新店「ミズノショップ心斎橋」
大注目の「ミズノスポーツスタイル」は、
一世紀企業のプロダクト最前線!
ミズノショップ心斎橋
「ええもんつくんなはれや」
「ミズノショップ心斎橋」がオープンしたのが昨年の11月。ご存じの方もそうでない方も、ここでミズノのおさらいを。ミズノとは、大阪市に本社を置く総合スポーツ用品メーカー。その創業はなんと1906(明治39)年で一世紀企業なのです。同社の歴史はまさに良いものを追い続けてきた歴史。「水野兄弟商会」であった同社は1910年に「美津濃商店」に。同年、野球シューズの発売、そして野球グラブ、ボールの製造開始…。夏の全国野球大会のルーツとなったのもミズノの「関西学生連合野球大会」から。ほらほら、徐々に私たちの知るミズノに近づいてきた。
創業者水野利八氏の名言「ええもんつくんなはれや」の精神が、今も受け継がれて息づく同社において、「ミズノショップ心斎橋」は、初めてのスニーカーを中心としたライフスタイルショップだそう。その神髄をまざまざと見せつけてくれるディスプレイがこちら・・・
シューズを解体し、設計思想をデザイン化したかのようなオブジェが目を引きます。同社が2016年からスタートしたプロダクト「ミズノスポーツスタイル」の象徴です。ここで、「ミズノスポーツスタイル」ってなに?と思われた方。あとでじっくりと現物を見てみましょうね。カメラは同店の2階へ移動します。
2階は「ランニング」と「フットボール(サッカー)」などが並ぶフロアです。
日本国内でサッカーをする方はもちろんのこと、海外ツーリストの方でもそのフィット感や履き心地に驚くというスパイク。そして、
ランニング初心者向けのシューズもズラリ。どちらかというとスポーツメーカーとして実直で機能最優先の無骨なイメージを抱いていた私なんかは、このカラーやデザインの鮮やかさに嬉しい驚きでいっぱいになります。それだけでなく、
こんなタウンユースなアパレルも展開されています。ね?ね?知らなかった方はすごく興味をそそられるでしょ?機能重視のデザインがミニマムなクールさを伴って。ここ2階だけでもすっごく掘り下げたいのですが、今回のテーマはここではありません。(今後、必ず取り上げるので、読みたい方、知りたい方はちょっと待っててくださいね。なんなら、こんなもん読んでないで今すぐ店舗へ直行してください!)
そう、今回のテーマはこちら1階の「ミズノスポーツスタイル」です。先述の「ミズノスポーツスタイル」がズラリと並ぶワンフロア。フロアデザインもクールでしょ?
壁面に掲げられるこちらのモノグラム「M」は1980年にCIとして導入し、いまは「ミズノスポーツスタイル」だけで使用しているものとなります。このモノグラム「M」 は、これまで蓄積してきた歴史をもとに、「ミズノスポーツスタイル」の世界観を表現しています。2016年から展開を始めた「ミズノスポーツスタイル」は、これまでに培ってきたスポーツ市場でのノウハウと日常にフィットするデザインで
「Made for sport, Designed for life 」
これが、コンセプト。
WAVE MUJIN GTX
MIZUNO RB87
CONTENDER
WAVE PROPHECY β2
などなど、これまでのプロダクトをミュージアムのように魅せるディスプレイ。
同店オープンの際は、国内未発売モデルやカラーが数多く揃うことでも話題となりました。とにかく、とにかく、いちど「ミズノスポーツスタイル」の公式サイトを覗いてみることをおススメします。2016年のローンチ以来、約8年。このたった8年の間に、名だたるデザイナーや海外の著名なスニーカーショップなどと意欲的にコラボ展開するだけでなく、自社アイデンティティの再解釈と再構築を試みた軌跡そのものの8年間はかなりの高密度&高濃度。新しい「ミズノ」の魅力を見せつけながら、その根底には「ええもんつくんなはれや」の機能的設計思想を悠々と秘めて。
この後は、進化を止めない同社の最前線をとくとご覧あれ!
WAVE PROPHECY LS
ミズノのフラッグシップモデル「WAVE PROPHECY」。同社の技術力をライフスタイルシューズに注ぎ込んだ渾身の一足です。シューズを語るうえで、ソールの仕様やスタイルは欠かせない要素。だからこそ…
独自に開発したWAVE PROPHECYソールに大注目!インフィニティ構造のプレートは思わず声が上がるほどのデザイン。同社が追求した安定性とクッション性がまさに機能美となって目の前に現れた驚きときたら…。ミッドソールのヘタりを解消する面でも秀逸なのです。
MIZUNO RB87
イノベーティブなWAVE PROPHECY LSに驚いたら、次は、回顧的なMIZUNO RB87を味わってみてほしい。1980年代に同社で、かの「ランバードマーク」が誕生。その頃のデザインを再度解釈し、提案しています。日本未発売カラーのこの2カラーも23年12月にリリース。
同社の歴史を感じさせるデザインに、厚めのソールなどハイブリットさが加味されたファンにはたまらない一足。実はいろいろとトリビアが隠されていまして・・・
例えば…ソール部分には陸上競技のトラックを模したデザインが施されていたりします。80年代の設計思想が2024年の今にも継がれている…それを象徴するプロダクト。
WAVE MUJIN TL GTX
アイテムご紹介も佳境に入ってきました。 MIZUNO RB87で歴史を味わったら、いまいちど「ええもんつくんなはれや」の機能性に着眼してみましょう。WAVE MUJIN TL GTXはゴッツりとしたアッパーデザインが示す通り、トレイルラン設計を宿しています。
ゴアテックスを採用したマテリアルは雨天のフェスでも真夏のゲリラ豪雨にも頼もしい存在感。実はこのアッパーデザイン、かつて「お蔵入り」となったもの。それを掘り起こしてくるだなんて、たまらん逸話ですね!ソールはミシュランというのも興味深いポイントです。
デザイン、設計、機能、歴史、そして同社の想いと往年のファンとのつながり。 一足のシューズに当てる光の角度を変えると、次々にさまざまな表情が浮かび上がる「ミズノスポーツスタイル」。T店長さまの語り口が聞き手の興味関心をグラグラと揺り動かします。
つまり、アナタが何を求めるか…によって、多様な魅力を悠々と語り出すシューズ、それが「ミズノスポーツスタイル」であるとも言えるのです。「この一足を目前にし、手に取って、試着をした時に、お客様のどんな感度や感覚が動いていくのか、これからが楽しみなんです」と話してくれるT店長さま。
最後にご案内いただいたのがこちら。「あれ?みたことないマーク」と思ったアナタ、お目が高い。「惑星の軌道」がテーマとなっている同社ロゴ「ランバードマーク」はあまりにも有名。先述の通り、そのルーツは1980年代。当然、それ以前にも同社はシューズを開発・製造してきたことも先述の通り。
その頃に使用されていた意匠が、この「M」を模したロゴでした。 創業は1906(明治39)年で一世紀企業であるミズノ。歴史の最前線をひた走る「ミズノスポーツスタイル」は、もちろん100年前と地続きであること、いまあらためてミズノの魅力や矜持に触れてみたい、知ってみたい。そんな気持ちを盛り上げてくれる「ミズノショップ心斎橋」です。
最後にナイショ話です。
2024年2月に、
CONTENDER
WAVE PROPHECY β2
など、国内未発売のニューモデル8型を含む全15型が店頭に並びました…。
これからも目が離せない「ミズノショップ心斎橋」ですね!
◆MIZUNO RB87/13,750円
◆WAVE MUJIN TL GTX/20,900円
※上記金額は税込価格です。
※紹介商品は一例です。在庫は流動しますのでご了承ください。