おこさまランチ&大人さまランチ
心斎橋ミツヤで過ごす親子じかん
GWの心斎橋のランチタイム♡
心斎橋ミツヤ
子どもと心斎橋さんぽ→ランチはどこ行こう?
「心斎橋ミツヤで家族でランチを食べて、その後は商店街でオモチャを買ってもらった」そんな思い出がある方も多いはず。
・子どもといっしょに過ごしやすくて、
・もちろんお子さまランチがあって、
・大人が食べたいものももちろんちゃんとある。
それが心斎橋ミツヤ。そして忘れてならないのが「大人さまランチ」の存在も。
明治の30年代にルーツを持ち、1947(昭和22)年に開業した、ここ心斎橋筋商店街の『心斎橋ミツヤ』。歴史ある一軒に今日はKさんとKちゃん親子が訪れています。
巷で知られる「大人さまランチ(異名)」。そしておこさまランチも!
ここで、まずはKさんが注文した大人さまランチの紹介を。
正式名称は『ミツヤセット』といいます。
ハンバーグとトンカツと海老フライが載るワンプレートには、ライス+スープやセットドリンクの追加が可能。この「ハンバーグ&トンカツ&海老フライ」にアンテナが反応した方。そうです、ワタシたちが小さいころから大好きな洋食の盛り合わせ♡
つまりは「大人さまランチ」というわけです。(※画像左)
一方、Kちゃんが注文したのは『おこさまランチ』。
真っ赤な車体に海老フライ、ハンバーグ、ケチャップライス、フライドポテトなどを載せて到着!この日はユニオンジャックをはためかせていました。
となると…Kちゃんのこの歓喜♪
そうです、子どもが大好きなメニューばかりを載せる魅力的なセット。
そしてこの笑顔!
聞くところによると、このおこさまランチはもう数十年、このスタイルで提供されているそうです。ここを読んでくださっている「大人」の方も、もしかしたら覚えているかもしれない、あのメニュー。
こんな笑顔を何十年と支えてきた、子どもが大好きなセットです。
気になるお味を見ていきましょう!
さて、この日のKちゃんは「いちばん好きなものをいちばんはじめに味わう派」。じっとセットを眺めて、最初に持ち上げたのは「海老フライ」でした。
実はママのKさんも「いちばん好きなものをいちばんはじめに味わう派」で、同じく海老フライ!ふたりで仲良く海老フライ乾杯からランチはスタートです♪
割った瞬間に「いいにおい~!」とKちゃんが喜んだのがハンバーグです。
口に運ぶと「あ、すっごくジューシー!」とさらにご満悦。デミグラスソースとの相性も抜群みたいです。
同じく「ミツヤセット」のハンバーグを味わったKさんも「弾力ありますね!噛むごとに旨みが感じられる」とニッコリ。実はここに心斎橋ミツヤの秘密がありました。
「ミツヤセット」と「おこさまランチ」のハンバーグや海老フライは〈同じもの〉が載っていると教えてくれるのは高嶋店長さん。
「お子さんも、親御さんも、同じものを味わえることは、親御さんにとって安心に繋がりますし、同じものを召し上がっていただくことで同じ気持ちになれる、そんな期待をこめているんです」と話す高嶋店長。
牛100%で食べ応えのあるハンバーグや、手付の海老フライも。大人も子どもも「同じもの」を提供する。それが心斎橋ミツヤなのです。
確かに!Kさんが「どんなふうに美味しい?」と聞くと「ジューシーだよっ」と返すKちゃん。
感想を言葉で交わし合うって、絶対においしい時間のはず。
※ここで内緒話です。
ワタシ(筆者)もいろんなお店を視察させてもらったり、商品開発に携わったりしてきましたが。子ども用メニューに大人メニューと同じ手間をかける心斎橋ミツヤのようなお店って、あまりないんです。出来合いのものを活用して手間を控えたり、もしくは材料のクオリティを下げたり。
そこには「子どもはお腹が満たされればいいはず」という驕った前提があったように振り返ります。でも、どうだろう。大人メニューと同じ素材クオリティと調理の手間をかけた味わいに、Kちゃんは大喜びだし、ママのKさんとも会話が弾んでいる。
そうです、これが心斎橋ミツヤが長きにわたってファミリーから支持され続ける理由のひとつなのかもしれません。
そんな心斎橋ミツヤの矜持はこんなところにも。Kさんの「ミツヤセット」のトンカツです。
ツンツンに尖るパン粉と旨みたっぷりのポーク、そしてデミソース。昭和20年代に喫茶・レストラン業態に力を注いだ心斎橋ミツヤ。
一流料理店からもシェフを召喚してビーフシチューやハンバーグやエビフライやポークカツを供してきた、関西における昭和洋食の礎ともいえる一軒。
ここで思い出すのは小笹調理長の言葉です。
「大人も子どもも、幅広い層が好きな味というのは、正統で定番のものであったりします。その定番や正統は“基本”なくして成り立ちません。それを毎日継続して変わらぬ味を作りつづけること、これが私どもの仕事です」と。
そう、新しいものを生むより、定番を守ることはもっと難しい。
歴史あるミツヤの調理長様のお言葉はズッシリと重みがあり、深く納得するのでした。
その言葉の通り、今日も親子が口をリスのようにしておいしく味わっています。うんうんと頷きあうだけでも気持ちが通い合って「いっしょにおいしいものを食べる」って、すごくすごく大切な時間。こんな時間を今日も過ごせるってすっごくいい!!!!!
裏ワザのご紹介!あなたもきっとマネしたくなる
食事のあとはデザートです♡
今回はナイショの裏ワザをご紹介。Kちゃんは単品の「カスタードプリン&ソフトクリーム」。Kさんは「ミツヤセット」に追加で選べる「大阪ミックスジュース」をセレクト。
実は・・・この「カスタードプリン&ソフトクリーム」のそびえたつソフトクリームは食事後の子どものお腹にはtoo muchなんです。そこで、Kさんのミックスジュースに・・・
ソフトクリームを分けてあげると、即興で〈ミックスジュースフロート〉が完成というワケ。
お子さんのKちゃんに「ソフトちょうだい!」と甘えるKさん。こころよく「どうぞ~♪」と分けてあげるKちゃん。なかなかによきコンビネーションです!
実はこのプリンも10年以上愛され続ける人気メニュー。
大きなジョッキに入るカスタードプリンは濃厚な味わいが好評。ミツヤさんの自社工場で長年レシピが守られてきた逸品。プリンの「上に」カラメルソースが載るという反転型が珍しく、そしてたっぷりのソフトクリーム♡
「同じものを味わう/分け合って味わう」そんなひと時を過ごしたKさん親子。
同じく、小学生の息子さんがいる高嶋店長は「これから気候も温かくなり、GWは目前。親子の心斎橋へのお出かけにはぜひ心斎橋ミツヤへどうぞ!」とニッコリです。
また、来ようね。
帰りには店内に掲示された心斎橋ミツヤの歴史が伺える写真も鑑賞。
Kちゃんはもちろん、Kさんが生まれるもっと前からその歴史があった心斎橋ミツヤ。
さながら、大阪の飲食・外食の軌跡を追うような写真に2人とも興味津々。
エントランスではお馴染みのブランコで回る人形たちがお見送りです。
これも、ほんとうに昔からこの場所にありますね。
大人の私たちにとって1回の外食って日常の延長です。
けれど子どもの頃を思い出すと、その特別感やワクワク感、親に「おいしい?」って聞かれたあの瞬間や、店員さんにニコッて笑いかけられた時の気恥ずかしさが、やけに懐かしくなります。
たくさんの人の「ああ!懐かしい」がギュッと詰まった心斎橋ミツヤ。Kちゃんがママになった時にも訪れることができますように!
◆ミツヤセット/1,078円
ハンバーグ+トンカツ+海老フライ
プラス165円でトンカツ→ビフカツ変更
プラス330円でスープライスセット
プラス330円で選べるセットドリンク
◆おこさまランチ/748円
キッズドリンク&食後のバニラアイス&おもちゃ付
プラス330円でおこさまパフェ
プラス110円でおこさまドリンク
◆カスタードプリン&ソフトクリーム/770円
プレーンorチョコレートorストロベリーor黒みつ
※価格は税込です。