＜醸し＞をめぐる冒険

日本酒の美味しい季節

日本酒、好きですか？？ ワタクシはとってもとってもとっても好きです♡ 近年の革新的な杜氏さんの作品も、長きにわたって愛される酒蔵の名作も、かなりLOVE。これからどんどんと寒さが増して、山陸のご馳走がタワワとなって、美味い一品と旨い一献がステキな季節。自分自身に選ぶのは楽しい冒険。でも、誰かに贈るとなると…かなり大変！これほど知識造詣＆センスを試される試練はない！ ならば、贈答のプロにガッツリ頼ろう！ そんなワケで…

やってきたのが…大丸心斎橋店の地下2階のリカーショップ グランセルクルさん。自分用はもちろんのこと、＜誰かに贈るシチュエーション＞にロジカルにもエモーショナルにもしっかり応えてくれるリカーショップなのです。見てください、このおびただしい名作の数々！それにも増して魅力的かつ魅惑的なのが！！！

ワイン＆日本酒のみならず、あらゆる酒類の『知の巨人』であるスタッフ様！本日は髙橋様がアテンドくださいます。同ショップはソムリエ資格を有するスタッフ様やシニアソムリエ資格を有するスタッフ様もいらっしゃいます…が、皆様とってもフランクで親身にご相談に乗ってくださいます。だから、要望はドンドンと伝えましょう♪

■ケース1.
お世話になった親戚のおっちゃんに日本酒を贈りたい。現在60代で、晩酌はいつも日本酒。脂の乗った魚が好きな人なんです。

そんな要望を伝えると…髙橋さんのヒアリングが始まります。「その方は遠い所に住んでいらっしゃる？？」と。これは送付に時間がかかるならば生酒じゃなくて火入れしたお酒の方がいいかもね？という判断に。さらには「おっちゃんは頂いた日本酒を床の間に飾る習慣がある」というワタクシからの情報からも、火入れタイプの一升瓶タイプがいいでしょう、とご提案。

さすが…と息をのむワタクシに、続けて…「脂の乗った魚が好きなのね？？」と石川県・車多酒造の天狗舞をご提案くださいました！ 「ご年配の方は長年愛される銘酒を好む傾向がありますから。この天狗舞は辛口淡麗なので脂の乗った鮮魚との相性もいいんです」と。ここでお気づきの方も多いはず。どこまでも贈る相手に「どんな風に喜んでもらうか？」をお客様と一緒に考えてくれるんです！

■ケース2.
超が付くほどガストロノミーな先輩に日本酒を贈りたい。すっごく美食家なので、食材とかお酒とかの情報収集を常にスマホでしているタイプです。ほんっとに手ごわい贈り先なんですよ（怯）

先ほどと真逆な相談にも髙橋様はシッカリ応えてくれます。ご案内いただいたのは「酒造りの神様」の異名をもつ日本最高峰の醸造家、杜氏「農口尚彦」さんの技術・精神を・生き様を次世代へ継承することをコンセプトとする農口尚彦研究所のシリーズ。長きにわたって培った神業と現代の最新技術が交差する…石川県小松市観音下町（かながそまち）奇跡の1本！

「杜氏自身にフューチャーした日本酒は、きっと美食家な方の興味を弾ませると思いますよ」と髙橋さんは満面の笑み。その上「農口尚彦研究所の公式サイトはとっても美しいんです。その方の知的好奇心も美味しく満たしてくれます」と、そんな所にまでフォロー（感動！！！）。農口尚彦研究所の正規販売店は限られているため、なかなか他では出会えない銘酒だったりもします。これならばきっと喜んでもらえる！！！！

■ケース3.
今年、結婚して東京に行っちゃった友人へのお祝いを贈りたいんです。生まれ育ちが神戸の子で、東京で少々ホームシックみたい。。「おめでとう」と「がんばれー」って伝えたいんです。

さすがに、こんな難題は無理ではなかろうか？？日本酒で「おめでとう」と「がんばれ」なんて伝えられるんであろうか…。なんと髙橋さんは、そんなワタクシの不安を一瞬で解決してくれました！

それがこの1本！ 純米大吟醸 福寿！ その名の通り、お祝いの贈答には打って付けだということ、さらにはノーベル賞公式行事の提供酒（！！）であることや、スウェーデン国王・王妃の晩餐会でも用いられる（！！）ことなど、「ご結婚のお祝いにはピッタリです」と話してくれる髙橋さん。そして何よりも「宝暦元年（1751年）から歴史を紡ぐ、神戸・酒心館の逸品なんです。ご友人に故郷のお酒を贈ってあげてくださいね」と。。。もう、感動でワタクシ涙目！！

ここで忘れてならないのが、髙橋さんはじめスタッフの皆様は酒類のプロ中のプロだということ。あらゆるジャンルを熟知し、どんなコア＆ニッチな銘酒も知り尽くしている。そんな賢智を「贈る先の方が本当に喜ばれるように…」その1点に集中して注ぎ尽くしてくれる、それがリカーショップ グランセルクルの真骨頂！＜お酒を贈る＞こんな難しいことに頼もしい提案で応え続けてくれるのです。

そんなグランセルクルさんでは、酒蔵をピックアップしたテイスティングコーナーも展開中。造り手（酒蔵）と飲み手（私たち）を、エピソードを織り交ぜたり、本格的な知識で愉しませたりと、素敵なマッチングで出逢わせてくれています。

いかがでしたでしょうか…と書きたいところですが、皆様の御不満は重々承知しております。「グランセルクルの記事ならワインも絶対見たかったやんけっ！」そんなお怒りの声が、もう今にも矢のように飛んで来そうで、オロオロなワタクシです。まぁ待ってください。同ショップのワイン情報ならば、この記事1個分全て使っても足りないくらいの珠玉な情報量なんだから…次回！次回をお約束します。
必ずや総力を挙げて、次回はワイン！髙橋様、宜しくお願いいたします！