1979年の創業以来、昔ながらのシンプルで丁寧な調理をモットーに心斎橋で愛され続けるイタリアンレストラン「ピエトラサンタ」。常連のお客様の「これどうやって作ってるん？」から始まり、リクエストに応えるべく、定休日である月曜日にお料理のワークショップを開催し始めたとのこと。
今日はそんなピエトラサンタで「白バルサミコを使って簡単な前菜を作ろう」に参加！

調味料ひとつでプロ顔負けの味

食べることが大好きな私は、お料理を作るのも好きなほう。とはいえ、自分で食べる分のチャーハンをちゃちゃっと作る程度で、ホームパーティに持参できるほどのオシャレなお料理には自信がないし、調理法も案外自己流になってしまっているような…。そんな女子達に温かい手を差し伸べてくださったのはシェフの塚原祥平さん。「ぼくも緊張してるんです。」と、この日のために細やかに書き込まれた台本を握りしめながら苦笑い…そんな素の一面が女子たちをリラックスさせて和やかな雰囲気が広がります。

習ったメニューは、お米のサラダ、鯵のカルパッチョ、ペペロナータ（パプリカのマリネ）の3品。お料理が得意な方にも新しい発見を、ということで黒いバルサミコよりも酸味がまろやかでどんな料理にも合わせやすい「白バルサミコ」をテーマにしたアレンジレシピです。お米のサラダ？？なんて、聞いたことなかったのですが、前菜として出されることが多い「冷製のリゾット」のことで、いつものお米をパスタ同様にアルデンテに茹で上げてオリーブオイルと白バルサミコでマリネするだけですっかりよそいきのお味に。

飛び交う質問に対し、お米の固さを守るために洗わず使うことや、粘りが出るとダメなので加熱の際には混ぜすぎないように、などちょっとしたシェフの解説を聞き逃すまいと、みなさん必死にメモします。

習ったからには自宅で実践！

シェフの「せっかくなら手軽に家で再現してほしい」という想いから、お米のサラダにはツナ缶を、鯵のカルパッチョは、「スーパーで手に入るお刺身用の切り身」を使うという配慮、さらには「白バルサミコ」を１本ずつお土産でいただけるというから感激です。小学校の調理実習の後のように、家に帰ったらすぐに実践して誰かの「美味しい」を聞きたいのが乙女心ですよね。ペペロナータのパプリカも家にあるトースターで焼けば、簡単に皮がむけるというから驚き！こちらは、しっかりマリネして保存容器に入れておけば冷蔵庫で１０日ほど保てるということで、急な来客にもドヤ顔できる一品です。試食とは別に1瓶ずつお持ち帰り用まで！調理の後は…

待ってましたの試食タイム

「初めまして」同士の方も多い中、共同作業をこなした仲間だからこそ自然と会話が盛り上がります。「仕事や学校の都合で定期的には通えないけど、単発のワークショップなら予定を調整しやすいので、また次回も来たい。」「大人になって新しい友達が増えるのは嬉しい。」と話す参加者の皆さん。魅惑の「白バルサミコ」でレパートリーの幅も広がり、大満足な1日でした。