噂の真相！「みたらし小餅パイ」

万菓堂のおさらい。

もう説明の必要もないほどに、心斎橋の“お土産ランドマーク”といえば万菓堂。大阪土産の殿堂として、季節の和菓子の虎の穴として、そしてかの有名な「みたらし小餅」の販売店として、あまりにも有名な一軒。ですが、こちらの最大の強さは「スタッフ様」。いつも皆様元気で、遠方からのお客様にも親しみ深くお声がけくださり、また「はい、お釣り200マンエェ～ン」がネイティブで聴ける、唯一無二の名店なのです。

「10年前の修学旅行で、ここでお土産買ったんです！」と申告するお客様も多く、多くの方の「大阪旅行の思い出」となっている、スゴイお店。ここでお買い物をすること自体が、楽しくって楽しくって、スタッフさんたちとの会話をしっかりと記憶に残されている方々にとって、もう“観光名所”とでも言える存在感。心斎橋筋商店街の良心たる一軒！！！

ここで超がつくほど有名なのが…これ「みたらし小餅」。餅は、国産石臼挽きのお米で作られています。添加物も保存料もゼロ。モチモチとした餅の中らか、関西風醤油だれがトローリとあふれ出す、名作なのです。そして、この名作が…昨今素敵なアップデートを遂げました。それが…

「みたらし小餅パイ」なんです。スィーツ好きならば目がない「パイ」と、かのレジェンド商品「みたらし小餅」がハイブリッド！なんという僥倖！！！！

しかも、店頭で焼き上げるという…どこまでも「出来立て」にこだわる万菓堂らしさ全開。周囲にバターと小麦の香りがフンワリと漂い、道行く人たちの「鼻」を捉えています。

この「みたらし小餅パイ」を店頭に並べるため、万菓堂さんは昨年の12月中旬に2週間の改装工事を行いました。かなり大きな業態転換です。

店内の一画には専用のオーブン（大きい！！！！）が設置され、300℃～250℃と3段階に加熱。発酵バターをた～っぷりと使ったパイの香りが店中に…通りいっぱいに…まさに「香りテロ」。

そうして焼きあがった「みたらし小餅パイ」。ひとつずつ丁寧に「何か」が塗られます。さて…それは…？？

そう、この表面にぬられてピカピカと光るそれは…なんと「寒天」だったんです！表面をパリっと仕上げ、パイのサクサクさを強調する「隠し味」が日本の寒天だなんて、すっごいアイディーーーーア♪和菓子屋さんならではの着眼に、アザができそうなほど膝を打ちます。

「みたらし小餅パイのサクサク感を伝えるため、必ず隅々まで塗り付けるんです」と話す店長様。どれひとつ妥協なく、ほんとうにほんとうに丁寧な手しごと。脱帽です、ほんと。

そんな風に仕上がる「みたらし小餅パイ」はというと…。表面はサックサク、中には甘さ控えめの伝統製法粒あん。そして中央に、あのみたらし小餅がデン！と。
寒天をまとったパイ、上品な甘さの粒あん、国産石臼挽きのモチモチな餅に、トロリととろけだす関西風醤油だれ。4段階の食感に、何層にも折り重なる味覚、鼻孔を心地よく刺激する香り、もうもう…これは奇跡！です。万菓堂さん、ありがとうございますっっ♡

ちなみに、かなり人の理性への抑制効果が高く、口に含んだ一瞬で人格が野生化してしまうレベルの味わいにつき、皆様！覚悟してご賞味ください笑

そんな万菓子堂。昨年12月の改装を経て、当新メニューを展開し始めたころのことを店長様はこう話してくれます。「初日は、ほんとうに緊張して、手がふるえたほど。この新商品を皆さんに喜んでいただきたい気持ちで、怖さと挑戦の気持ちが入り混じって」。

大ベテランの店長様でも手が震えた…。それは、絶対「みたらし小餅パイ」を皆様に喜んで欲しいという決意と緊張の表裏一体。順調に始まった新商品は長蛇のお客さんの列をつくり、やっと手ごたえを感じ始めたそのころに、新型コロナウィルス拡散防止のため一時休業に。。。

そして、再開。その時店長さんは思ったそうです。「お客様に喜んでいただきたい、その気持ちだけでやろう。お客さんだって大変な時なんや、万菓堂ができることをやらなあかん！」

「贈ったり贈られたり、誰かとお茶を飲んで話していたり、自分のおやつタイムだったり。どこか温かくて、寛げる時間が“お菓子のある時間”。売り場だって、笑顔があって、楽しくなければね」その言葉の通り、

みたらし小餅パイはお土産＆手土産にも好評で、箱入りのパッケージも用意されています。3～4個、6～8個、10～12個と、一緒に楽しく味わいたい方々への人数に合わせてどうぞ。

心斎橋筋商店街に、また新たにスィーツの名作が誕生。皆様が笑顔になれる機会が増えたというわけですね♡店長様、ワタクシほんとうに心斎橋に「万菓堂」があることが嬉しいです、いつもありがとうございます！