夏の「3種の神器」

「ワンピース×サンダル×水着」のバランスはなぜ難しいのか？たとえば…もの静かでおとなしいワタクシが選ぶ勝負ワンピースは大人感たっぷり。にも関わらず水着だとなぜか弾けて（若作り）してしまう。無難なポイントと欲張るポイントがせめぎ合い、どっちつかずのサンダルが両ポイントと馴染まない。しかーし、「ワンピース×サンダル×水着」この3種の神器を征することができ、初めて夏を迎えられるのです。さんざん遊んだ夜には「あーいい1日だった」とガリガリ君をかじり、彼氏と線香花火で遊ぶ。その満足感にむけて、もう仕込み＆段取りはスタートしています。

だから、footネイルなのです。

ならば、足元にポイントデザインを持ってくる。3種の神器をつなぐデザインとカラーを配して、バランスを調整するのです。そんなわけで、心斎橋の「FELICE」に向かったのです。「FELICE」は、まつげエクステやネイル、ヘアメイクや着付けなど、日常からハレ日まで幅広く女子のシアワセを叶えてくれるサロン。白を基調としたミニマムな空間にアロマ漂う落ち着きの空間。もの静かでおとなしいワタクシにピッタリです♪

ご担当いただいたのは、当店のネイリスト「松原さん」。
笑顔が可愛らしい20代女子は、ひとたび機材を手にすると、グググッと職人の面持ちに変身。それもそのはずで、松原さんはJNEC「日本ネイリスト検定試験センター」の1級資格保持者。半年に1回の検定試験を一発でパスし続けた、文字通り一級の腕前なのです。しかも…芸大出身の彼女は陶芸や彫刻の心得から、手先が器用！さらには、独自性の高いネイルデザインが支持され、彼女を頼りに訪れるお客さんもあとを絶たないのだとか。

そんな彼女が今季に向けて、5月からコツコツと考案してきたfootネイルデザインは約32種。街を歩きお洋服やスイーツを見たりしながら、想像力をふくらませるのだとか。フレンチやラメ、グラデーションやピーコックアートなど、幅広いデザインが並びます。碇を大きくあしらったマリンテイストや爽やかターコイズブルーはハッと目を惹くはず。もちろん、お客さんが持ってくるデザインやキャラクターのあしらいなども対応可能。また、ベースデザインにプラスオンのリクエストも受け付けているそうです。

デザイナーでもあり職人肌でもある松原さんは、同時にカウンセラーでもあります。デザインに迷うお客様には、肌色を見て、好みや希望を聞きだし「コレがいいです！」と太鼓判を押してくれるのです。「footは目線が遠くなる場所なんです。もし数種のデザインで迷っていらっしゃったら、私は間違いなく一番くっきりとしたデザインを薦めます」と話す姿は、もうDr.の風格。頼りにしたくなるネイリストさんなのです。

ふかふかのシートに、柔らかな間接照明。施術中の心地はリラックスそのもの。甘皮を丁寧に丁寧に除去するのも「FELICE」の特徴。「爪の健康とネイルの持ちを大切に…」松原さんのこだわりが垣間見れるのです。日ごろの疲れもあいまって、ウトウトとし始めるのです。Zzzzzz。
緊張感ゼロ、警戒心ゼロ、すべておまかせしまーす♪

「ワンピースどんなの買ったんですか？」そう聞かれて、浮かれてしゃべり出すワタクシ。夏の予定や仕事の文句、飼い犬の愚痴に、晩酌の酒量、ペラペラペラとしゃべるしゃべる。ニコニコとうなづく松原さん。近隣の働く女子たちも足しげく通うというから…心斎橋女子の心の拠り所ですね。

今回はONのみなので、約1時間30分の施術でした。仕上がった足元を見て大満足です。でも、足だけじゃないんです。肩や頭の重さがサーッと引いていっている。信頼できる人にすべてをおまかせできる安心感や、落ち着きを促す空間、そして聴き上手な松原さん。これは価格化できない満足です。さ、夏のお支度も最終戦です。優雅にFELICE（幸せ）にしたたかに行きましょう。松原さん、ありがとうございました！