「雪のはな」冬のコレクション
(夏だけじゃなく1年中楽しめる専門店)
Store Info
- 店名雪のはな Dessert Cafa
- 住所大阪市中央区心斎橋筋2-3-24ジャパンライフビル1階
- 電話番号06-6210-4525
- URL
http://www.yukinohana-cafe.com(公式)
- AREA
- 7
- EAST
憧れの李女史と再会!
ちょうど一年前に取材をしてから、ワタクシ、是非もう一度会いたかった方がいます。パッピンス専門店「雪のはな」でマーケや商品開発を担当されている、李惠眞(LEE HYE JIN)女史。釜山国立大学で栄養学を修めた超がつくエリート。その上、学術だけでは飽き足らず、韓国調理師免許まで習得してしまった技術者でもあるのです。商品開発のロジックや理念、そして表現力、すべての要素を兼ねそろえた彼女。今冬からのシーズンメニューにも、彼女の才が注がれています。今回は、そんなメニューの数々をご紹介!
さて、ここでパッピンス専門店「雪のはな」のおさらい。パッピンスと言えば韓国のかき氷。でも当ショップでは「雪」と呼んでいます。なぜならば、それは氷ではないから。北海道産ミルクを凍らせ、日本に一台しかないという特殊マシンで瞬間的にドサーっ!それは、もう氷ではなく粉。粉雪のような感触。凍らせているにも関わらず冷たさは全く感じません。ふんわりとしたミルクの粉のようなもの。
でありながら、口に含むとスッと溶けてゆくのです。そんな「雪」に合わせるのは、フレッシュな果実、古来よりの粗食&健康食であるきな粉やゴマなど。李女史が目指したのは「食事」のようなスィーツだそう。動物性たんぱく質(牛乳)と植物性たんぱく質、ビタミン&ミネラル&食物繊維(きな粉や黒ゴマ)。栄養価の高いトッピング(ナッツや小豆)。そして穀物(お餅)。こうやって書き出してみると、当店のパッピンスはバランス良しの一回の食事のようです。
さて、ここで登場するのが李女史。びっくりですね~!皆様、白衣と眼鏡の研究者のような女性をイメージしていませんでしたか?そう…李女史は超がつく美人さんなのです。韓国に古来より伝わる健康的な食文化を踏まえながら、現代の女性が「美味しい♪」と思えるスィーツを、それを「これまでになかった、どこにもないカタチで」生み出すのが、彼女の信念。強くて美しい、素敵な女性なのです。
では、「雪のはな」秋冬コレクションの紹介です。まずは「柿雪」がランウェイに。スペック紹介いきますよ!まずはどっさりと「雪」、そして丸々1個分の「柿」。これは注文が入ってから皮をむいて切り分けるというこだわりぶり。さらにはマスカルポーネクリーム。柿のジュレに干しぶどうやナッツ類。
オレンジカラーが圧巻の一品は、撮影に運ばれるまでに女性のお客様たちの目を釘付けにし、おもわず「美味しそう…」とため息が。コクのあるマスカルポーネと甘みの高い柿が見事にマッチング、食感際立たせるナッツ類や、酸味を効かせる柿のジュレも調和します。柿のイメージが変わること間違いなしな一品です。
次は「かぼちゃ雪」の登場です。丸ごとかぼちゃをイメージしたヴィジュアルがなんともユニーク!スペック紹介いきますよ、かぼちゃのペースト、サックサクなチョコチップ、かぼちゃの種も含めたナッツ類に、かぼちゃの軸を表現するのはカリントウ!
かぼちゃのペーストとミルクの「雪」の相性が素晴らしすぎる!フンワリとしたミルクの甘みに、かぼちゃの自然な糖度が絡みます。この口溶けは新食感すぎて、チョコなのかケーキなのかヨーグルトなのか、例えるものが一切ありません。李女史がいう「これまでになかった、どこにもないカタチ」がまさにコレ!まさにガストロノミー、スィーツのガストロノミーです!温かなかぼちゃティーとの相性もお楽しみください♪
「雪」だけではありません。こちらは「ホットック」。韓国の屋台の定番です。当ショップでは「もちもちパンケーキ」の名称で新商品に。ナイフを差し込んでびっくり、ナイフの側面に生地がくっついて離れないくらいモッチモチなのです。そのわけは・・・、
もち米の粉を使っていること、そして、生地の内部にびーーーっしりと詰め込まれた黒砂糖に絡める、クルミやカシューナッツやアーモンドやピーナッツ。シナモンの香りがふわりと立ち上る一片をパクリ。ナッツ類の食感が、モッチリとした生地をさらに際立たせます。
さらには、これが李女史の真骨頂、フルーツ丸ごとの技!注文が入ってからオーヴンで加熱するリンゴは、熱により甘みがアップ。そして酸味もさわやかに。このリンゴに空けられた穴に詰め込まれるのは…
黒糖やナッツ類なのです。ナイフを入れると、熱された黒糖とリンゴの果汁がジュワーーーーっと。ホットックとの相性は抜群、こんなスィーツ、見たことない!!
まだ終わりません。この冬展開する新商品は、なんと、あつあつの一品。こちらも、韓国屋台の定番「トッポキ」です。筒状のお餅は日本のお餅と違って、加熱しても形が崩れず、弾力性も高い。コチュジャンスープの一品は、スタンダードに食指をそそりますね。
それに、たっぷりのチーズを加えた「グラタン」バージョンや、
女子が大好きな「カルボナーラ」バージョン、
カルボナーラにコチュジャンを加えた「辛いカルボナーラ」バージョンも。ホットックに続いて、トッポキもカワイイ一食に再構築するとは…李女史のセンスがすごすぎます!
李女史の開発力もさることながら、ワタクシは今回、店長・松宮さんのプロ意識にも感服いたしました。試食を終えたワタクシとカメラマンに、一心に感想を求める様は、「もっといいものを…ここで満足してはいけない」と求める姿勢の現れなのです。李女史と松宮さんのコンビで生まれる「雪のはな」の新メニュー、その本気度はまだまだスゴいモンを生み出し続けます!
- 柿雪 1000円
かぼちゃ雪 ○○○円
もちもちパンケーキ(ホットク)抹茶あずき 850円
もちもちパンケーキ(ホットク)焼きリンゴシナモン 950円
スープトッポキ(コチュジャン)800円
スープトッポキ(カルボナーラ)1200円
スープトッポキ(コチュジャン チーズグラタン)1000円
スープトッポキ(辛いカルボナーラ)1300円
かぼちゃティーpot 500円
かぼちゃティーcup 300円 - ※全て税別価格