みんなに聞いてみた!
好き、思い出、気になる…コミックタイトル
大好き!ジャパン・コミック♡
時に、人生を変える体験。それがコミック!
この企画、とある方に止められました。「好きなコミック聞かれるなんて、隠してた人格を晒すようなモンだ」と。いまやそのくらい、重厚かつ密度の高いコミックカルチャーが成熟した日本。今回のインタビューでは、心斎橋のみなさまに好き、思い出、気になる…コミックタイトルを伺いましたが…出てきましたね~、どれもこれも重厚です。ビッグタイトルにも、その人だけが持つ想いあり。知る人ぞ知るタイトルならばもちろんのこと。それでは行ってみましょう。
2019年~『ゆびさきと恋々』(森下suu)/とあるショップのスタッフさん
お名前もショップ名も明かせませんが、とあるショップのスタッフさんです。実は、このコミックを紹介いただいた翌日に、ワタクシ読んでみたんです。もう、大変よく分かりました。ほんとうに心が動かされて、何十年ぶりかでコミック泣きする事態に!ジャンルは純愛ものだと思います。未読のみなさまが、このコミックを初めて読み始める瞬間を絶対大事にしたくて、ここではあらすじも明かしません。ほんとうにほんとうに素敵なコミックを紹介してくれて、感謝します!!!
1999年~2014年『NARUTO -ナルト』(岸本斉史)
時計倉庫 TOKIA 心斎橋筋店/有本店長
忍同士のバトルアクション「ナルト」を推してくださったのは、有本店長さま。単行本は全72巻と外伝1巻はもちろん読破され、「家族愛や兄弟愛にジンワリきました」と感想を聞かせてくれました。15年の連載をずっと追ってきた有本店長。きっとその人生観にも影響を与えられているのでは???
2006年~『キングダム』(原泰久)/とあるショップのスタッフさん
古代中国の争乱を描いた「キングダム」を推してくださったのは、名前もショップ名も内緒のスタッフさん。こんな骨太な作品を推すなんて、とっても意外な可愛らしい方(偏見でごめんなさい!いい意味です!)が力強くエントリーしてくれました! 今年の夏は実写映画最新作も公開される、いまあらためて話題を集める作品です。
1984年~『ドラゴンボール』(鳥山明)/ロペピクニック 和田さん
あの名作をエントリーくださった和田さん。「僕が生まれて初めて自分で買ったコミックです!」と思い出がいっぱいだそう。先日、鳥山先生がなくなられた時は、世界中の反響にワタクシも驚きました。「とても残念に感じます。だからこそ、今後も大切に読み返していきたい」とも話してくれました。やっぱり少し心痛な…和田さんです。
2014年~『僕のヒーローアカデミア』(堀越耕平)/とあるショップのスタッフさん
ヒーローを目指して成長していくヒーロー物語「ヒロアカ」を推してくださったのは、名前もショップ名も内緒のスタッフさん。とはいえ、この作品がマーベルコミックの影響もある点と社会奉仕の理念・理想を求める求道者を描く点において……「なるほど!納得!」なショップのスタッフさんでもあります!みなさまも予測してみて~。
2000年~『NANA』(矢沢あい)/PARK by one way ルウクさん
「このお仕事に就くにあたって、すっごく影響を受けたコミックです」と話してくれるルウクさん。矢沢先生のコミックは「ご近所物語」も読破しているそう。大阪モード学園出身の異色の先生が描く世界はとってもお洒落。「ファッションのことを学ばせてくれた、そんなコミックです!」とニッコリ笑顔でした。
1977年~1980年『すすめ!!パイレーツ』(江口寿史)/カメラマン
シティポップやファッションなど80年代テイストのリバイバルブームで注目される江口先生のデビュー作です。さまざまな背景を背負ったさまざまなキャラクター選手が織りなすプロ野球チームの群集劇。ギャグ漫画って、時間が経つと色褪せがち。なのに2024年の現在もバツグンに笑えて、時おりホロリとも…。そして絵柄がやっぱりオシャレ!
ちなみにカメラマンさんの妻さまは『犬夜叉』(1996年~2008年/高橋留美子)をイチオシ!人外(ヒト以外のキャラクター)がとても魅力的!!!と絶賛。
1978年~1997年『じゃりン子チエ』(はるき悦巳)/ワタクシ
ワタクシが全巻所持する漫画はこれと「カムイ伝」(白土三平)です。「じゃりン子チエ」の何巻の何ページに“心斎橋”のエピソードや文言が入っているか、完全熟知しています。はるき先生、もし会えたならば、ワタクシのテツ愛を伝えたい!!!
いかがでしたか?きっと、もしかしたら…ほんとうのマイフェイバリットコミックはみなさま心に秘めて内緒にしているかもしれません。次回は「好き、思い出、気になる…ゲームタイトル」を伺っていきます。お楽しみに!