2016.06.01

大人のじょうずな遊び方。

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処世術、現場作法。つまり、遊び方

アラサー、アラフォーの皆様。かつて若かった頃の自身を思い出してください。ワタクシたちの周りにはカッコよくて素敵な遊び方をする大人ばかりでしたよね。そんな緒先輩方に、心斎橋のいろんなお店に連れて行ってもらって教えてもらった処世術や現場作法は、今の自分の力となっているはず。バブル・リーマンといろんなことがあって、確かに素敵なお店は少なくなっていきました。でも、受け継いだものを次の世代に継承しなければいけないのではないかしら。たとえば、こんな300坪のワンフロアで。

心斎橋オーパの11階。今年の3月にひっそりとオープンしたCHECK room service。300坪を超えるワンフロアにはレストランに留まらず、多彩で多様なニーズへの対応はもちろん、「え、そんなこともできるの?」なシーズも掘り起こすそう。その全貌をほんの一部だけご紹介です。

11階にエレベーターが停まったら、まずはロビーカウンターで受付を。ワンフロアのマップを用いてスタッフ様と相談するのは、ここでの過ごし方なのです。というのも食事やアルコール、ダーツにカラオケと、コンテンツは幅広い。でも、子どもがすごすアミューズメントとは全く異なるのです。その理由は後ほど明らかに…。

エントランスを抜けるとアイランドカウンターがお目見え。ここで腕を振るうのは熟練のバーテンダーたちだそうで、クラシカルなカクテルにもBEERにも正統なテクニックが注がれます。もちろん、一挙手一動を魅せるエレガントさも。街場のバーではなくて、オーセンティックなバーの気品は、まるでホテルそのもの。

次はラウンジ・レストランフロア。一面の窓から眺望するのは心斎橋の街並み。11階から広がる光景はなかなか見られるものではありません。テーブル間が十分に取られたスペースで、ゲスト同士のプライベートスペースも守られます。床にも天井にも、コンセプトのチェックが配されます。

奥には寿司カウンターも。ここで腕を揮うのは、30年以上のキャリアを持つ職人たちだそうで、市場まで足を運び、自らの目で鮮魚を調達。近海ものを主に扱い、「見えない仕事」を重ねる本物の一貫。
市場がお休みの水曜と日曜にはCLOSEするほど、職人肌を魅せてくれます。

さらにはダーツバー。夜な夜な腕自慢の大人たちが技と幸運を競い合う。仕事も彼女も一切忘れて、ただただ遊びたい!!を満たす大人男性たちって、やっぱり男子なんだなぁと思わずにはいられません。

そして、ここからがCHECK room serviceがCHECK room serviceたるゆえんなのです。ワンフロアには大小18ルームを配置。そう、個室なんです。大人同士が集まる一席は「顔が差す」のがはばかられることも。それだけでなく、一緒にいる人たちと親しみを深めたいニーズも大人ならでは。では、お部屋をみて周ります。

こちらは掘りごたつのお部屋。席を明確に配さない空間は自由度が高い。たとえば、気の置ける友人知人と、親睦を深めたいプロジェクトチームで、プチ同窓会にも。緊張を解きながら弛緩もさせない空間づくりは、いつもよりいい時間がすごせそうですね。

実は全てのお部屋にはモニターを完備しており、DVD再生やカラオケも可能。日中にはママ友同士で過ごす利用シーンも生まれているそう。掘りごたつのお部屋ならば、キッズたちが寝転んでも大丈夫、
個室だから周囲にも気を使わない、そのうえ・・・

絵本やおもちゃ、子供向けDVDの貸し出しも。お子様がDVDに夢中になってくれれば、目を離すことなく安心してママトークも盛り上がるというもの。そんな利用も見越して、ここではテーブルの角をまーるく象っています。

こちらは照明を効かせたソファー個室。ルーム内という閉塞感が全く感じられない、ゆったりとした雰囲気です。18室のどれをとっても同じデザインがないというのも素敵。各部屋にはデザインテーマが配されて、コンセプチャルな空間づくりを適えています。

内装デザインはサポーズデザインオフィスが監修。都市開発や商業ビルに関心ある方なら「ピン!」とくるはず。そして、改めて内装を見渡して納得なはず。随所に配されたチェックが、ラグジュアリーな雰囲気を演出しています。

さらには、こちらのイベントスペース。着席で約60名を収容するワンフロアには、モニターが4台、120インチのプロジェクターに音響設備も。前方には高さ77cmのステージを配してイベント性の適うスペースです。そして皆様、よく見てください。この広々空間には1本の柱もありません。つまりはゲスト同士の一体感も適うのです。結婚式の2次会や各種レセプション、企業の宴席にも。

そんなCHECK room serviceなのですが、仕掛けたのはアパレルやコンサル、グラフィックに設計にイベントプロモーションなどありとあらゆるクリエイティブを司る企業。各界から注目を集めており、ここCHECK room serviceもこの企業らしい挑みの業態。与えられたコンテンツで遊ぶ若年層ではなく、自分の遊びは自分で創る楽しみを糊代に、複合コンテンツアミューズメントとは一線を画しています。

たとえば、壁面に隠されたガーヴには、カルフォルニアのオーガニックワインがびっしり。ポーターを通さず自社輸入をしているため、日本ではお目にかかれない1本が並びます。記号やネーミングだけをミーハーに消費するのではなく、未知なる味わいに関心を示すというのも大人だけの特権。とくに、いいものを知る人ならば「名前を知らない」ワインの方に期待と関心が高まるはず。

そんなワインと一緒に愉しみたいお料理も充実。伝統とモダンが融合し、四季の移ろいも取り入れるお料理はボーダレスな印象。フォトジェニックな仕上がりはSNS発信も楽しみのひとつです。

ライヴ感をフロアに伝えるキッチンでは、シェフたちが黙して手を動かします。総料理長はイタリアンやフレンチで研鑽を積み、古代より歴史を紡ぐ奈良県の生家で日本の美意識にも触れた若干40歳の若手シェフ。類まれなる才で30代前半には大阪にあるホテルレストランの総料理長を務めた経歴の持ち主というから・・・期待大です。

そして、一番の魅力はラグジュアリーホテルに滞在するかのような気分にさせてくれる、スタッフサービスではないでしょうか。街場のあらゆるシーンで、本物のサービスと出会う機会を得損ねた次の世代の人たちにも是非体感して欲しい。だから、今週末はかつて緒先輩方が街に連れ出してくれたように、後輩や部下を誘ってみませんか??

  • 詳細は公式WEBでご確認ください。
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