2017.02.01

gigiのバレンタイン | 特集 201702

gigiのバレンタイン

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生地信仰に疑問!

「生地がおいしくて」「生地にこだわりがあって」と評されることの多い、パンケーキやロールケーキ。この生地生地生地・・・ほんまかいなっ!とツッコミたくなるワタクシは口が貧しいのでしょうか。だって、結局、生クリームが美味しいし、メイプルシロップが美味しいじゃない。こないだなんて、パンケーキ食べようとしてクリーム「ドバっ」てかけ始めたら、スィーツ好きの友人に「始めは生地だけ味わいなさいな」と指摘される始末。この生地信仰に物申したい!

「いや、でも、やっぱり要は生地ですよ」と話すのは当取材の女性カメラマン。ホンマかいな??そこで彼女いわく「生地の違いが一目瞭然」だというmaison de gigiへ。知ってるよ、ワッフル専門店でしょ??「ただのワッフル専門店が心斎橋で4年も支持され続けるわけがない!」のだとか。

そう2013年のオープンから4年。ワッフル専門店として心斎橋に4年も君臨し続けるとは、ドエライこと。厭きさせないことと、支持されつづけること、この2点を適え続けるなんて、最高級の美人でも難しいのに、成しえてしまっているmaison de gigiの魅力を再度リサーチです!

まずは、ブリュッセルワッフルです。そう当店は本場ベルギーのブリュッセルワッフルを提供する国内でも数少ない専門店。こちらは人気NO2の「チョコバナナ」。定番かつ、王道かつ、これしかないでしょ!な組み合わせ。

ブリュッセルワッフルの上には、クリームとバニラアイスとチョコにバナナに、スライスアーモンド。そして小さくブロックカットされたチョコもプラス。やけにモチモチとしたバナナは、なんと「注文が入ってから」カットして、鮮度を守るというこだわりぶりなのです。

表面はサクサクで中はモッチリの生地が…クリームもアイスもチョコも引き立てる!噛み締めるごとにそれぞれの要素が口内でモチモチと。うむ、たしかにこの生地でなければ完成しない「チョコバナナ」。スライスアーモンドやブロックカットチョコが美味しいテクスチャーに!

ど定番のチョコ&バナナが、定番以上の驚き&嬉しいで、かなり気分の上がるワタクシ。そうだったのか・・・確かに恐るべしな「ブリュッセルワッフル」。納得の一品。

となると…1階の「リエージュワッフル」も気になるところ。特別に焼き場へ潜入です。4つの焼き台が並び、次々とワッフルが仕上がっていくのです。

ここを担当するのがパティシエ歴20年以上の上迫さん。次々と手際よく一枚一枚仕上げてゆく腕前です。リエージュワッフルの魅力をお伺いしました。

maison de gigiのリエージュワッフルの要は…このアミアミ部分。ココがしっかり食感を持たせるためのポイントは3つ。ひとつは、3種のパールシュガーを使うこと。大中小のシュガーは、生地に味を添加するため、生地にサックリとした食感を生むため…と、使い分けられているのです。

次のポイントは焼き加減。180度前後に熱された焼き台は、1回焼き上げるごとに温度が上下していきます。だから4つの焼き台が「どんな状態」になっているのか、常に注視しつづける必要があります。

そして、最も大切なポイントは「生地の醗酵具合を見極めること」。その日の湿度や温度によって、微妙に醗酵状態が変化するタネ生地。表面のツヤや膜の張り方、柔らかさや香りなど、五感のすべてを使って、生地の状態を鑑みる・・・それに応じて焼き方も綿密に変えてゆく。

そうやって仕上がる一枚は、ワタクシの知らなかった無数の工程と技術が、ぞんぶんに注がれているのです。生地なんて重要視しない、なんて思ってました。なんという勘違いだったんでしょうか。

一枚一枚から立ち昇るいい香りにウットリ。

この時期はやはりチョコレートが人気ということで、キッチンにはチョコレートソースが温められながらスタンバイ。一枚一枚にしっかりとコーティング。

こんなにチョコまみれになりながら、サックリ感が消えないのは、やはり生地の力なのです。豊潤&濃厚なチョコを、堂々と迎え撃つリエージュワッフル。ほらほら、食べたくなってきたでしょう??

左手に片面コーティングの「チョコレート」、右手に全面コーティングの「ショコラバー」を持って、ニンマリのナオさん。ご自身もgigiのワッフルの大ファン。

「テイクアウトでみんなで味わうもよし!」と太鼓判を押してくれるスタッフのナツミさん。この、くすんだ水色に、ネコのgigiちゃんが描かれるまーるいパッケージが相当にカワイイ!

そう、もうすぐバレンタインデイ。今回はこちらのチョコ商品を総力挙げて取材しましたが、なんと・・・もうすぐ発表のチョコの新作があるのだとか・・・。

「それは、直前まで内緒です」と話す店長様。ブリュッセルワッフルのメニューで登場すること、要はクリームとアイスと生チョコレートのバランスであることだけを明かしてくれました。パティシエ上迫さんと10代~20代の女性スタッフが、プロ視点と女子視点で考案する、バレンタインのチョコ新作!!!はやく知りたい、はやく食べたい!と思ったアナタ!2月のmaison de gigiにどうぞご期待くださいね♪

  • チョコバナナワッフル 780円
    チョコレートワッフル 170円
    ショコラバー 250円
  • ※価格はすべて税込

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