2023.02.15

2023箱根駅伝の快進撃!!
箱根ランナーを支えた驚異の開発力
その秘密を「直営店」に聞いてみた★

2023箱根駅伝の快進撃!!

アシックス 大阪心斎橋

みなさん、とりあえずお手元のスマホで「箱根駅伝 アシックス」で検索してみて。そうそうたるメディアがこぞって記事をアップしてるから!かくいうワタクシも元旦に「あれ?」と気づいた1人。この、ランナー・・・もしかして?あれ?このランナーも、このランナーも・・・。そう、今年の箱根駅伝で「アシックス」を戦友に選んだ選手数はうなぎ登りだったのです。これかなりタイムリーな話題で、いま注目されるアシックスの開発力を・・・・・・・

心斎橋筋商店街の正真正銘、アシックスの直営店『アシックス 大阪心斎橋』に伺いに来たわけです。2017年10月のオープンから早5年目に突入。その歴史は1949年にさかのぼる。アシックスのプロダクトは、機能性はもちろんファッション性も高い。世界に誇りたい、私たちの国のスポーツブランド。何が誇りたいかって、やっぱりアシックスがアシックスたる由縁「スポーツ工学」なのです。アシックス スポーツ工学研究所を持ち、研究と技術からなるアシックスクオリティ。

解説いただくのはスタッフの中口さん。長年フットサルに専心し近年は大阪マラソンに2回出場するなど、バリッバリのアスリートスタッフさんです。

挨拶もそうそうに「とにかく、見たい!見たい!」と急き立てて…今年の箱根駅伝のアイコンたるこちらのコーナー「METASPEEDシリーズ」をご案内いただきました。こ、これが・・・かの「 METASPEED+ 」。中口さんは話します。「当シリーズは・・・トップアスリート向けに開発されたシューズで、そうですね、フルマラソンならば3時間を切るレベルのランナーにおすすめしたいシューズです」フルマラソンで3時間切る??それって消費者層の何パーセント???相当にニッチなゾーンに向けてローンチされたんじゃないの?と思いきや、このあとの中口さんの解説が非常に興味深いものだった!!!!

中口さんいわく「フルマラソンで3時間切る、は一旦は比喩として置いておいて笑」。そしてワタクシに聞いてきました。「マラソンには大きく分けて2種の走行があるのをご存じですか?」知らない、知らない!「歩幅の狭い走行をピッチ走行と言いまして・・・」

「その一方、歩幅の広い走行をストライド走行と言います。」なるほど。ランナーの多くがこのどちらかに2分されるのだと中口さんは解説してくれます。うん??そんなに走り方が異なるのに、ワタクシこれまで「走行に特化したシューズ」なんて見たことがありません。そう、そんな大切なことをクローズアップした開発なんて、どこにいっても見たことがない!

「そうなんです!それを開発したのが私どもなんですよ!」と即答の中口さん。そうだったのかーーーーーーーーー!!!!!!!

解説/「 METASPEED+ 」ピッチ型ランナーにおすすめの「EDGE+」

まずは、ピッチ型ランナーにおすすめの「EDGE+」(※画像左)。最大の特徴はピッチタイプのランナーが必要とする「足の回転」をサポートすること。着地から蹴り出しまでの効率的な動きをガイドするプレート配置。あらゆる路面コンディションで優れたグリップ力を発揮するアシックスグリップを採用。そして、なんといっても軽い!軽量のモーションラップアッパー!中足部のホールド性も追求。

解説/「 METASPEED+ 」ストライド型ランナーにおすすめの「SKY+」

つぎに、ストライド型ランナーにおすすめの「SKY+」。最大の特徴はストライドタイプのランナーが必要とする「前へ進む推進力」をさらに向上させたこと。プレート全体でフォーム材を押しつぶし、大きな反発力を生み出す!もちろん「EDGE+」 と同じく、あらゆる路面コンディションで優れたグリップ力を発揮するアシックスグリップを採用。そして、なんといっても軽い!軽量のモーションアップラッパー!中足部のホールド性も追求。

ピッチ型ランナーにおすすめの「EDGE+」と、ストライド型ランナーにおすすめの「SKY+」。この双方を同時に発売する…アシックス、なんて恐ろしい会社なんだろう。「「METASPEED+」シリーズはトップアスリートと対話を重ねることによって生まれた商品です。」と話す中口さん。そして「ランナーのことを第一に考える。それが使命なのでしょう」とも。その意味を深く知るのが・・・・

このソール部分でしょう。クッションフォーム材「FF BLAST TURBO」が 「SKY+」で約4%、 「EDGE+」では約16%増量。これが何と関連して意味するのか?カーボンプレートである!!!カーボンプレートの詳細は語り出すと、この記事1個では全く足りないので、みなさんいろいろご自身で調べて!ここではアシックスにとってのソールという観点から。例えばフルマラソンで終盤に追い上げたいランナーは「脚に疲労を残したくない」し、本番に向けて調整を重ねるランナーは「練習段階で故障はぜったい避けたい」もの。そういった「ランナーのことを第一に考える。それが使命なのでしょう」なアシックスならばこそのカーボンプレート解釈。そんな同社の・・・もう燃え盛るかような信念をさらに感じるのが・・・・・・・・

このコーナーなのである!先述の通り、ランナーにとって練習から本番まで、どの場面だって高いパフォーマンスを発揮したい、貴重な貴重な貴重な貴重な場面の連続。「練習から本番まで、すべてのシーンを支える。その考えでもってのプロダクトを展開しています」と中口さん。これを同社では『新時代の履き分け』と呼んでおり、目的や強度や距離などでのシューズ選びをご提案しているのです。

『新時代の履き分け』例えば…/「スピード トレーニング」

「スピードトレーニング」のポイントは、文字通りスピードやレースの感覚や技術を磨くトレーニングにおススメのシューズ群。ここでのポイントワードは『閾値(いきち)』。最小の作用で、どこまで最大のパフォーマンスを上げられるのか、自己ベストを高めていくプロダクト!

『新時代の履き分け』例えば… /「ジョグ」

「ジョグ」のポイントは、優れたパフォーマンスを発揮するための土台づくり。まずは、トレーニングをこなす基礎をつくるために。もちろん、基礎が出来上がっている方も、その日のトレーニングスタートに身体を起こす場面にも。そんなシューズ群なのです。

『新時代の履き分け』そして…/「レース」

「スピードトレーニング」や「ジョグ」で積んできた走法や身体、そんな経験値のすべてを本番で最高のパフォーマンス発揮!それが「レース」に位置づけられるシューズ群。中口さんの握りこぶしにも力が込められます。

なるほど、ここまで。練習から本番までオールサポート、しかも、走法まで分けたプロダクト。どこまでもランナーの戦友であろうと、次々に開発を推し進めるアシックス!でも…そもそもワタクシなんかは自分の走法も知らなければ、どの段階から履き分けていいのかもわからない。そんな問いかけに中口さんは「だから、私たちスタッフがいるんです。」とニッコリ。さらには「実際にご来店いただければ、相談を受けられます。お気軽にどうぞ!」と頼りがいあるお言葉も。ですが、もうひとつ問題が。。。そんなに頻繁にシューズを買い換えられるほど、お財布も心元ないんです。

実は、耐久性にも優れたプロダクト!

だって、一般人のワタクシにはスポンサーもついておりませんし。。。そう言うワタクシに中口さんはいいことを教えてくれました。ご覧ください、このソール裏の丸いツブツブ。ソールの反撥性を高めるこの仕様には、ソールをしっかり守る「耐久性」と、丸く穴をあけることで適う「軽量化」の双方が担保されているのです。そう、「耐久性」だってしっかりと担保。極力長く使用できるようにも着眼されているのですね。

今回は2023箱根駅伝からひも解いたアシックスの最前線でしたが、これがワタクシたち一般人にこれからどんな影響を及ぼしていくのか???ランナー人口が増えるのかもしれない、機能性シューズのタウンユースに利用シーンが拡大するのかもしれない。そして、もしかしたらもしかしたら、走ることを辞めていた人の強固なフックとなったり、自身の記録を追及することに喜びを感じる層が拡大したりするのかもしれない。アシックスのプロダクトが一部のランナーだけでなく大勢の人たちの「走る=喜び」を変えていくのではないかと・・・そんな予感がしています!

◆METASPEED+
(スライド走行向)「SKY+」27,500円
(ピッチ走行向)「EDGE+」 27,500円

METASPEED 専用サイト

※価格は税込

店名:アシックス 大阪心斎橋
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-1
TEL:06-6226-8506
URL:https://www.asics.com/jp/ja-jp/

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