最強のリアルバズり! 心斎橋で話題の鮮魚店
とんでもない鮮魚店を心斎橋で発見
それは2021年2月の節分のこと。大丸心斎橋店本館B2Fがとんでもないことになっていた。。射るような視線で恵方巻を吟味する、人・人・人・人。そしてレジに並ぶ人・人・人。もちろん皆様、お互いの距離を保ちながら、それでも目線はしっかりと強固に恵方巻へ。静かな静かな緊迫と高揚!こんなにも大勢の方々を熱心な吟味の渦に巻き込んだ、その店とは・・・・・
そう、大丸心斎橋店本館B2Fの鮮魚店「魚くみ」さん。「デパ地下の鮮魚屋さん?Twitterで確認するワ」なんて思ったそこのアナタ!いいですか?現象はSNSの中で起きてるんじゃない、現場で起きている。ここからは、ほんとにリアルな情報。まだ、たぶん、どこもキャッチできていない…心斎橋の「とある」バズ現象の話。
「魚くみ」さんは大きく分けて4ゾーンに分かれます。まずは鮮魚。そして鮮魚のお惣菜。さらにはお寿司メニューやイートイン。本日は主に鮮魚コーナーをリポート…って、この取材中も目を皿のようにしたお客様たちが入れ替わり立ち替わり。そう、知る人ぞ知る・・・口が超え、ついでに費用対効果にも厳しい大阪人から絶大な支持を受ける「魚くみ」。
見て!こんなに活かった愛媛の真鯛!眺めているだけで、その弾力や艶やかさ、身質の流れや香りが伝わってきそうな…ピッカピカの真鯛!しかもこのクオリティ&ボリュームに対しての価格が…こんなにお得でいいのかっっ!?鮮魚界の価格破壊!城山三郎も驚愕の強強強強強コスパ!なぜこんな値ごろ感が適うのか?その秘密を伺ったのが・・・・
店長の松田さん。実は「魚くみ」の鮮魚は、松田店長自身が毎朝毎朝、北部市場で仕入れています。その目利き歴は約20年。さらには、現在、主に取引をされる卸さんとは約7年の間柄。馴染みの卸さんと阿吽の呼吸で選り抜く鮮魚、それを一手に担う松田さん。
松田さんが明かしてくれた「仕入れ信条」。それは、鯛やブリ、蛸など、ご家庭での調理機会の多い魚種は、必ず!絶対!…クオリティを最優先。そして「商い信条」に則り、“損をしてでも”親しみやすい価格を貼り付ける!
例えば、旬のカレイ。手のひらでも足りないサイズ感。こぼれんばかりの卵。そしてツヤッツヤの身質。ピンと張った皮面。デン!デン!デン!と3切れでこの価格。「ここは損が出てもいいと考えているんです。日常食に乗る鮮魚はお買い得じゃなければ意味ないですよ」と、笑み話す様子が冗談抜きで神々しい!
でもでもでも、損ばかりで「魚くみ」さんが無くなっちゃったら困ります!そう訴えるワタクシに「上質なものが安い、そのことに敏感なお客様がたくさんご来店されたら大丈夫なんです。それが商いです。当店もお客様も『どちらも嬉しい』でちゃんと成立するんです」とまたも名言。
定番や旬の鮮魚の「価格分の価値」が高い!それが「魚くみ」バスりの最も大きな秘密。そして、もうひとつ。まっすぐにドキドキワクワクさせてくれる品ぞろえにもご注目ください。例えばこの北海道ホタテ。デカい!とにかくデカい!こんなの外食でしか味わえへんやん!こんな「家で調理して食べたら、さぞかし楽しくて美味しいだろう♪」商品も目を捉えるのです。
さらには活けの白魚!白魚の「踊り食い」で有名な佐賀県からはるばると…!北海道ホタテといい、佐賀の活け白魚といい、ここ大阪は心斎橋にいて、国内旅行を楽しむかのようなラインナップ。たまらんね~!いや、ほんとたまらんわぁ~!
いやいや、自分は忙しくて家で調理なんてやってらんない。そんなアナタに是非とも注視いただきたいのがお惣菜。実は「魚くみ」お惣菜の超リピーターであるワタクシ。ここのお惣菜のキーワードは「惜しげもなく」です。生で食べても充分に旨かろう逸品を惜しげもなく調理。
だから…加熱しようが味が入ろうが、鮮魚の持ち味がこれでもかってほど活きている!調理技も絶妙で、その鮮魚本来の持ち味を決して浸食することなく、さりとてわきまえるでもなく、鮮魚の持ち味を強靭に際立たせながら珠玉の一品に!その巧妙さはまるで鮮魚割烹。
そして…お待たせしました。皆様が大好きなお寿司の話題です。当店のお寿司を一手に担うのはこの方、村上さん。「魚くみ」のお寿司と言えば、その潤沢なレパートリー。1人用、ご家族用、ご家庭のパーティー用などなど、多彩なシーンに応えてくれる品ぞろえ。むしろ「あ、これ買って家にお友達呼ぼうかな?」って、利用シーンの方が後付けになるほど魅力的!
「生ほんまぐろづくし」や「北海ちらし」に「にぎり盛り」など、はっきり言って迷います。盛大に迷います。困惑するほど迷います。まるで宝探しのような一面に恍惚となること間違いなし。
そして、なんといってもネタがしっかりしてる。ツヤツヤと弾力のあるネタは大ぶりで厚みもしっかり。押すな!押すな!状態に詰め込まれる各貫は、色形も味も美しく主張!「美味しいお寿司が食べたい」そんな欲望にド・ストレート…いや、それ以上に応えてくれます。
さらには…こんな贅沢も。釜揚げしらすと生しらすが究極・贅沢・豪華…なコンビネーションを組む、しらす丼。これだけでも舌を鳴らすほど魅惑的なのに「こぼれるので注意してください」の注意書きに…思わず垂涎ものの右脳ストレート直撃。食べたくて、震える。味わいたくて、震える。
目覚ましい集客に話題の「魚くみ」さん、その秘密…伝わりましたでしょうか。突飛でも奇抜でも、ましてやSNS伝達でもない、ただただお客様にとって嬉しくて楽しいことを真摯に提供し続けた結果、現在のような超が付く繁盛店。「まだまだ売ってみたい鮮魚はあるんです」と話す松田店長の笑顔がほんとうに印象深い!次回は…気になるお寿司のイートインも取材させてください♪「魚くみ」さん、ありがとうございました!
詳しくは店頭にてご確認ください。