2023.06.29

URBAN RESEARCH流フェミニン解釈
ひと味もふた味も違うテイストで、
定石を超えた魅力を強発信♡

SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH 心斎橋

ディティールが命綱。そのギリギリを華麗に渡り切れ!

「ぶりっこ」という言葉をここを読んでいる方たちはご存じかしら。エフォートレスやユニセックスのトレンドに押され、フェミニンが「ぶりっこ」解釈で雑に納められがちな昨今。そんな雑な整理の仕方でいいのか?とワタクシは問いたい。ホンマのダイバーシティってのはね、自分が好きだと感じるテイストに恥だの罪だの感じなくていい世界のことよ。男でも女でも、女性らしい雰囲気が好きなら躊躇なく選び取ればいいの。ワタクシだってほんとはフリルが好き、レースが好き、リボンが好き。だからこそ!練りに練られたフェミニンってのは…実は最高にカッコいいってものなのよ!

そんなことを強く感じた今回のSENSE OF PLACE取材。そう、大阪が誇るURBAN RESEARCHが手がけるファストファッション。 URBAN RESEARCHといえば、抑制の美、ハイエンドなミニマル、マテリアルの対峙…で、それこそ都会的なシンプルさの日本代表選手、だとワタクシは思っていたのですが。その同社が本気で『大人可愛い』(つまりはフェミニン)に取り組んでみたらどーーーなったか?その答えが今回の記事なのです。そこには斜め上の世界が待っていた!

まずは、往年のURBAN RESEARCHテイストを感じさせるこのコーデAから。なんと言っても主役はシアーシャンブレーシャツ。ツヤとシアー感をフワリまとって、リネンライクパンツとピンク×グレーのコンビネーション。これだけでも「勝ち」。センタープレスかっちりなワイドパンツのオフィシャル感とシャツのリラックスがミックスアップ。足元はグルカ。バックはシースルー。 まさにURBAN RESEARCHらしいテイストに・・・・

透過性の向こうに潜ませるアシンメトリーデザインのインナー。この妙味!ヘルシーな女性らしさの打ち出しで、オシャレ感は爆上がり。スタンダードな組合せに「一カ所だけ」妙味を加える、しかもシアーの向こう側・・・なんて、かなりのテク。「このリネンライクパンツは洗濯のしやすさもシワになりにくさも、かなりいいです!」と五十嵐さんもニッコリ。

つぎのコーデBは、定番のロングタイトを主役に。ストンと降りる「 I 」ラインにクロップド丈のシャツを。大胆なワイドスリーブとカゴバックが清涼感を演出。足元のトングサンダルは存在感あるボリュームでロングタイトの裾まで視線を動かして。最大のポイントはワントーンコーデに近いくらい全エレメントを「淡く」配置すること。ここまで思い切ってワントーンに挑んでもいい!なぜなら・・・

シルエットの緩急が圧巻だから!クッタリとフォルムを描くこのシャツ。着崩しているのではありません、羽織るだけでキマるんです。このクッタリ感から降りるロングタイトのストレートラインが女性らしい「動き」を生むのです。さらには・・・

メロウがかったこのインナー。フワリとした印象をこれでもかと添加しながら、縦の黒1本ラインがロングタイトとの連動を創出。かなり手練れの巧妙テク。

「実は、こんなにも動きやすいストレッチ素材なんです」と笑顔を見せてくれた五十嵐さん。ロングタイトだって、ここまで可動性が高ければお仕事中も心配なし。素直に「かわいい」と感じるテイストに何が罪があるっていうのか!素敵なものは素敵でいいんです!

最後の真打ちに入る前に、太田店長さんにご登場いただきましょう。今回のテーマはフェミニンと聞いて「あのURBAN RESEARCHが!?」と驚いたワタクシ。「今年はSENSE OF PLACEが10周年を迎えました。そこでPBであるHEYUMM(へユム)が新たなブランドコンセプトを掲げ新生しています。誰かの為じゃなく、自分の為にオシャレをする全ての人を、ほんの少しでも後押し出来るような大人可愛い服をリリースしているんです」と教えてくれました。さて、そのHEYUMM(へユム)で全身を丸ごとコーデしたスタイルが・・・・・・!!!

コチラ、コーデC。なんてこと!!!ここまでフリルを多用しながらわざとらしさや野暮ったさは「ゼロ」。それどころかセンスの塊のような女性らしさ。既存のポジショニングマップのどこにも位置しない、真新しいフェミニンスタイルがここに。。 「幼女が憧れるプリンセス」でもなければ「モテる丸の内OL」なんて消費ワード的な安ッぽさも一切感じさせない。いったい何が違うのか?どこが異なるのか?

秘密はこれ。例えばフリルは「付けただけのフリル」ではない「デザインするフリル」となっている点。内から外へと広がるエアーフリル。襟で大きく波を打つ曲線。輪郭を追うと「 H 」型フォルムとなるスクエアさと流動フリルが対を成しながら同居する複雑な印象。そこに1本伸びる細やかなボタン。

背後はさらにインパクト。肩から腕周りのフリルと左右に伸びる襟フリルが直線と曲線をコントラスト。この巧みな印象付けが「フェミニン=気品」へとイメージ演出。これだ、これがURBAN RESEARCH流の女性らしさ。身に着ける人を絶対に消費させない矜持!!!

さらにはスカート。かなり高い位置からアシンメトリーに流動的ラインを配置。その遊び部分にも贅沢にドレープをあしらい、身体を動かした際に最も美しさを発揮する巧妙デザイン。風を拾いやすく設えて、ふわりと広がるラインにもウットリです。

いかがでしたか?URBAN RESEARCH流フェミニン解釈は予想を上回る「段違い」。着る人が堂々と誇りをもって立ち居振舞えること、それがSENSE OF PLACEの変わらぬプライドなのでしょう。自分が好きだと感じるテイストに恥だの罪だの感じる必要は絶対ない!「女性らしさ」は“MY OWN”で叶えていきましょう。

◆コーデA
シアーシャンブレシャツ/4,950円
パンツ/4,950円
インナー/2,750円
グルカサンダル/7,150円
バック/4,950円

◆コーデB
シャツ/5,500円
ロングタイト/5,500円
インナー/2,750円
トングサンダル/4,990円
カゴバック/5,830円

◆コーデC
トップス/6,050円
スカート/4,400円
サンダル/7,150円
バック/8,250円

※上記金額は税込価格です。

店名:SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH 心斎橋
住所:大阪市中央区心斎橋筋2-7-4
TEL:06-6227-8191
URL:https://media.urban-research.jp/brand/sense-of-place/

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