あの「ル・クロワッサン」が生まれ変わりました！

本気も本気、ウソ偽りない本気で美味しい以上の「なにか」を届け続けてきました。

業態誕生から37年。かの「ル・クロワッサン」は心斎橋の街のランドマークとして、今日もオープンしています。もう、消費者だけじゃなく街全体から愛されちゃってる、それが「ル・クロワッサン」。名物の「ル・クロのプチクロ」を中心に焼き立てアツアツを提供する対面販売のお店で、パンを作り販売するだけでなく、“体験”を届けること、“焼きたての感動”を届けること、“お客様とつながる心”を大切にすること、などをクレドに掲げ…建前でもなくハリボテでもなく、＜本気も本気、ウソ偽りない本気＞で美味しい以上の「なにか」を届け続けてきました。

ご存じの方もそうでない方も。生地の小麦粉は国産100%（北海道産）、生地発酵も湿度・温度を徹底管理して店内で行い、焼成だってもちろん店内オーブンで。これら工程を一手に担うのが、同店のスタッフさんたち。ここのスタッフさんは本当に最強女子チームです★お客様への笑顔も満面に、スタッフ同士の声の掛け合いも活気があって。仕事で少々落ち込んだときにココへ来ると「仕事って、やっぱりこうじゃなきゃなぁ~」なんて感慨にふけることも。

手間を惜しんで、生地の方に甘みを練りこむパンも多い昨今。なんと…こちらでは一個一個に手を使って水飴をコーティング。だから、小麦本来の味も水飴の甘みも双方が活きている！
特に心斎橋店は店舗運営の精度も活気も秀でており・・・そう、美味しい以上の「なにか」を色濃く秘めた名店。なんというか、プチクロももちろん大好きだけれど、「この店が好き、とにかく好き、なんか理由はワカランけれど好き」という方も多い。お店とお客さんの関係性が対等で健全で、双方にリスペクトがある、そんな一軒だと思うのです。

「もう、そういった＜文化＞なんでしょうね」と話すのは店長の山中さん。業態開発のプロたちが机上の論で創ろうとしても、あと一歩届かない「店の到達点」へと同店を導いたフィクサーだとワタクシは睨んでいるのですが・・・「違いますよ、心斎橋の街の方々がこの店を愛してくださって、スタッフも一生懸命それに応えて来た、それを真摯につづけてきた。その結果です」とご謙遜。でも、ほんとうにそう、人対人の空間だからこそ、数値化も見える化もできない、大きな価値が宿る一軒なのです。

そんな「ル・クロワッサン 心斎橋店」だからこそ、次のステージへと進化！なんと同店は2022年6月25日に「ル・クロワッサンプチ心斎橋店」へと生まれ変わりました。同社内でも先陣を切っての業態進化がここ心斎橋店なのです。クロワッサン専門店として37年の自信に裏付けられ、これから確実にやってくる「クロワッサンブーム」を牽引していく…まさに挑戦。クロワッサンという商材の可能性を探索し深化させていく。その全貌をご覧あれ！！！！！

そう、今回のリニューアルでは、クロワッサン専門店として蓄積した経験と技術を生かし、さらなる美味しさと可能性を追求した進化系のクロワッサンを開発！見た目、におい、音、味、食感の五感を刺激するクロワッサンが体験できる！

ここで！「いつかお店の商品開発とかしてみたいな」と思っているアナタに是非ともお伝えしたい。この開発は…かなりスゴイ。テーマ×ロジカルの巧みさは、、かなりのモノ。「店頭のアイキャッチからセレクト、パッケージを開けた瞬間から口に運ぶ瞬時、そして先口に後口に、余韻⇒しかも誰かに教えたくなる」ざっとこんな流れの中に、幾重にも幾重にも幾重にも仕掛けが満ち満ちています。ワタクシも商品開発業の端くれながら、ここ10年でもまず＜他ではお目にかかれない＞ハイクオリティ！

まずは、「クワトロショコラ」（左）と「トリプルキャラメル」（右）。どちらもテーマは「どこまでリッチにできるか？」で、チョコとキャラメルのポテンシャルを深化させた逸品。4種チョコの重層さと芳醇さを不揃いなチョコチップがさらに掻き立てて。生、塩、チョコと3種キャラメルを添えた逸品も味覚に嗅覚に…そうとうに賑やか。そんなフレーバーをしっかりと支えるのが、もちろんクロワッサン。ジュっと生地層を押しつぶしながら、チョコやキャラメルのフレーバーが口内にグラデーションする、なんたる贅沢な。

次にも注目！その名も「めっちゃたまご」です。これはもう、とことんたまご。なんでも山中さんいわく「関西はたまごの消費量が高いエリア」なのだとか。解るよ、解る。お好み焼きだって串揚げだって、美味しいモンには必ず＜ビハインド！エッグ！＞。熱や加工によって多彩で多様な変容を遂げる「たまご」の魅力をクロワッサンでサンド。しかも、ボイルドエッグは1/2サイズという大胆さ。その食べにくさの先にある「あーーーーーー私いまたまご食べてる♡」感を充分に満たしてくれます。そこにまた…バターの薫香したたるクロワッサンが合うんだわ！

ご紹介の最後は「明太フォンデュ」です。午前中のハードワークに疲れた心身をクイックランチで活力チャージ！ふわふわのクロワッサンに、ふわふわの明太フィリング、そしてふわふわのホワイトソース。しかしながら一口含めば、味のインパクトが鮮烈すぎる。先口の明太の塩気と濃厚で優しいホワイトソース、さらには「クシュっ」と嚙み切るクロワッサンの、味覚と香りとテクスチャーの何もかもが計算づく。高いバランスでまるで「一皿の料理」のように迫ってくる味わいは、「めっちゃたまご」と人気を2分するライバル立ち位置決定です。

そして、変わらずに私たちを迎えてくれるスタッフさんたち。この景色がこの先も変わらずココにあって欲しいと、本気で願うワタクシです。通常、リニューアルといえばメニュー展開が広がることが定石。そこを敢えて、本家本元の「クロワッサン」に絞り込み、クロワッサンの可能性を拓き続ける同店。新たなチャレンジに果敢に挑めるのも「彼女たち」あってこそ。これからも応援しています！

最後に、おまけのトリビアです。こんな風に、クロワッサン生地が1カ所だけ「くるん」とまるくクロワッサンを形成している店内デザインが隠されています！是非とも探してみてくださいね♪