どうすれば、もっと自分を好きになれるんだろう？

おまえには価値がないと言われ、服従することや命令に従う事を「彼氏」から強制されたら？当然、啖呵を切ってサヨウナラですよね。でも、悲しいことにそれができない人もいる。いつしか暴言や暴力に発展したら、きっとあなたの家族や友人は、心引き裂かれるくらい悲しい思いをすると思う。「どうすれば、もっと自分を好きになれるんだろう？」とは、THE BODY SHOPが掲げる「セルフエスティーム」のテーマ。自己尊重、自己肯定を意味する言葉で、2008年のDV根絶キャンペーンでもキーワードとなりました。キレイになることって、表層のそれではなく、もっと根源的なもの。誰にも浸食できない自尊心を育むこと、と、THE BODY SHOPは教えてくれます。

そんなTHE BODY SHOPが心斎橋筋商店街に10/15にリニューアルオープンしました、おかえりなさい！待ってたよーー！25周年ということもあり、店内にはこれまでになかった新しい試みが増えて、より当ショップらしい魅力に溢れています。

相変わらずびっしりと並ぶスキンケア商品。期待が高まりますね。ここでTHE BODY SHOPのおさらいを。1976年ブライトンで創業し、以降、世界各地に伝わる、ハーブや木の実などの天然原料を使ったフェイスケアの“知恵”に着目し、天然原料をベースにしたフェイスケア、ボディケア、メイクアップ、フレグランス、ヘアケアなどの製品を提供し続けています。

そして、かの有名な５つの「バリューズ」。先述の「セルフエスティーム」や「環境保護」や「フェアトレード」など。目指すのは、ビジネスを通して社会変革を実現すること。さまざまな固定概念に挑み続けること。そんな側面からも、多くのステイクホルダー（周囲の人々）を注目させて止まないスキンケアブランドなのですね。ワタクシも、ファンですよ！

さて、リニューアルオープンした当ショップ。なんと常設の肌チェックのコーナーができていました。全面貼りの鏡に、ゆっくりと座れる椅子。お客さんが自身が自分の肌に向き合えるように…と設えられた空間です。

「お客様とゆっくり対話ができて、私たちも嬉しい！」と話すのは、本日ご担当いただく山本さん。長身＆小顔のべっぴんさん。でも山本さんの魅力はそれだけではありません、詳細は後ほど！

山本さんが取り出したのはマイクロスコープ。そして、肌タイプ別のシート表。ゆっくり、丁寧な事前説明の後、いよいよ肌チェックのスタートです。

　　

まずは、フェイスライン。ここは最も紫外線が当たりにくい場所。そして、ほほから目元へと。マイクロスコープには肌の状態が「ごまかしなく」「正直に」「はっきりと」出てきます。そして、ここが当ショップらしいなぁと感じるのが、フェイスライン⇒ほほ⇒目元の比較で肌状態を見せてくれるところ。「自分の顔」の3部分を比較するのであって、理想の肌と呼ばれるモデルケースとの比較ではない…というところ。まさに「セルフエスティーム」の理念ではないでしょうか。

肌チェックを経て…次はケア方法のご提案をいただきます。10種（10/29現在）のラインアップを並べる棚から、「ファーストエイジングケア」と「OILS OF LIFE」のシリーズを拝見。

「ファーストエイジングケア」は20代後半からのエイジングケアシリーズです。ためしたのは…

コンセントレートDOY。加齢によりターンオーバーが乱れ、キメが荒くなった肌を生まれたてのような滑らかで、キメが整った健やかなお肌へ導く逸品。生命力の強い植物幹細胞（クリステマリン幹細胞）を配合し、植物の生命力を凝縮した一滴でお肌を外的ダメージから守るそう。すっごく高密度、液体がプックリと膨らんでいます。

「OILS OF LIFE」はオイルと水のブレンドという珍しいシリーズです。ためしたのは…

インテンスリー リバイタライジング フェイシャルオイル。99%天然植物由来成分の贅沢な美容オイルで、3種（ブラッククミン、カメリア、ローズヒップ）の貴重なシードオイルに7種類の精油をブレンドした肌なじみのよいオイルが、内側から湧き上がるようなハリと潤いで肌を満たすそう。

どちらも浸透力が強くて驚き…なのです。さきほどマイクロスコープで見た「肌の通り道」へ浸透し、潤いを与え、キメを作ってゆくのだとか。手の甲が柔らかくなったのを実感しました。でも…こんなにも贅沢なケアなので、一滴たりとも無駄にせず、ガッチリと肌奥まで浸透させたい！さらに浸透力を上げたいワタクシは、山本さんに訴えるわけです。

「おまかせください」と案内されたのは、こちらも新設のコーナー。ここではボディウォッシュやスクラブが体験できます。

取り出したのはシャワージェル ヴィンヤードピーチ。アートディレクター・増田セバスチャン氏のオリジナルパッケージで登場です。

山本さんの両手でマッサージするように洗浄されます。エチオピア産ハチミツ（フェアトレード）やピーチカーネルオイルが配合されており、洗浄と同時に保湿も。香りにもウットリです。

次にはアフリカン ソフトニングボディスクラブ。アフリカの大地に受け継がれてきた美の叡智から着想を得たボディスクラブで、クリーミィなソルトスクラブが肌の汚れや古い角質をおだやかに取り除き、キメの整ったやわらかなお肌に導くそう。こちらにも、カメルーン産ミツロウやガーナ産シアバターといったフェアトレードの成分が含まれます。

最後はボディバター ヴィンヤードピーチでハンドトリートメント。皆様、お気づきでしょうか？洗浄⇒スクラブ⇒ボディバターと、すべての行程で山本さんは両手を使ってハンドトリートメントをしています。それもこれも、リニューアルオープンに伴い、新しいウォッシュカートが新設されたから。

ハンドマッサージを勉強し、THE BODY SHOPのフィロソフィーでもって、社外にもハンドマッサージのボランティアに通う山本さん。ショップ内で両手を使って、お客様の両手をケアできるようになれたことが、お客様以上に嬉しいのだそう。ここにも「バリューズ」が息づいています。

「どうすれば、もっと自分を好きになれるんだろう？」皆様、THE BODY SHOPのこの問いかけの謎が解けつつありますね？リニューアルオープンした当ショップには、その答えがたーっくさん仕掛けられています。ちょっと落ち込んだとき、頑張ったとき、なんでもない普段の日にも、是非足を向けてみてください。