5：3：2の法則

1802年フランスで創業。その歴史は1682年にルイ14世に仕えていた頃にさかのぼるダロワイヨ。ショコラ、パティスリーなど幅広く伝統の味を届けています。店頭には瀟洒なスィーツや香り高いバゲット。そして…なんと！たこ焼きの舟に乗った通称「たこ焼きパン」なるものが!?そして、次から次にお客さんが商品を手に取りレジに向かうではありませんか。
2年ほど前から企画販売されたこの商品。天野店長いわく、販売当初は「あのダロワイヨがたこ焼きパン？」と問い合わせが相次いだのだとか。観光客さんのお土産に、ビールのつまみに、小腹減りのお供に、口コミで人気が広がるたこ焼きパン。地場の伝統に敬意を払うのがフランス流の美食文化。その考え方のもとに考案されたのが、ダロワイヨ心斎橋のこの商品なのです。この舟皿のなかにフランスと心斎橋がなかよく一緒になっているのですね。

正式名は「プチ枝豆ソーセージ」。フランスの自然海塩「ゲランドの塩」を使用し、枝豆・ダイスチーズ、粗挽きソーセージを練りこんだひとくちサイズ。心斎橋店限定商品です。

カレーや野菜、穀物を1枚のプレートに並べる、インドの定食「ターリー」。ターリー皿と呼ばれるステンレスプレートは、心斎橋筋商店街を南へ下った、道具屋筋で購入しました。過去に3度もインドへ渡り、みっちりとインド料理を堪能してきた私は、大のカレー好き。このターリーは栄養学的に見てもよーくできているんです。バランスの良い食事って、なかなか難しいですよね。ですが、このターリー皿には、盛り付けるだけでバランスを良くする仕掛けが隠されているんです。

一枚のプレートは1回の食事。その半分に主食（穀物類）を乗せたら、後は主菜：副菜：副々菜を5：3：2で乗せるだけ。それが自然と配されるように、このプレートには仕切りが付いているんですね。主菜はチキンカレー、副菜はカリフラワーのスパイス炒め。副々菜にフレッシュ野菜を添えて。ほら、カンタンですよ。そして今回は、ダロワイヨの通称「たこ焼きパン」を主食に。このひと口サイズのパンがカレーに良く合い、野菜にも相性良し。なんとも頼りになる丸っこいひと粒なんです。