美しい眼鏡の世界
究極ともいえる引き算の世界
詫び寂び美学、ニッポンmade
眼鏡市場 心斎橋本店
造形に痺れる、こんな経験なかなかない!
秋に向けて眼鏡を新調しようとリサーチを重ねていたら…見つけてしまったんです。とんでもない眼鏡を。WEB上で見かけて息が止まり、実店舗で手に取って心臓が止まりました。それは「眼鏡市場 心斎橋本店」にありました。
丁番とネジが無い!?『ZEROGRA』
Too muchなデザインが、その分かりやすさも相まって支持される昨今。シンプルであることは、飾ることよりも美学と美意識が試される…そして技術も。そう実感させてくれる、眼鏡市場のオリジナルコレクション『ZEROGRA(ゼログラ)』。
ご覧ください。削ぎ落しに削ぎ落した端正なデザイン。直径わずか 1㎜ の極細テンプルに宿るのは、福井県鯖江市の技術力、そして精神力。パーツ点数を極限まで減らし、眼鏡を構成するミニマルな要素のみで造形を現した…傑物です。
なんと、この眼鏡には丁番とネジがありません。全構成要素7パーツ(通常メガネは33パーツ)を一体化させ、フロントリムもパッドも、ひとつなぎ。実はこのミニマルデザインには究極の目的がありまして、それが「かけ心地の追求」。重さや締め付けを極力排するために<必然として>ミニマルデザインにたどり着いたという逸話にもシビれます。
ここでご登場いただくのが店長の鈴木さん。ゼログラ「ZEG-C01」をかけてくださいました。「とにかく軽い、自然な装用感、しっかりとフィットして安定性もOK」と話してくれます。
装着イメージはこの通り。もともと鈴木さんが爽やかイメージであることを百歩譲って差っ引いても、すっごくスマート。かけている本人は軽いかけ心地、対面するこちら側も軽やかな印象を抱きます。知性や品性、スマートさがあふれ出る、すごすぎる『ZEROGRA(ゼログラ)』。
「いやいや、もうちょっと重厚さが欲しい」というアナタ、こちらの『ZEROGRA(ゼログラ)』もお見逃しなく。3年連続でGOOD DESIGN AWARDを受賞した逸話を持つ「ZEG-C05」シリーズ。なんとシートチタン材1枚のみでフォルムを造ってしまった、ある意味で問題作ですよ!
その薄さ0.6㎜の衝撃的なチタンフレーム。切削と折り曲げだけで魅せる曲線。眼鏡の主役たるレンズをここまで美しく際立たせる仕様があるなんて。先ほどの「ZEG-C01」に比べて「引き算がされている、というデザイン性」が印象的な逸品なんです。
装着イメージはこの通り。ほらほら、ビジネスシーンで「あ、デキる人だ。間違いなくデキる人だ」な印象になりますよね。ちょっとサイバー感も入って、こんな『ZEROGRA(ゼログラ)』もかなり魅力的!
あのCHARMANT(シャルマン)の『Urban Trail 』も見逃せない
さて、ここで眼鏡市場さんオリジナル以外にも目を向けてみましょう。鈴木さんイチオシがあのCHARMANT(シャルマン)の『Urban Trail 』。ワタクシはCHARMANT(シャルマン)を初めて知ったのですが、なんでもメガネ好きやメガネ通な方々にはよく知られる鯖江made。その歴史は1956年、飾り鋲の製造にルーツを持つ生粋も生粋のものづくり企業が送り出す、珠玉のプロダクト。ただーーーし!実際のCHARMANT(シャルマン)はワタクシの収入なんかではおいそれと購入が難しい。だから、比較的親しみやすい価格帯の『Urban Trail 』ラインをご紹介!
例えばこちら「UT24802」。瀟洒…、まさに瀟洒。美しい造形にうっとりとしてしまいそうですが、なんといきなり・・・・
グニャリとフレームを曲げる鈴木店長。ワタクシには「俺の腕はそっちには曲がらねぇんだよ!!!」とUT24802が叫ぶ声が聴こえてきそうなほど、おかしな方向に曲げるんですよ!!
実はこれが『Urban Trail 』の凄み。しなやかなバネ性のテンプルが頭部をソフトに包み込むようなかけ心地を実現。また、タテのバネが耳への重力方向負荷を軽減する仕様で、耳当たりを楽に!このタテ×ヨコのクッション演算で耳への圧力負荷を1/3減(同社商品比較)。この「アウトドアにも向く高機能×都会的なデザイン」にミックススタイルが『Urban Trail 』最大の魅力なのです。
装着イメージはこの通り。肌なじみの良い質感とカラー、どんなシーンも選ばないユニバーサル。「例えば、朝に軽くジョギング、そこから身支度して会社へ。帰りにはジムとか飲み会とか。休日にはアウトドア。そして週明けにまた仕事へ。装着する方のどの日常にもフィットする機能&デザインが最大の特徴です」と話す鈴木さん。
こちら「UT24808」にもご注目ください。より主張あるデザインですが、先ほどと同じくタテ×ヨコのクッション演算が効いた、装用感抜群の逸品。このほか、 『Urban Trail 』は鼻に当たるパッドのクッションにもひと捻りが効いており、形状や仕様の研究開発で鼻への跡が軽減される仕様となっているのです。
こんなしっかりとしたデザインの眼鏡をかけている人を見ると「おしゃれだなー」と思う反面、重くないのかな?耳や鼻が痛くならない?なんて思っちゃいますよね。「いえいえ、ここまでインパクトあるデザインでも、クッションが効いて軽やかです。さすがCHARMANT(シャルマン)の『Urban Trail 』です」と鈴木さんもニッコリ。
軽量化や装用感のアップには、こんな些細な場所にもアイデアが宿っています。眼鏡のモダン部分のこの先端。空洞をあけて、軽量化とフィット感をアップ。なんというか・・・すさまじい開発力です!
ここまで眼鏡のデザインや機能性に関して、いろいろとご紹介してきました。こんなおしゃれな眼鏡ならば、ワタクシもオシャレに映るんじゃないかしら♡ と、思いましたことろ、鈴木店長から思わぬアドバイスが降ってきました!
「お客様たちには、もっとご自身の魅力や持ち味を大切に想って欲しいと願って、眼鏡選びのお手伝いをしています」と。オシャレな眼鏡が主役なんじゃない、あなたの顔が主役なのだと、会社も鈴木さんも、スタッフさんたちも、その一心を発信し続けています。誰にでもなりたいイメージはあるし、自分の顔が嫌だなーって思うこともあるかもしれない。「ですが、僕たちプロから見れば、その方のお顔や表情には、その方だけの力や魅力がある。眼鏡はそれを充分に活かしきるためのアイテムにすぎない」のだと。
横幅、眉毛の位置、瞳孔、輪郭…そんな無数のコードを読み取り、その方の魅力が最大限に引き出される眼鏡を選ぶ、それが自分の仕事なのだと話す鈴木さん。朴訥と控えめなしゃべり方ながら、伝えてくる内容の熱量に、かなり心が迫られます。この辺りは、前回取材分にて詳しく説明しています。ぜひご一読を!
最後にとっておきの情報です。実は同店2Fには…世界に名だたるブランドの眼鏡やグラスが展開されるコーナーができていました。グッチ、バーバリー、ティファニー、プラダ・・・そして、
そして・・・バレンシアガも♡♡♡ ワタクシごとであれですが、欲しい!バレンシアガ、絶対欲しい!!!!!!ほしいーーーーッちゅーねんっ!!
鈴木様の先ほどのアドバイスも忘れて、ブランドネームに夢中となってしまうワタクシです。ですが、きっと鈴木さんのことです、バレンシアガの中からワタクシの顔を最も際立たせる1本を選んでくれるはず!この続きは、2024年ボーナスシーズン直前に!こうご期待!
ZEG-C01/26,400円
ZEG-C05/26,400円
◆Urban Trail
UT24802/26,400円
UT24808/ 26,400円
※価格は税込み価格です。
※価格にはレンズ代が含まれます。
※レンズは30種類以上からお選びいただけます。
近視用/遠視用/乱視用/遠近両用/中近両用/近々両用など