お花見のお供に桜色のご馳走 寿司も甘味もぜーーんぶ連れて行く♡
今回の「まとめ記事」はお花見に持っていきたい桜色のご馳走です。大阪でお花見といえば数々の名所が思い浮かぶことでしょう。しかしながら、心斎橋を中心にグルリと囲む4つの公園をワタクシは推したい!心斎橋でのお買い物帰りにフラリと立ち寄れて、ベンチで最大30分の「まったり」。これでも充分にお花見は楽しめるのです。
①堀江公園→心斎橋から西へ堀江方面に徒歩10分ほど。満開の桜が囲む堀江住人の憩いスペース。
②靭公園→心斎橋から西北へ徒歩30分ほど。バラ園で有名なピクニックの名所。いろんな犬種もやってくる。
③道仁公園→心斎橋から東へ堀江方面に徒歩12分ほど。島之内にポカっと現れる穴場アイランド。
④高津公園→心斎橋から東南へ堀江方面に徒歩20分ほど。高津神社に隣接する桜の名所。
以上が心斎橋周辺のワタクシのおすすめ桜名所。何も頑張ってお弁当つくるだけが花見じゃない!もっと気軽に、もっと手軽に、この季節だけの特別を楽しんで!
鶴屋八幡/160年以上、茶人たちに愛された侘び寂びのお菓子。分け合う尊さを教えてくれる
鶴屋八幡と言えば…江戸時代の茶人たちから厚い支持を受け続けた事でも有名。侘び寂びの心を映し出すひとつのお菓子には「人と人」や「人と和菓子」の出逢い、その一期一会の想いが込められます。実は、さらに遡ること…元禄時代が同社のルーツ。およそ300年もの昔から継がれる職人技術と菓子への心。技だけでなく心も現代に運び、2023年の今年も私たちに“今年だけの春”を楽しませます。
今回ご紹介するのは「さくら百楽」。もともと「百楽」とは半世紀以上も同社の代名詞たる最中菓子。季節限定で供される春バージョン「さくら百楽」はまさに同社の風物詩。麗しい薄ピンクの最中に挟むのは、大島桜の葉の塩漬けを刻み練り込んだこしあん。舌の上でとろけるような滑らかなこしあんは、塩漬け桜のソルティーさと相まって、塩味と甘味の流麗な相乗に。
ここで問題です。「百楽」および「さくら百楽」のこの十字の窪みは何のためにあるのでしょうか??実は・・・
こんな風に「ひとつを分け合う」ため。いま、ジンと来た方!実は、私もジンと来ています!これが創業300年以上、茶人たちに愛されてきた老舗店の心。
「その他にも、お年を召して小さなひと口が食べやすい、という長年の顧客様のご要望を反映した形でもあるんです」と教えてくれる池田店長さん。同社のアイコンたる「百楽」に思い切ったアップデート(十字の窪み)を入れたのは、実は数年前のこと。老舗はいつも新しい、とはまさにこのこと!ちょっと感動する小ネタといっしょに、桜の下で味わうのも一興ですね♡
そんな「百楽」は初夏から盛夏にかけて「塩」、秋口は「栗」と、目からハートが飛び出しそうなラインナップを季節を通して展開。皆様、まずは春の「さくら百楽」を楽しんでみて♪
うお活鮮/寿司職人が春に向けてシャリの甘みをチューニング!その心は???
うお活鮮、実は歴史は古い!創業は昭和37年、60年以上の老舗店。そのルーツは鮮魚屋さんで、長年かけて独自の調達ルートを構築してきた骨太な一軒。その上、品質管理には同社独自のガイドラインを策定し、その数100項目以上と、まさにガンコ親父な鮮魚店なのです。ここでは鮮魚総菜をメインに扱い、施設内厨房ですべて手作り。頑固親父の鮮魚総菜って…折り目正しいお寿司たちかと思いきや…ワタクシSNSで映え寿司としてよくみかけるんですよね。その秘密とは??
じゃん。これが「リング寿司」。思わず…きゃ、きゃわゆい♡と声が漏れそう!とはいえ‥よーく見ると恐ろしい技巧の数々が注がれる。イカには無数の隠し包丁。鯛は身がピカッと締まり。サーモンはピンっと張った表面からも鮮度の凄みを漂わせ。惜しみなく注がれるイクラにトビコ。さらには春のカラー「桜でんぶ」。
大きさはこんなカンジ。1個にしっかりとボリュームをもたせ、目を喜ばせ、食べ応えも抜群。箸で割れば「ひとくち寿司」となるようなつくりで、食べやすさにも考慮。なんだか「映えぇぇぇぇ」だけで説明し難い、様々に技巧と思慮の注がれた「リング寿司」なのです。
というわけでタネ明かし。うお活鮮の鮮魚総菜を手掛ける上田さんです。実は上田さん、寿司職人歴20年以上の大ベテラン。中央市場で仕入れる鮮魚、サーモンは新鮮さを充分に見極め、朝締めの鯛は塩水で〆る、イカの隠し包丁は「どの年代の方にも食べやすく」を最優先とするなど、<見えない仕事>をこれでもか!と注ぎ込んでいるのです。そりゃ「映えぇぇぇぇ」だけで語るのは浅はかというもの。職人技の宝庫だったわけですから!
そして最大の秘密が「シャリ」。実はこの「リング寿司」は3月のお雛祭りから4月のお花見に向けての人気商品だと教えてくれた田井さん。「だから、ご家族そろって、もちろんお子さんにも美味しく記憶に残して欲しい」想いから、シャリは少々甘めにチューニング。いま、ジンと来た方!実は、私もジンと来ています!
うお活鮮にはグループ店が山のようにありますが「リング寿司」のような華やかメニューを始めたのが、ここ大丸心斎橋店が初めてだったとのこと。新しい試みは強固な技術力に支えられていることがよく分る逸話です。是非とも桜の下で味わいたい、才色兼備な「リング寿司」です。
セガフレード・カフェ 大丸心斎橋店/今話題、スィーツの黒船。創業200年の老舗とコラボ???
セガフレード・カフェは2022年9月にこちらにオープンした真新しい店舗。イタリアに本社を置く焙煎メーカー「セガフレード・ザネッティ」が世界に展開するイタリアンバールで、日本初出店がここ!!という、心斎橋人にとっても光栄なこと♪♪
こちらで今話題となり、同時に問題作(笑)ともされているのが…これ「ビニエ」です。さて、「ビニエ」とは何か???ここで皆様に質問。「シュークリーム」はどこの国が発祥でしょうか??ワタクシ含め多くの方が「フランス」と答えることでしょう。実は…もともとのルーツはイタリア、という説!!かのメディチ家のお嬢さん、カトリーヌが嫁入りする時に、いっしょに連れて来たお菓子職人が考案したのが「シュークリーム」の原型…という説が浮上!!そんな逸話から、セガフレード・カフェは「ビニエ」を考案。つまり、イタリアのシュークリームってワケね。
そして「ビニエ」が心斎橋にやってきてどうなったか?ご覧の通り鹿児島・紫芋や静岡・ほうじ茶や、京都・宇治抹茶と「和」の装いを纏っているという、横断的なアレンジ展開♡もちろん、カスタードやティラミスやピスタチオといったラインアップもあり。でも、桜の下で味わうならば今回は和のテイストがいいかしら??
※和シリーズのフレーバーは季節により変更がございます。
もちろん、テイクアウトも可能ですが、どーーーしても味見がしたくて「京都・宇治抹茶」を店頭カウンターでいただきます。このスクエアなフォルムは果たしてシュークリームなのか?それともシュークリームとは似て非なるものなのか。実食・・・・。
結論→「シュークリームでした、けれど、想像のナナメ上をいきます♡♡」。表面はしっかりと焼き上げられたテクスチャー。それでいて中身はとってもエアリー。この「クシュっ」と感がクリームと超絶マッチして食感と味覚のグラデーションが重層的!!!なんでもパイ生地を駆使しているそうで、サックリ感もたまらない。そして・・・
2023年3月17日からは同店と大源味噌(大阪日本橋発祥の老舗味噌屋さん。大丸心斎橋店本館B1Fにもあります★)の初コラボ商品もリリースしています。春の和桜をイメージした「ビニエ -和桜-」(左)と「ボンボローニ -和桜-」(右)は可愛らしいピンク色。イタリア産リコッタと大源味噌の白味噌がどんなコンビネーションを奏でるのか!?この春、あなたも歴史の生き証人になろう♡
■鶴屋八幡
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 本館B1F
電話: 06-6253-0299
URL: http://www.tsuruyahachiman.co.jp/
・百楽(1個)/194円
・さくら百楽(1個)/216円 ※期間限定商品
■うお活鮮
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 本館B1F
TEL: 06-6271-4505
URL: http://daisuichokubai.jp/
・リング寿司/1,500円 ※販売期間:4月16日迄で
■セガフレード・カフェ 大丸心斎橋店
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 本館B1F
TEL:06-6281-8900
URL: https://www.segafredo.jp/
・ビニエ 京都・宇治抹茶/550円
・ビニエ –和桜-/550円 ※期間限定商品
・ボンボローニ –和桜-/480円
※価格はすべて税込