レトロ&ヴィンテージを
リブートする2024SS
センスオブプレイス最強説!
SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH 心斎橋
ひとことで「レトロ」とか言うけれど…
ひとことで「レトロ」とか「ヴィンテージ」とかいうけれど、50‘sや60‘sのテイストをそのまんま2024年にもってきたら、ただのコスプレ。そこはやっぱりなんらかの新解釈やテイストの添加、つまりは咀嚼が必要なワケです。これがうまくいっている人はほんとにオシャレだと思う。だから素人が迂闊に手が出せないジャンル、それが「レトロ」や「ヴィンテージ」。とはいえ、今夏こそ脱ノームコアに挑むならば、試してみたいテイストなんです!
緩急の妙味にトレンドを乗せる。この匙加減は完コピ決定!!
しばらく前からリバイバルが始まり、2024年に至って機運が高まりきったサッカーゲームシャツ。これをメインにするならばワイドボトムが定石でしょう。ただし、去年や先月と同じことをしていては面白味に欠けるわけです。キムさんのコーデをご覧あれ。「あれ?」と感じたその違和感。カジュアルダウンしているはずのコーデなのに、なぜかエレガントさが滲む。その理由とは??
※コーデA
その理由はカーゴの素材にあり。カーゴ型でありながらラギット感ゼロという境地に至ったこの1本。テロンと落ちる生地にうっすらと現れる流麗な線。キムさんが動くたびにサラサラサラと揺れる美しいニュアンス。グレーの上品さとキムさんのリムレスグラス(知性の象徴!)も連動して、なんともコンプレックス(複雑)な印象を残します。
まさにワザあり。ポップアートとデニムのクリーンな70‘s
打って変わって登場した淡カラーインパクト。これぞSSシーズンを捉えたワンコーデでしょう。オープンカラーシャツに施されるのは大ぶりのフワラーモチーフ。まるで70‘sな印象には、やっぱりデニムが好相性ですね。とはいえ、そんな定石で納まらないのがキムさんコーデ。このコーデはディティール隠し技のオンパレードでした。
※コーデB
たとえば、こちらのワイドデニム。よく見ると深めインタックを長めに施しています。これによって、テパードスタイルのデニム印象が一気に針を振る。しかも、エレガンス方向に。
さらに面白いのが、オープンカラースタイルの強調方法。キムさんはリムレスグラスと瀟洒な銀チェーンネックでインオーガニック(無機質)テイストを配置。 70‘sテイストのシャツにインオーガニックで味付けなんて、なかなかに反抗的で強インパクト。
「歴史を振り返りつつ、あっさり拒否」、この手のひら返しが2024年の咀嚼方法として大正解なんでしょう。ポップアートとデニムをクリーンな70‘sに昇華するキムさんコーデでした。
オンブレーチェックでまっすぐに50‘s&ビートニク
かと思えば、こちらはまっすぐすぎるほどまっすぐに50‘sです。1950年代のカウンターカルチャーの象徴、オンブレーチェックのオープンカラーシャツ。現在ではトラディショナルかつコンサバティブ文法にも載る、このチェック柄。扱い方を間違えると大事故となる取り扱い注意なアイテムでもあります。
※コーデC
それを難なく着こなすキムさんの小技とは・・・。なんといってもチェックの陰影や濃淡が“きちんと”美しいものを選ぶこと。そして、ミニマムかつタックで弾みをつけたスラックスで王道地点に着地すること。これぞ、センスオブプレイスのメインストリーム。シャツでほとんど仕上がったのならば、これ以上の遊びは不要、ということ。
とはいえ、妙味の添加はお忘れなく。例えばキムさんは腕にアップルを配して、まるで現代のビートニクを代弁するかのようなスタイルに。これ、覚えておきたいテクですよ!
「2024SSのテーマはフリーダムインスピレーション」だと教えてくれる太田店長さま。レトロやヴィンテージとはその頃の社会背景も相まって派生したスタイル。継がれるメタメッセージに自由な解釈や咀嚼を添加する、「それが、面白味になるんです」と話してくれました!
◆コーデA
・サッカーゲームシャツ/4,950円
・ワイドカーゴ/3,628円
◆コーデB
・ポップアートオープンカラーシャツ/3,990円
・デニムインタックワイドテパードパンツ/7,150円
◆コーデC
・オンブレチェックオープンカラーシャツ/3,990円
・ダブルタックワイドスラックス/4,400円
※価格は税込
住所:大阪市中央区心斎橋筋2-7-4
TEL:06-6227-8191
URL:https://media.urban-research.jp/brand/sense-of-place/