2021.08.27

心斎橋のかき氷

恒例の…

2月のバレンタインや3月のホワイトデイ、そして、12月のXmasケーキなどなど期間限定スィーツは様々ありますが、夏季はやはりかき氷。近年、革新を張るような作品や昔懐かしいノスタルジックな逸品まで、私たちを魅了します。さて、行きますか、それではご紹介します。2021年心斎橋かき氷コレクションです。

「散歩のとき何か食べたくなって」心斎橋ミツヤ

ご登場いただくのは心斎橋ミツヤ店長の中川さん。今シーズン限定のかき氷メニューを指さし、ズバリとおすすめをご紹介してくれています。ミツヤといえば…さかのぼること明治30年の後半。六甲山から氷を切り出し、製氷して馬に運ばせ、現在の福島区で販売していた「小儀凍氷店」。それが心斎橋ミツヤのルーツ。そう、かき氷と言えば…な、名店と呼んでも間違いありません。

まずは「綿雪いちごミルク」。ご覧の通り、こんもりと頂を鎮座させる真っ赤なひと山。ノスタルジックな懐かしさも思わせる、いちごの赤一色。そうです、こんな懐かしさを漂わせるヴィジュアル、大好きです♡

ただ、そこで終わらないのがミツヤ。氷をひとくち…極薄のふんわり感にギュッと浸み込む、いちご!しかも味わいながら気づくはず、テクスチャーも小気味良い<果肉>もフンワリと。これはいちご好きにはたまらない!このひと山を食べ尽くすに全く飽きないのもミツヤならでは!

ミルク金時にも用いられる「白みつ」を垂らせば、甘酸っぱい爽涼感。そうです、あの懐かしい屋台のかき氷「イチゴ(カタカナ書き)」を思わせる見た目に、中身は本格感をひっそりと忍ばせて、<いちごかき氷の正解>をこれでもかっ!てほど味あわせてくれる♪ワンランク上の王道たる逸品。

次に登場するのが「フルーツたっぷり」。その名の通りバナナ、桃、マンゴー、ミカン、ラズベリー、ブルーベリー、イチゴ、ライチなどなどなど。まるでフルーツの山が見参!昨年の人気NO1メニューが今年も還ってきたわけです。

まるで山から果実をもぎ取るようにフルーツと純氷を味わうと、果実と氷のテクスチャー対峙がかなりの味わい深さに。ゴロゴロとしたフルーツとヒンヤリ氷の双方が引き立て合う、お互いの魅力に食べ応え◎

山の中からは思わぬお宝が…!なんとソフトクリームがお目見え。絶妙な箸休めともなりますし、果実と合わせても心地よい!

底を支えていたのは、なんとミックスジュース!純氷にしっかりと浸み込ませて、大阪の味を満喫。なんともバラエティーに富んだ一杯ですなぁ♪

さらには<白みつ>もたっぷりと注いで。極限まで味の密度を高めた逸品は、さすが昨年度NO1王者です。果実も氷もソフトもミックスジュースも白みつも。どれも心斎橋ミツヤで長年愛されるエレメント。斬新そうでいて、theクラシック・ミツヤな逸品だったりもします♪
これらを食べずして、心斎橋の夏は語れません!皆様、是非足をお運びください!

「むかしの味」宇治園 喫茶去

その歴史を1869年(明治2年)にさかのぼり、京都山城町の茶商がルーツの「宇治園」。2階には「喫茶去(きっさこ)」と銘打ったイートインスペースを設えます。老舗店とは思えないほど…いつも斬新で攻めた新商品をリリースする喫茶去。さて、2021年のかき氷はといいますと…

デン!あら?? こちらはまさかの往年の「宇治ミルク金時アイス」ではないですか。近年、抹茶と純氷にフューチャーしたミニマル系かき氷が話題の喫茶去。あれは感動方向に膝を打つ名作でしたが、いま目前にあるのは、全部乗りの往年の逸品。しかも純氷には既に甘味付き。たっぷり抹茶と国産小豆、トローリとした練乳にモチモチの白玉。

ひと口味わって瞬時に悟る!これは感涙方向に膝を打つ名作です。そう、今年展開する「復刻版」は、長年通われるお客様にとって「なつかしさ」を感じて貰いたい気持ちからリバイバル。スプーンで一気にすくって口に含めば、味覚が思い出をたどって…かつての遠い感覚、刻み込まれた味覚の記憶にめぐり合わせてくれる。ノスタルジックに泣かせてくれる復刻版!

懐かしさつながりでもう1点「黒みつ きなこ氷」です。たっぷりと振りかけるのは、丹波の黒豆きな粉。芭蕉堂のわらび餅や黒光りする黒豆に黒みつ。小さいころ、祖母の家でご馳走になったわらび餅を思わせる、和のかき氷!

しかし、甘いノスタルジックではまとめ切れないのが喫茶去のかき氷。結論から書きますと、これはモンスターです。感動系でも感涙系でもなく、怪物系!それくらいの強インパクト。想像以上の香ばしさを主張する黒豆きな粉に、

もはや狂暴レベルに上品な黒みつ。そして、攻撃性の高い弾力を秘めたわらび餅。シッカリ&クッキリと各エレメントが際立って、全要素を調和する純氷までも強気です。中からさらに溢れ出るわらび餅。黒豆すら1本のシワも見せずに隙が無い!

「歴史あるお茶専門店として、和の素材は選り抜きますし、皆様の懐かしさも掘り起こします」と笑顔の伊藤店長さん。
これらを食べずして、心斎橋の夏は語れません!皆様、是非足をお運びください!

◇心斎橋ミツヤ
・綿雪いちごミルク 750円
・フルーツたっぷり 880円

◇宇治園 喫茶去
・宇治ミルク金時アイス 1,045円(提供期間:9月15日(水)までの予定)
・黒みつ きなこ氷 1,100円(提供期間:9月15日(水)までの予定)
 ※通常のかき氷は通年提供しております。

※価格は税込

店名:心斎橋ミツヤ
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-3-21
TEL:06-6211-4751
URL:http://www.mitsuya.co.jp

店名:宇治園 心斎橋本店
住所:大阪市中央区心斎橋筋1-4-20
TEL:06-6252-7800
URL:https://www.uji-en.co.jp

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