。その上、自身はもちろん、その方に合ったヴィンテージMIXの提案も巧み!

もう、丁寧な文章もアレなんで率直に書くけれど、WEGO凄すぎるわ。何がすごいって、ヴィンテージへの愛着やリスペクトが絶対的にベースにあって、その上で「これからのバリュ」を積極的に発信していこうとする強力さ。さらには、それらを推し進めていくこれからの発信者(Z世代)の解釈やセンスを絶対にコントロールしないスタンスも。こうやって「あなたのファンやで」と言い続けてくれるWEGOが心斎橋にあること、もうそのこと自体がすごく嬉しい。海さん、龍生さん、ありがとうございました!

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