観光ホテルの選び方が変わる!? ホテル日航大阪の取り組み
2022年9月4日に、開業40周年を迎えるホテル日航大阪
持続可能な開発目標(SDGs)が語られるとき「私たちの消費のありかたが未来を変える」ってよく聴くんですが、正直すっごく難しい。。それでもSDGsを意識した購入や利用の選択をいっこでも多く増やしていく意識は常に持っておきたいもの。そして、もうひとつ。持続可能な開発目標(SDGs)への尽力を続ける企業やメーカーを応援することも大切なのかも。夏期休暇のスケジュールを立て始めるこの機会、ホテル選びだってそうでありたいもの。今年の9月に開業40周年を迎えるホテル日航大阪では、4月1日の「プラスチック資源循環法」施行に伴い、プラスチックごみ削減に向け大きく舵を切っています。
例えば、この客室内。この中に「プラスチックごみ削減に向けた取り組み」が順次導入されているんです。皆様、分かりますか??? ホテルの部屋には必ずある「アレ」ですよ。答えはアメニティ。プラスチック使用製品廃棄物の排出抑制のため、ヘアブラシ、かみそり、歯ブラシなどの客室アメニティをバイオマス原料、再生プラスチックなどを使用した製品へ順次移行中なんだとか!
例えば、ヘアブラシ。本体を藁40%、再生プラスチック60%に。包材はサトウキビ由来成分30%に。
歯ブラシは、本体を藁40%、再生プラスチック60%に。なんとチューブ容器や包材にも、サトウキビ由来成分30%を使用。
シャワーキャップは、本体と包材共に、サトウキビ由来成分30%使用。
かみそりは、本体(刀部除く)にエコプラスチックを50%使用。
クシは、本体に藁40%、再生プラスチック60%を使用し、包材にサトウキビ由来成分を30%しています。
ホテル日航大阪の客室プラスチックごみ排出量は年間約7.6 トン(2019年度)。この取り組みが完全移行した際には、最大約40%削減となる見込みだそうです、大きいですよね(驚)。その他にも「テイクアウト用木製カトラリーの導入」、「紙製ストローの導入」や「客室バスアメニティのミニボトル廃止」に「忘れ物(傘)の再利用」などにも取り組むホテル日航大阪。
観光ホテルを選ぶとき、観光地へのアクセスのしやすさや利便性に価格なんかも比較検討することと思います。もし「プラスチックごみ削減に向けた取り組みをしている」ことにも着眼するのなら?? いえ、もうその選択項目が私たち消費者にも用意され、私たちの観光ホテル選びを変えるかもしれない、それがホテル日航大阪の取り組みなんですね。