フォッシル、スマートウォッチ現在到達点
さかのぼる事、2016年10月
さかのぼる事、2016年10月。ワタクシが初めてフォッシルのスマートウォッチを取材してからはや5年。あの頃は、この小さなムーヴの中にメールが現れること自体が大事件でした。腕時計が腕時計の役割を超えて、どんどんとワタクシたちの生活に馴染んでいく…その事に大興奮。考えれば…壁にかかっていた長針と短針を手首に巻いた過日から、今日のここまで。身に着けるウォッチは生活や暮らし方、時の概念フィロソフィーまで一心に秘めるアイテム。
そんな時代を牽引してきたとも言える「フォッシル」のスマートウォッチ・現在到達地点とは?実はひっくりかえってビックリするような、新手が始まっていたのです。。
そう、ここ。この一画。これがハイブリットHR。ここで皆様に問いたい。もし、アナタがスマートウォッチの開発でオリジナル商品を発売して、世に当たったとしたら??ワタクシなら絶対絶対絶対、スペックをブラッシュアップして、皆が見たこともないフォルムで度肝を抜いて、バージョンアップを繰り返して…リリースの度に値を釣り上げていくね、絶対ね。で、Ver12くらいまで出して伝説になろうとするね、ドラクエみたいにね。
ところが!フォッシル/ハイブリットHRは真逆の発想だった!!!!ご覧ください、スマートウォッチのディスプレイ上にカチカチカチカチと動く、リアルな短針&長針。そう、フォッシルはハイブリットHRで「回顧」したんです。アナログでリアルに「時」を見せてみせたのです!!!!しかも、この仕様に相応しくも最適な「価格」に値を下ろしてまで。。
これにはシビれた。非常に震えた!ワタクシごとで恐縮ですが、昨年観たクリストファーノーラン監督の「テネット」。鑑賞後に「時間とは何か?」を哲学・心理学・自然科学的に解明しようとして当然能力が追いつかず、甘いものを山ほど食べた時のような頭痛を起こしたほど。
人と時間。掘り下げれば掘り下げるほど深遠さのあるテーマに、フォッシルは開発で挑んだかのようなハイブリットHR。そう、長針と短針が手首の上でカチカチカチと動く、この「時間を見ている」感覚こそ、ウォッチと私たちの関係性。テキサス州リチャードソンのフォッシル本社の開発者さんも、今頃ニヤリと笑っているかも!?
そして、さらなる妙味!リアル&アナログな針の背景に浮かび上がるLINEやメールのソーシャルメッセージ。スマホに着電があれば「〇〇さんから電話来てるよ~」と教えてくれる機能。
もちろん、心拍センサーも搭載。スポーツアクティビティーや睡眠の管理にも。ステップ歩数もカウント可能。相変わらず、ワタクシどもの心身の味方でいてくれます♡
同社がアナログアイテムにも大切にしているコンセプト「fun&fashion」も見事に継承されています。ウォッチフェイスやダイヤルスタイルなど自分好みのカスタマイズも可能。
ディスプレイとリアル針のレイヤード。これはかなり粋だ!その上、約1時間の充電で約2週間分のバッテリーが貯め込めるなんて、回顧と進化がクロスしまくり★お…恐ろしいコ。
このハイブリットHRがどのシーンに受けているかと言うと、なんと「ビジネス」なんですって。保守的なクライアントさんとやり取りするビジネスマンだったり、逆に最先端テクノロジーを好む業界の方々にも「クールです♡」と大好評なのだとか。そこで、もともとビジネスシーンに好評であった同社のEVERETTラインにハイブリットHR版がローンチされる…それがこの手前3本。
革ベルト、シリコンベルト、金属ストラップの3種です。女性仕様のデザインもあり♪もちろん、男女関係なくお好きなタイプを吟味しても◎とはいえ…とはいえ、ですよ。このスマートウォッチ、初期設定などが難しい!という声も聴かれます、というかワタクシがかなりのITオンチで使いこなせるか不安もあり。
「大丈夫ですよ~」とアドバイスをくださったのは店長様!ハイブリットHRの設定や設定変更はほぼスマホでOK。生活全般の中で「最も使い慣れたITアイテム」と言えばスマホ。その相棒で、ハイブリットHRも相棒にしてしまえるという、なんという心強さ♪
皆様いかがでしたか??フォッシルスマートウォッチの現在到達地点はこんなカンジ。まだまだ驚きはこんなもんじゃない、このまま画面を下にスクロールしてね、ゆっくりゆっくりスクロールしてね、そしたら「お値段」が出てくるからね、はい!最後の驚きは…この価格なんです!!!
革ベルト 29,150円
金属ストラップ 31,900円
※価格はすべて税込